【テレスコ邪王門】 [編集]

【赤黒邪王門】の中でも、《謀遠 テレスコ=テレス》を軸にハンデスで攻めるコントロールデッキの一つ。
《謀遠 テレスコ=テレス》が起点かつデッキの核となる事から【赤黒テレスコ=テレス】とも呼ばれる。

このデッキの派生として、《謀遠 テレスコ=テレス》アビスメクレイド5で出せる事に注目し、カードパワーも高い《邪幽 ジャガイスト》に寄せて展開力を増した【アビス】型がある。
アビス型においては、《アビスベル=覇=ロード》《ア:エヌ:マクア》などの既存の【黒緑アビス】と組み合わせ、コスト5のアビスシナジーにフォーカスした【黒赤緑アビス】型が更に派生しており、こちらも当ページで扱う。
また、このデッキが成立した初期段階の構築を【ハンデス】型と呼称して解説する。

謀遠 テレスコ=テレス VR 闇文明 (5)
クリーチャー:アビスロイヤル 5000+
ブロッカー
パワード・ブレイカー
相手のターンのはじめに、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
相手が自身の手札を1枚捨てた時、自分はカードを1枚引いてもよい。
手札が1枚もないプレイヤーひとりにつき、このクリーチャーのパワーを+5000する。
鬼寄せの術 R 闇/火文明 (2)
呪文:鬼札王国
自分のシールドを1つ選び、手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
このターン、次に召喚する自分の闇または火のクリーチャーの召喚コストを最大4少なくしてもよい。ただし、コスト0以下にならない。
百鬼の邪王門 R 闇/火文明 (6)
呪文:鬼札王国
<鬼エンド>クリーチャーが攻撃する時、シールドが1つもないプレイヤーがいて、自分のマナゾーンに闇のカードと火のカードがそれぞれ1枚以上あれば、この呪文を自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。
自分の山札の上から4枚を墓地に置く。こうして墓地に置いたカードの中から、闇または火のコスト6以下の進化ではないクリーチャーを1体選び、出す。その後、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その2体をバトルさせる。

共通の主要カード [編集]

《謀遠 テレスコ=テレス》コンセプト。継続的なハンデスドローによってリソースに差をつける
《鬼寄せの術》コスト5以上の中量級の早期着地
《百鬼の邪王門》防御札。他の《百鬼の邪王門》を使うデッキとは異なり、鬼エンドを能動的に使うことはまれ

環境において [編集]

主要パーツが続々登場したDM23-RP2期からオリジナルを中心に活躍。後ろ寄せ構築の多い環境を突いた結果と言える。

DM23-RP2期最終週末には《凶鬼03号 ガシャゴズラ》でメタクリーチャーを一気に並べる動きを取り入れた型がオリジナルで優勝している。他にも、《バサラ》《「復活」の鬼 ヨミノ晴明R》など、何が入っても不思議ではない様相を示している。さらに、元々不利であった【青魔導具】に対抗すべく《邪招待》《ボイル・チャージャー》が入った型まで見られるように。

超CSV in 新潟』(オリジナル)では予選通過128人中14人が使用と、使用率5位を記録。しかしベスト8は逃している。

この頃までは、シールド回収《謀遠 テレスコ=テレス》によるハンデスドローにより、リソース差を広げてコントロールするハンデス型が基本だった。
DM23-EX1《邪幽 ジャガイスト》が登場すると、そちらを軸としたアビスメクレイド折衷型>アビス型が一気に主流化。
同時期にはハンデス型に《魔王と天使のカナシミ》を採用して、シールド回収によるリソース確保とハンデスの量を増した構築も確認された。

超CSV in 大阪』(オリジナル)では予選通過128人中9人使用と使用率4位タイ(同率に【白赤アーマード・サムライ】)を記録。本戦ではベスト8を記録。

2023年8月11日殿堂レギュレーション改訂から10日近くが経過すると、《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》型の優勝が確認された。次第にアビスシナジーと5枚目以降の《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》であることを重視した《ノラディ:ド:スルーザ》採用型、《ボルシャック・ガラワルド》で打点、除去、手札補充を担う型も見られるように。8月の終わり頃には《鬼寄せの術》《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》を早出しして打点を補強する型や《百発人形マグナム》《邪幽 ジャガイスト》などのアビスメクレイドをループさせて《「すべてを見通す眼だ」》でフィニッシュする型が使われた。

9月には既に【黒緑アビスロイヤル】折衷型の【黒赤緑テレスコ=テレス】なる型がポツポツと入賞していた。

DMGP2023-2ndでも【黒赤緑テレスコ=テレス】が4位に入賞した。

DM23-EX2発売から2週間程度が経過すると、よりアビスに寄せた【黒赤緑アビス】なる【黒赤緑テレスコ=テレス】の派生形の入賞報告が散見されるように。

ジュニア グランプリ2023』では最上川イッサブロックD4進出デッキに輝いている。

DM23-EX3《聖邪のサトリ ミント》《連射のカルマ ユキメ/ショット・水晶チャージャー》《終斗なる牙 パラノーマル》を獲得。早速投入され、結果を出した。水晶マナシナジーに依存しない、純粋なカードスペックを買っての新規の採用である。

全国大会2023』では、このデッキを軸に《アビスベル=覇=ロード》などをタッチした【黒赤緑アビス】が準優勝。

DM24-RP1で【黒赤緑アビス】は《イカリノアブラニ火ヲツケロ》を獲得。

DMGP2024-1st』Day1個人戦(アドバンス)では【黒赤緑アビス】がベスト128進出者中4人使用と、【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】【モルトNEXT】と並んで予選実績7位タイ。Day2の3人1チーム戦(オリジナル)では、【黒赤緑アビス】括りで本戦進出の64チーム192人中7人が使用と予選実績7位。ベスト8に3面《イカリノアブラニ火ヲツケロ》4枚積み《聖魔連結王 ドルファディロム》2枚積みの【黒赤緑アビス】のチームが残っていた。

グランプリ終了後には《DROROOON・バックラスター》を汎用除去として2枚積んだ型がアドバンスで結果を残した。

2024年5月の真ん中過ぎ辺りには、《鬼寄せの術》《フットレス=トレース/「力が欲しいか?」》《邪幽 ジャガイスト》早出し札最大8枚体制を活かし、流れで打点と墓地を増やしつつ一気に《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》《聖魔連結王 ドルファディロム》のセットを揃えて3ターン目からごり押しする型が主流化。
またこの頃には、《深淵の怖豪 キャッシュ=キャラッシュ》をアタックトリガーで出して《レーホウ・衛・デカッチ》を砕くことで打点補強する型も見られた(オリジナル、37人参加、優勝)。
同月下旬には雑殴り用に《勝熱英雄 モモキング》を1枚積みし、同時に大雑把なロックとして《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》を1枚採用した型も確認された(オリジナル、64人、優勝)。
6月上旬には《百鬼の邪王門》との相性から《ド:スモンマー》を2枚採用した型もアドバンスで結果を出した。
同月にはアドバンス《復活の祈祷師ザビ・ミラ》型としては《死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》型が主流となった。

DM24-RP2《超霊淵 パネスコ=テレス》《深淵の瘴炉 インシネ=ロウ》を獲得。

DM24-RP2発売直前のアドバンスでは、3枚採用の《深淵の怖豪 キャッシュ=キャラッシュ》《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》での呼び出し先の装填と手札補充を一度に行う型が確認された(32人参加、優勝)。

DM24-EX1発売前の最終週末には、《ボルメテウス・武者・ドラゴン「武偉」》ループさせてコンボパーツの盾落ちをケアする《復活の祈祷師ザビ・ミラ》型が見られた(アドバンス、33人参加、準優勝)。この頃には《DROROOON・バックラスター》をループさせて《ツタンメカーネン》を無限に出し入れする型が流行。

超CSⅦ in横浜』(オリジナルでの3人1チーム戦)では【黒赤緑アビス】括りで予選突破のベスト128の384人中2人が使用。【赤黒邪王門】型の【赤黒テレスコ=テレス】もベスト128に1人残ったが、メタクリーチャーやS・トリガー、S・バックなども駆使して《百鬼の邪王門》以外からも幅広くカウンターを狙える独特の調整となっていた。

2024年8月17日付の殿堂レギュレーション施行により、デッキの爆発力の核となる《邪幽 ジャガイスト》殿堂入りしたため、【アビス】型(【黒赤緑アビス】型)は大幅な弱体化を余儀なくされ事実上消滅し、環境からも姿を消した。

2024年12月中旬には《鬼火と魍魎の決断》4枚積みした【青黒赤ハンデス】なる【赤黒テレスコ=テレス】の派生形デッキが33人参加のアドバンスのチャンピオンシップで優勝。頃合いを見て超次元ループにより《DROROOON・バックラスター》を無限回出し入れして《ツタンメカーネン》ライブラリアウトを狙うものであった。

【ハンデス】型 [編集]

主要カード [編集]

《ルピア炎鬼》溜めた盤面を活かしてカウンター封じながらワンショット
《一王二命三眼槍》敗北回避能力のエキスパート。鬼エンドで展開も
《悪縁 ガクブッチ=リッチーモア》まとまった数の墓地回収がcipでできる、6コスト7000スレイヤーブロッカー
《百鬼の邪王門》《一王二命三眼槍》回収することで守りを固める

候補カード [編集]

《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》大量展開メタ
《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》対「普通のコスト踏み倒し」用のコスト踏み倒しメタ《CRYMAX ジャオウガ》プラン用のダイレクトアタック要員にも
《星空に浮かぶニンギョ》マナブーストメタ
《U・S・A・BRELLA》耐性付き手札以外メタ
《コッコ・武・ルピア》継続的な墓地利用メタ《百鬼の邪王門》で削れた山札回復にも
《コダマダンス・チャージャー》1枚シールド回収する単色3コストチャージャー鬼エンド促進に
《リロード・チャージャー》実質1ドロー1ディスカードチャージャー
《ボイル・チャージャー》コスト2以下をカード指定除去するチャージャー
《セルリアン・アックス・ドラゴン/ダブルアックス・チャージャー》7コスト9000で効果バトルだけを持つ/手札交換付き3コストチャージャー
《絶望と反魂と滅殺の決断》除去ハンデスリアニメイトがこれ1枚に
《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》5枚目以降の《テレスコ=テレス》 《百鬼の邪王門》《超神羅星アポロ》に延命[1]
《ボルシャック・NEX/スーパー・スパーク》《コッコ・武・ルピア》《ルピア炎鬼》をタダ出し
《ボルシャック・ガラワルド》盤面を広げた相手に対する効果バトルでの除去ドローを兼ねる
《爆霊魔 タイガニトロ》《テレスコ=テレス》と相性抜群の大規模ハンデス
《秩序の意志》【速攻】対策
《単騎連射 マグナム》自ターンに相手のクリーチャーがバトルゾーンに出ることを一切封じる
《アーテル・ゴルギーニ》リアニメイトパワー低下墓地肥やしの中から2回使える上に耐性持ちのブロッカー
《終斗なる牙 パラノーマル》単純なハンデス強化兼ブロッカー枠として
《聖邪のサトリ ミント》cipランダムハンデスし、相手が手札を捨てた時ターン1ドローできる軽量版《テレスコ=テレス》。水晶武装はおまけ
《魔王と天使のカナシミ》シールド回収しつつランダムハンデスを撃つ。鬼エンドを考慮したり、ハンデスの質を落とさずに自分のリソースを枯渇させたくない場合に

フィニッシャー [編集]

このデッキの回し方 [編集]

《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》《ルピア炎鬼》などのメタカードを立てつつ、チャージャーで早々に5マナ域へ入るか、《鬼寄せの術》での3ターン《謀遠 テレスコ=テレス》の着地を狙う。
メタカードハンデスで動きの鈍い相手に、《爆霊魔 タイガニトロ》《謀遠 テレスコ=テレス》《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》)のセットでオールハンデスを直撃させるのが理想的。

その後は、頃合いを見て《ルピア炎鬼》を添えて《CRYMAX ジャオウガ》の突破力でワンショットを狙うか、適当なクリーチャーシールドを1枚ずつ割って、相手ターン開始時《謀遠 テレスコ=テレス》によるハンデス今引き以外を許さないコントロールをするかに分かれる。
大体の場合、《謀遠 テレスコ=テレス》などのハンデスドローによるコントロールをしてる最中に、フィニッシャー《ルピア炎鬼》を引き込み、一気呵成に攻め込むことになる。
可能であれば、ワンショットの最中に《悪縁 ガクブッチ=リッチーモア》シビルカウント5達成時のオールハンデスを放ち、ワンショット失敗時の反撃をケアできれば尚良い。もしくは、《謀遠 テレスコ=テレス》《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》を複数体立てておき、割ったシールドを即座にハンデス出来る状況を整えておくべきだろう。

また、《ルピア炎鬼》は自軍のコスト踏み倒しも阻害するため、なるべく立てる前に展開したいところ。自軍の攻撃時に《百鬼の邪王門》を唱えて打点を増やしたりは出来ない。

長所 [編集]

ハンデス偏重のおかげで、対コントロール性能は抜群。
《百鬼の邪王門》《一王二命三眼槍》の防御だけでなくブロッカー除去もそれなりにあり、ビートダウンにも強い。

ある程度のパワーのあるクリーチャーで固められるため、相手の軽量級除去が刺さらない。

《コッコ・武・ルピア》を無理なく採用でき、相手の墓地リセット《百鬼の邪王門》で削れた山札回復、単体除去を兼ね備える万能カードとして活躍させられる。

豊富なハンデス札のおかげでハンデスにおける《謀遠 テレスコ=テレス》への依存度が低い。
《謀遠 テレスコ=テレス》1枚で担える役割が極めて多いため、デッキ構築の自由度は折り紙付き。自由枠はメインデッキの4割程度となる。

短所 [編集]

詰めにおいて、相手のS・トリガーへの対策を《ルピア炎鬼》に依存するため、クリーチャーコスト踏み倒しを伴わない呪文防御札オールタップS・トリガー獣によって切り返すデッキは若干苦手。それでも、大抵の場合は豊富なメタカードと相手ターン開始時《謀遠 テレスコ=テレス》ハンデスのおかげで、詰めに失敗してもリカバリーはしやすく、フィニッシャーらしいフィニッシャーに拘らなくとも勝ちに行ける。
また、《ルピア炎鬼》は自分の《百鬼の邪王門》を妨害してしまうため、除去されずにダイレクトアタックを受けた場合は《一王二命三眼槍》に頼らざるを得なくなる。《ルピア炎鬼》は強力なメタカードではあるが、扱いには使い手のプレイングが求められる。

デッキ構築に左右される点ではあるが、単色火文明の採用数が少なくなる傾向がある。
そのため、3ターン目に《鬼寄せの術》《謀遠 テレスコ=テレス》早出しの強力な動きをするために、1ターン目は色確保で《百鬼の邪王門》など強力な多色カードを泣く泣くマナチャージせざるを得ない場面が多々ある。
しかし、その対策で単色火文明の採用数を増やすと、《爆霊魔 タイガニトロ》マナ武装達成の足枷になるジレンマを抱えることになるなど、構築の段階で採用カードに悩まされ、マナチャージにも悩まされる。
ハンデス系デッキの中でも、ただハンデスすれば良いだけではない、使い手に求められる力量が高いデッキの1つと言えるだろう。

軽量級墓地利用メタに乏しい上に速度も出そうと思わない限りそれほど高くないため、【青魔導具】のようなそれなりの速度のコンボデッキも苦手。
ハンデスデッキの宿命として、マナさえあれば今引きからループに突入される【青黒緑グラスパーループ】などは大の苦手。《魔天降臨》で対策しようにも殿堂入りであり引けるとは限らず、《ルピア炎鬼》によるコスト踏み倒しメタは後述の理由で《飛翔龍 5000VT》今引きされた場合に切り返されるため、基本的に【赤黒テレスコ=テレス】側が強引に攻めざるを得ない展開になる。

打点も意識して補強しないと並びにくい。ウィニー程ではないが、パワー5000以下のクリーチャーをターンをかけて展開するため、それを無に帰す《飛翔龍 5000VT》は弱点の1つ。
加えて、自らシールド回収するカードが多いため、対戦時間を過ぎた場合にシールド枚数差で勝敗を決する場では非常に弱い。

除去を積むスペースがあまりないため、例えば【絶望神サガループ】《氷牙レオポル・ディーネ公》のクリーチャー面を立てておくことでこのデッキとのリソース勝負に勝てる場合があったりする。

個々のカードパワーは低いため、【5色ザーディクリカ】のようなカードパワーの高いデッキとの対面では序盤を凌げないと崩れやすい。

【アビス】型 [編集]

《謀遠 テレスコ=テレス》よりも爆発力が高い《邪幽 ジャガイスト》カードパワーが強力かつ動きの起点になるため、【赤黒テレスコ=テレス】改め【赤黒ジャガイスト】とも呼ばれる。
ハンデスを少々削る代わりに展開力と爆発力を得たアビス種族を活かした派生デッキ。
2024年8月17日付で《邪幽 ジャガイスト》殿堂入りしたため、展開力の再現性を失い大幅な弱体化を余儀なくされた。

邪幽 ジャガイスト VIC 闇文明 (5)
クリーチャー:アビスドラゴン 9000
ブロッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、自分の手札を2枚捨ててもよい。そうしたら、アビス・メクレイド5する。
各ターンに一度、自分の山札からクリーチャーが出た時、そのクリーチャーのコスト以下のアビス・クリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。そのターン、そのアビスは相手プレイヤーを攻撃でき、そのターン中に攻撃したら、ターンの終わりに山札の下に置く。
※殿堂入り
フットレス=トレース UC 闇文明 (4)
クリーチャー:アビスロイヤル 4000
ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手のクリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
自分のターンの終わりに、自分の山札の上から1枚を墓地に置く。その後、闇のカードを1枚、自分の墓地から手札に戻してもよい。
「力が欲しいか?」 UC 闇文明 (4)
呪文:アビスへの誘い
アビス・メクレイド5する。(アビス・メクレイド5:自分の山札の上から3枚を見る。その中から、コスト5以下のアビスを1枚、コストを支払わずに使ってもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く)

主要カード [編集]

候補カード [編集]

《ド:ノラテップ》スレイヤー アビスコスト軽減
《ノラディ:ド:スルーザ》5枚目以降の《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》として、アビスに寄せながらハンデスを重視する場合に
《邪招待》相手のコスト4以下のエレメント山札下送り
《邪闘 シス》アビスラッシュ持ちW・ブレイカーcipで敵獣1体に-∞ものパワー低下を放ち、攻撃時にアビス・W・メクレイド5
《邪龍 ジャブラッド》cipアビス攻撃時墓地肥やし&アビスに破壊耐性
《ヨービリン=リリン/「……誰を呼びたい?」》クリーチャー破壊時、1ドロー/相手のクリーチャーを1体パワーを-6000
《漆黒の深淵 ジャシン帝》タマシード/クリーチャーcipで1枚墓地肥やし墓地の枚数未満のコストの相手1体を破壊
攻撃時で6以下1体リアニメイト
《サーイ=サイクル》自分のターンの初めにシールド回収&墓地加速
《信眼!ジェンゲガーvs.シェケダン》cipで自分のシールドを1つ回収
自分のシールドゾーンカード離れた時任意墓地回収
《深淵の瘴炉 インシネ=ロウ》cipハンデスと、ハンデス1枚につき-3000のパワー低下を放つ
《悪縁 ガクブッチ=リッチーモア》《百鬼の邪王門》の出し先兼《百鬼の邪王門》回収可能。アビスメクレイド5との兼ね合いが悪いのが難点
《超霊淵 パネスコ=テレス》SA&W・ブレイカー
自身が離れる時かわりに自分の他のクリーチャー破壊できる
ハイパーモード召喚以外で出た相手のクリーチャーを破壊する

候補カード(アビス以外) [編集]

このデッキの回し方 [編集]

《鬼寄せの術》などによる早出しを狙う事に変わりはないが、その出し先に《邪幽 ジャガイスト》が加わり、アビスメクレイド5とリアニメイトによる展開力を相手に押し付けて物量で攻める。
アビスメクレイド5に必要な手札コストシールド回収で補う事ができ、《謀遠 テレスコ=テレス》リアニメイトすることで、次ターン以降のリソースも確保できる。
4マナにさえ到達すれば、《フットレス=トレース/「力が欲しいか?」》でも同様の動きが可能となる。クリーチャー面も、1度唱えた《百鬼の邪王門》回収するなど、臨機応変な対応が可能。

小型クリーチャーには、引き続き《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》などメタクリーチャー除去カードを採用し、《鬼寄せの術》《フットレス=トレース/「力が欲しいか?」》が無い場合の足止めに徹してもらうのが良い。
また、基本的にT・ブレイカー以上を持つクリーチャーが居ないため、序盤に小型クリーチャーで1点シールドブレイクして小突いておく事も重要となる。

長所 [編集]

《百鬼の邪王門》の出し先として最高峰とも言える、確定除去を放ち返しのターンでアビスW・メクレイド5による後続確保が可能な《邪闘 シス》が無理なく採用でき、アビスシナジーをこれ以上なく活かせる。

《鬼寄せの術》《「力が欲しいか?」》の2種による中量級の早出し手段があり、出し先も《謀遠 テレスコ=テレス》《邪幽 ジャガイスト》の2種に増えている。
そのため、早出しする動きの再現性が長所であったが、《邪幽 ジャガイスト》殿堂入りにより上振れ要素となったため、現在の《謀遠 テレスコ=テレス》の早出しについては【ハンデス】型とあまり大差ない。
《フットレス=トレース/「力が欲しいか?」》によるアビスシナジーの活用先を増やすことで差別化を図る必要がある。

《爆霊魔 タイガニトロ》によるハンデスに固執する必要が無くなったため、単色火文明の採用枚数が比較的自由になった。
ただし、主要なアビスクリーチャー《百鬼の邪王門》デッキの半分以上は固定枠となるため、ハンデス型以上に自由枠は少ない。

短所 [編集]

ハンデス型と違い、デッキ構築の段階で意識してアビス以外のメタカードを採用しないと、攻め込む際のS・トリガーケアが出来ない。

コスト踏み倒しを多用するため、ハンデス型と比較してコスト踏み倒しメタ《流星のガイアッシュ・カイザー》に弱い。

クリーチャー限定とはいえピーピングハンデスを行う《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》が居るため、ハンデスの質ではハンデス型に若干勝るものの、ハンデスを行えるカードの採用枚数自体は減っているため、相手の手札リソースは削りにくい。

コスト5のアビスかつブロッカーが、攻めの起点でもあり守りでもあるため、《奇天烈 シャッフ》《♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》がクリティカルに刺さるようになった。

長所でも一部記載したが、ハンデス型以上にデッキスロットの自由枠は少なくアビスシナジーに依存するため、【黒単アビス】【黒緑アビス】と似た弱点を持ち得る。

《邪幽 ジャガイスト》殿堂入りにより、爆発力とハンデスの量が大幅に減ってしまったため、初案の【ハンデス】型との差別化が難しくなった。
一応、《超霊淵 パネスコ=テレス》《深淵の瘴炉 インシネ=ロウ》アビスメクレイド5から出せるカードでリペアは可能だが、肝心の爆発力の再現性をかなり失ってしまっているため、現状、逆にアビスに拘る事自体がカードの採用を狭める欠点になってしまっている感は否めない。
リペア候補で上記した《超霊淵 パネスコ=テレス》《深淵の瘴炉 インシネ=ロウ》についても、【ハンデス】型であれば《ルピア炎鬼》の方がコスト踏み倒しメタとしては強力であり、ハンデスカードの採用数では及ばず、強力なフィニッシャーとして《CRYMAX ジャオウガ》も控えているため、アビスメクレイドでアクセスできる1点を除いてほぼ勝る点が無い。
今後の【アビス】型構築おいては、いかにアビスメクレイドを活用できるか、そこからフィニッシャーを用意できるかに掛かっているといっても過言ではないだろう。

【黒赤緑アビス】型 [編集]

アビスベル=覇=ロード OR 闇/自然文明 (7)
クリーチャー:アビスロイヤル 11000
革命チェンジ:コスト5以上のアビス
自分のアビスすべてに「マッハファイター」を与える。
W・ブレイカー
自分のターンの終わりに、コスト6以下のアビス・クリーチャーを1体、自分の墓地またはマナゾーンから出してもよい。
各ターン、相手のクリーチャーがはじめて攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。

アビス型(【赤黒ジャガイスト】)に【黒緑アビス】パワーカードを採用して、展開力や相手のデッキへの対応力を更に増したデッキタイプ
メタカードの採用はほぼ無く、代わりに《「必然」の頂 リュウセイ/「オレの勝利だオフコース!」》などのメタクリーチャー除去を採用し、コントロールよりも中速ビートダウンに近くなっている。

サンプルレシピ:【黒赤緑アビス】(『全国大会2023』準優勝) [編集]

参考 [編集]


[1] ターン・プレイヤーアタックトリガーやそこで出たcipなどが終わってから非ターン・プレイヤーの「攻撃する時」が使えるため、《轟く侵略 レッドゾーン》などのcipも回避してEXライフで防ぐことができる。