【テレスコ邪王門】 [編集]【赤黒邪王門】の中でも、《謀遠 テレスコ=テレス》を軸にハンデスで攻めるコントロールデッキの一つ。 このデッキの派生として、《謀遠 テレスコ=テレス》をアビス・メクレイド5で出せる事に注目し、カードパワーも高い《邪幽 ジャガイスト》に寄せて展開力を増した【アビス】型がある。
共通の主要カード [編集]
環境において [編集]主要パーツが続々登場したDM23-RP2期からオリジナルを中心に活躍。後ろ寄せ構築の多い環境を突いた結果と言える。 DM23-RP2期最終週末には《凶鬼03号 ガシャゴズラ》でメタクリーチャーを一気に並べる動きを取り入れた型がオリジナルで優勝している。他にも、《バサラ》、《「復活」の鬼 ヨミノ晴明R》など、何が入っても不思議ではない様相を示している。さらに、元々不利であった【青魔導具】に対抗すべく《邪招待》や《ボイル・チャージャー》が入った型まで見られるように。 『超CSV in 新潟』(オリジナル)では予選通過128人中14人が使用と、使用率5位を記録。しかしベスト8は逃している。 この頃までは、シールド回収と《謀遠 テレスコ=テレス》によるハンデス+ドローにより、リソース差を広げてコントロールするハンデス型が基本だった。 『超CSV in 大阪』(オリジナル)では予選通過128人中9人使用と使用率4位タイ(同率に【白赤アーマード・サムライ】)を記録。本戦ではベスト8を記録。 2023年8月11日殿堂レギュレーション改訂から10日近くが経過すると、《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》型の優勝が確認された。次第にアビスシナジーと5枚目以降の《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》であることを重視した《ノラディ:ド:スルーザ》採用型、《ボルシャック・ガラワルド》で打点、除去、手札補充を担う型も見られるように。8月の終わり頃には《鬼寄せの術》で《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》を早出しして打点を補強する型や《百発人形マグナム》で《邪幽 ジャガイスト》などのアビス・メクレイドをループさせて《「すべてを見通す眼だ」》でフィニッシュする型が使われた。 9月には既に【黒緑アビスロイヤル】折衷型の【黒赤緑テレスコ=テレス】なる型がポツポツと入賞していた。 DMGP2023-2ndでも【黒赤緑テレスコ=テレス】が4位に入賞した。 DM23-EX2発売から2週間程度が経過すると、よりアビスに寄せた【黒赤緑アビス】なる【黒赤緑テレスコ=テレス】の派生形の入賞報告が散見されるように。 『ジュニア グランプリ2023』では最上川イッサブロックD4進出デッキに輝いている。 DM23-EX3で《聖邪のサトリ ミント》、《連射のカルマ ユキメ/ショット・水晶チャージャー》、《終斗なる牙 パラノーマル》を獲得。早速投入され、結果を出した。水晶マナシナジーに依存しない、純粋なカードのスペックを買っての新規の採用である。 『全国大会2023』では、このデッキを軸に《アビスベル=覇=ロード》などをタッチした【黒赤緑アビス】が準優勝。 DM24-RP1で【黒赤緑アビス】は《イカリノアブラニ火ヲツケロ》を獲得。 『DMGP2024-1st』Day1個人戦(アドバンス)では【黒赤緑アビス】がベスト128進出者中4人使用と、【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】、【モルトNEXT】と並んで予選実績7位タイ。Day2の3人1チーム戦(オリジナル)では、【黒赤緑アビス】括りで本戦進出の64チーム192人中7人が使用と予選実績7位。ベスト8に3面《イカリノアブラニ火ヲツケロ》4枚積みで《聖魔連結王 ドルファディロム》2枚積みの【黒赤緑アビス】のチームが残っていた。 グランプリ終了後には《DROROOON・バックラスター》を汎用除去として2枚積んだ型がアドバンスで結果を残した。 2024年5月の真ん中過ぎ辺りには、《鬼寄せの術》と《フットレス=トレース/「力が欲しいか?」》の《邪幽 ジャガイスト》早出し札最大8枚体制を活かし、流れで打点と墓地を増やしつつ一気に《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》と《聖魔連結王 ドルファディロム》のセットを揃えて3ターン目からごり押しする型が主流化。 DM24-RP2で《超霊淵 パネスコ=テレス》、《深淵の瘴炉 インシネ=ロウ》を獲得。 DM24-RP2発売直前のアドバンスでは、3枚採用の《深淵の怖豪 キャッシュ=キャラッシュ》で《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》での呼び出し先の装填と手札補充を一度に行う型が確認された(32人参加、優勝)。 DM24-EX1発売前の最終週末には、《ボルメテウス・武者・ドラゴン「武偉」》をループさせてコンボパーツの盾落ちをケアする《復活の祈祷師ザビ・ミラ》型が見られた(アドバンス、33人参加、準優勝)。この頃には《DROROOON・バックラスター》をループさせて《ツタンメカーネン》を無限に出し入れする型が流行。 『超CSⅦ in横浜』(オリジナルでの3人1チーム戦)では【黒赤緑アビス】括りで予選突破のベスト128の384人中2人が使用。【赤黒邪王門】型の【赤黒テレスコ=テレス】もベスト128に1人残ったが、メタクリーチャーやS・トリガー、S・バックなども駆使して《百鬼の邪王門》以外からも幅広くカウンターを狙える独特の調整となっていた。 2024年8月17日付の殿堂レギュレーション施行により、デッキの爆発力の核となる《邪幽 ジャガイスト》が殿堂入りしたため、【アビス】型(【黒赤緑アビス】型)は大幅な弱体化を余儀なくされ事実上消滅し、環境からも姿を消した。 2024年12月中旬には《鬼火と魍魎の決断》を4枚積みした【青黒赤ハンデス】なる【赤黒テレスコ=テレス】の派生形デッキが33人参加のアドバンスのチャンピオンシップで優勝。頃合いを見て超次元ループにより《DROROOON・バックラスター》を無限回出し入れして《ツタンメカーネン》でライブラリアウトを狙うものであった。 【ハンデス】型 [編集]主要カード [編集]
候補カード [編集]
フィニッシャー [編集]
このデッキの回し方 [編集]《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》や《ルピア炎鬼》などのメタカードを立てつつ、チャージャーで早々に5マナ域へ入るか、《鬼寄せの術》での3ターン目《謀遠 テレスコ=テレス》の着地を狙う。 その後は、頃合いを見て《ルピア炎鬼》を添えて《CRYMAX ジャオウガ》の突破力でワンショットを狙うか、適当なクリーチャーでシールドを1枚ずつ割って、相手ターン開始時の《謀遠 テレスコ=テレス》によるハンデスで今引き以外を許さないコントロールをするかに分かれる。 また、《ルピア炎鬼》は自軍のコスト踏み倒しも阻害するため、なるべく立てる前に展開したいところ。自軍の攻撃時に《百鬼の邪王門》を唱えて打点を増やしたりは出来ない。 長所 [編集]ハンデス偏重のおかげで、対コントロール性能は抜群。 ある程度のパワーのあるクリーチャーで固められるため、相手の軽量級除去が刺さらない。 《コッコ・武・ルピア》を無理なく採用でき、相手の墓地リセット、《百鬼の邪王門》で削れた山札回復、単体除去を兼ね備える万能カードとして活躍させられる。 豊富なハンデス札のおかげでハンデスにおける《謀遠 テレスコ=テレス》への依存度が低い。 短所 [編集]詰めにおいて、相手のS・トリガーへの対策を《ルピア炎鬼》に依存するため、クリーチャーコスト踏み倒しを伴わない呪文防御札、オールタップやS・トリガー獣によって切り返すデッキは若干苦手。それでも、大抵の場合は豊富なメタカードと相手ターン開始時の《謀遠 テレスコ=テレス》のハンデスのおかげで、詰めに失敗してもリカバリーはしやすく、フィニッシャーらしいフィニッシャーに拘らなくとも勝ちに行ける。 デッキ構築に左右される点ではあるが、単色の火文明の採用数が少なくなる傾向がある。 軽量級墓地利用メタに乏しい上に速度も出そうと思わない限りそれほど高くないため、【青魔導具】のようなそれなりの速度のコンボデッキも苦手。 打点も意識して補強しないと並びにくい。ウィニー程ではないが、パワー5000以下のクリーチャーをターンをかけて展開するため、それを無に帰す《飛翔龍 5000VT》は弱点の1つ。 除去を積むスペースがあまりないため、例えば【絶望神サガループ】は《氷牙レオポル・ディーネ公》のクリーチャー面を立てておくことでこのデッキとのリソース勝負に勝てる場合があったりする。 個々のカードパワーは低いため、【5色ザーディクリカ】のようなカードパワーの高いデッキとの対面では序盤を凌げないと崩れやすい。 【アビス】型 [編集]《謀遠 テレスコ=テレス》よりも爆発力が高い《邪幽 ジャガイスト》のカードパワーが強力かつ動きの起点になるため、【赤黒テレスコ=テレス】改め【赤黒ジャガイスト】とも呼ばれる。
主要カード [編集]
候補カード [編集]
候補カード(アビス以外) [編集]
このデッキの回し方 [編集]《鬼寄せの術》などによる早出しを狙う事に変わりはないが、その出し先に《邪幽 ジャガイスト》が加わり、アビス・メクレイド5とリアニメイトによる展開力を相手に押し付けて物量で攻める。 小型クリーチャーには、引き続き《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》などメタクリーチャーや除去カードを採用し、《鬼寄せの術》か《フットレス=トレース/「力が欲しいか?」》が無い場合の足止めに徹してもらうのが良い。 長所 [編集]《百鬼の邪王門》の出し先として最高峰とも言える、確定除去を放ち返しのターンでアビス・W・メクレイド5による後続確保が可能な《邪闘 シス》が無理なく採用でき、アビスシナジーをこれ以上なく活かせる。 《鬼寄せの術》と《「力が欲しいか?」》の2種による中量級の早出し手段があり、出し先も《謀遠 テレスコ=テレス》と《邪幽 ジャガイスト》の2種に増えている。 《爆霊魔 タイガニトロ》によるハンデスに固執する必要が無くなったため、単色の火文明の採用枚数が比較的自由になった。 短所 [編集]ハンデス型と違い、デッキ構築の段階で意識してアビス以外のメタカードを採用しないと、攻め込む際のS・トリガーケアが出来ない。 コスト踏み倒しを多用するため、ハンデス型と比較してコスト踏み倒しメタや《流星のガイアッシュ・カイザー》に弱い。 クリーチャー限定とはいえピーピングハンデスを行う《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》が居るため、ハンデスの質ではハンデス型に若干勝るものの、ハンデスを行えるカードの採用枚数自体は減っているため、相手の手札リソースは削りにくい。 コスト5のアビスかつブロッカーが、攻めの起点でもあり守りでもあるため、《奇天烈 シャッフ》や《♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》がクリティカルに刺さるようになった。 長所でも一部記載したが、ハンデス型以上にデッキスロットの自由枠は少なくアビスシナジーに依存するため、【黒単アビス】や【黒緑アビス】と似た弱点を持ち得る。 《邪幽 ジャガイスト》の殿堂入りにより、爆発力とハンデスの量が大幅に減ってしまったため、初案の【ハンデス】型との差別化が難しくなった。 【黒赤緑アビス】型 [編集]
アビス型(【赤黒ジャガイスト】)に【黒緑アビス】のパワーカードを採用して、展開力や相手のデッキへの対応力を更に増したデッキタイプ。 サンプルレシピ:【黒赤緑アビス】(『全国大会2023』準優勝) [編集]
参考 [編集]タグ:
[1] ターン・プレイヤーのアタックトリガーやそこで出たcipなどが終わってから非ターン・プレイヤーの「攻撃する時」が使えるため、《轟く侵略 レッドゾーン》などのcipも回避してEXライフで防ぐことができる。 |