【ヘブンズ・ゲート】 (デュエプレ) [編集]

概要 [編集]

DMPP-04《ヘブンズ・ゲート》が登場したことにより誕生したデッキタイプ
高いカードパワーを持つ大型ブロッカーコスト踏み倒して盤面を制圧する。
TCG版同様に「【天門】」と呼ばれ、環境に合わせた主軸となるカードの名称の一部を取って【○○天門】と呼称される事も多い。

New Divisionでは以下の期間で、《ヘブンズ・ゲート》が使用可能である。

  • DMPP-04リリースから2021年12月16日メンテナンス前まで
  • DMPB-03リリースから2023年12月ごろまで
ヘブンズ・ゲート VR 光文明 (6)
呪文
S・トリガー
光の「ブロッカー」を持つ、進化ではないクリーチャーを2体まで、自分の手札からバトルゾーンに出す。
  1. 【5色ヘブンズ・ゲート】(DMPP-28〜)]
  2. 【トリガーロージア】のリペア(DMPP-26〜)
  3. 【白単ジャスティス・プラン天門】(DMPP-23〜)
  4. 【白青ヘブンズ天門アルファリオン】(DMPP-23)
  5. 対《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》について (DMPP-20)
  6. 【アガサ天門】(DMPP-19)
  7. 【ルドルフ天門】(DMPB-03)
  8. 【エル・ドラード天門】(DMPP-15)
  9. DMPP-11期
  10. DMPP-10、DMPP-10EX期
  11. 【サンゾン天門】(DMPP-09)
  12. 【ゲオルグ天門】(DMPP-08、DMPP-08EX)
  13. 【5色ヘブンズ・ゲート】(DMPP-04〜DMPP-07)
  14. 歴史

【5色ヘブンズ・ゲート】(DMPP-27〜) [編集]

《ヘブンズ・ゲート》に《神聖貴 ニューゲイズ》を中心とした【5色コントロール】の要素を加えたタイプのデッキ。
通称は昔と同様【5C天門】もしくは【ニューゲイズ天門】

「ヘブンズ・ゲート」と銘打っているが採用されるブロッカーはもっぱら《封印の精霊龍 ヴァルハラ・パラディン》《五極 ギャツビー》などの限られたクリーチャーのみであり、あとは5色コントロールでも採用されるカードを取捨選択して使用する。

環境に合わせて多種多様なカードを採用できる《ニューゲイズ》に《ヘブンズ・ゲート》のカウンター性能をプラスすることができ、様々なデッキタイプに対応することが可能。マッドネスやメタカードも搭載することができる。

ただ、単独でもデッキコンセプトとして機能する要素を複合させている都合上、デッキスロットは常にカツカツになる。天門デッキでありながらブロッカーは6体程度という状況もありうる。
環境や仮想敵を読んで適宜カードの投入、および枚数は吟味する必要がある。

《封印の精霊龍 ヴァルハラ・パラディン》登場時に盾を追加し相手の動きを止めることができるブロッカー
《五極 ギャツビー》盾を増やしつつ手札の質も上げることができるブロッカー。デッキを捲った上で手札補充できるという点は5色コントロールの要素を持つこのデッキでは特に重要。《ヴァルハラ・パラディン》と同時に出すことで相手クリーチャーをロックすることもできる
《神聖貴 ニューゲイズ》状況に合わせて各種ドラグハートを使い分けることができるデッキの核。《ヘブンズ・ヘブン》はこのカードの効果で出す
《音感の精霊龍 エメラルーダ》5Cデッキなので《ヘブンズ・ゲート》以外のSTを仕込んでおくことも

【トリガーロージア】のリペア(DMPP-26〜) [編集]

文字通り、【トリガーロージア】の肝である《真聖教会 エンドレス・ヘブン》ナーフの穴を埋めるために誕生したデッキ。俗称は【ギャツビー天門】。

結果的に、《聖龍の翼 コッコルア》《信頼の玉 ララァ》の依存度が高すぎるという【白単ドラグハート】の弱点が《ヘブンズ・ゲート》などS・トリガーでカバーできるようになり、【レッドゾーン】への高い勝率を獲得した。

構築論はTCG版の革命編期大会「デュエルマ☆スターカップ全国大会2015 日本一決定戦」優勝の、《五極 ギャツビー》を採用して白青タッチした【ヘブンズ・ゲート】に近いものがある。ただし最終的に殴ってフィニッシュするという部分は共通するが、そちらはウルトラシールド・プラス《音感の精霊龍 エメラルーダ》暴発で大量にカードを踏み倒す機構を持つ。

《五極 ギャツビー》《ヘブンズ・ゲート》よりも、基本的に《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》から出す大型ブロッカー
《究極ゲート》除去S・トリガー呪文。運次第で《ギャツビー》を山札からタダ出しできる
《真・龍覇 ヘブンズロージア》【白単ドラグハート】と同じくデッキの主軸
《ドラゴンズ・サイン》《ヘブンズロージア》の相方
《提督の精霊龍 ボンソワール》《ドラサイ》シナジーあり
《音感の精霊龍 エメラルーダ》《ドラサイ》シナジーあり
《埋没のカルマ オリーブオイル》山札回復にも使うが墓地利用メタの側面が強くなった。《ボンソワール》でキャッチ可能
《龍脈術 水霊の計》水のマナ基盤になり、カード指定除去/3ドローから選択するS・トリガー呪文
《サイバー・ブック》S・トリガー呪文のドローソースなのでT・ブレイク時の同時トリガーで先に唱えて《ヘブゲ》や《ドラサイ》のクリーチャーを確保しに行ける
《支配のオラクルジュエル》《デス・スモーク》オールタップS・トリガー呪文

超次元ゾーン(抜粋) [編集]

《不滅槍 パーフェクト》【ボアロコントロール】《霊騎ラグマール》《古龍遺跡エウル=ブッカ》対策
《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》【ヘブンズ・ゲート】とコンセプトが合う。ドラグハート・クリーチャー面はフィニッシャー
《真聖教会 エンドレス・ヘブン》ドラグハート・クリーチャー面はフィニッシャー

【白単ジャスティス・プラン天門】(DMPP-23〜) [編集]

手札補充は《ジャスティス・プラン》に任せる型。

《ヘブンズ・ゲート》の有無は抜きにして、【白単ドラグハート】と同一視される。詳細はそちらを参照。

【白青ヘブンズ天門アルファリオン】(DMPP-23) [編集]

ひたすらドローソースで手札を集めて、《天門の精霊ヘブンズ》を絡めて大量にエンジェル・コマンドを出し、《聖霊王アルファリオン》G・ゼロで着地させ蓋をする。

天門の精霊ヘブンズ VR 光文明 (8)
クリーチャー:エンジェル・コマンド 9500
ブロッカー
W・ブレイカー
バトルゾーンに出た時、自分の手札から光の「ブロッカー」を持つ進化ではないクリーチャー1枚をバトルゾーンに出してもよい。
聖霊王アルファリオン SR 光/水文明 (10)
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド 15500
G・ゼロ:バトルゾーンに自分のエンジェル・コマンド5体以上
進化-エンジェル・コマンド
T・ブレイカー
相手は呪文を唱えられない。
相手のクリーチャーを召喚するコストは5多くなる。

《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》について (DMPP-20) [編集]

ビッグマナ《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》の採用率が高くなっているが、【ヘブンズ・ゲート】という枠組みを崩さない場合では、ドラゴンもコマンドも持たない非進化の光ブロッカーに多少の価値が生まれた。

カード名種族コスト特徴
《閃光の神官 ヴェルベット》オラクル(9)DMPP-21で登場。常在型能力で相手にクリーチャーをタップインさせる
《光器セイント・マリア》メカ・デル・ソル/ハンター(9)唯一のT・ブレイカー。自身含め、自分のターン終了時に全員アンタップ&ハンターアンタップで盾追加
《天国の女帝 テレジア》メカ・デル・ソル/ハンター(8)自分のターン開始時、任意で、進化も出せる《スターゲイズ・ゲート》効果
《勝利の女神ジャンヌ・ダルク》メカ・デル・ソル/ハンター(7)cipAT、ブロック時ごとに、相手獣を2体までタップできる
《光器シャン・ベル》メカ・デル・ソル/ハンター(6)上のクリーチャーで固めていれば、《永遠のリュウセイ・カイザー》タップイン《ウソと盗みのエンターテイナー》で出てすぐ破壊されそうになっても、ディスカードで耐えることができる
《光器サーシャ》メカ・デル・ソル(8)《ベートーベン》などドラゴンとのバトル中、パワーが15500に到達する
《偽りの名 イーサン》アンノウン(7)タップスキル《アポカリプス・デイ》効果
《霊王機トリファリオン》アーク・セラフィム/グレートメカオー/グランド・デビル(6)【トリファリオン】である

【アガサ天門】(DMPP-19) [編集]

DMPP-19で成立した《偽りの羅刹 アガサ・エルキュール》を軸にした天門。

偽りの羅刹 アガサ・エルキュール SR 光文明 (9)
クリーチャー:デーモン・コマンド/アンノウン 13500
ブロッカー
T・ブレイカー
相手のクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドをすべて見て、その中から進化でないデーモン・コマンド1枚をバトルゾーンに出してもよい。
相手が呪文を唱えた時、自分のシールドをすべて見て、その中から呪文1枚をコストを支払わずに唱えてもよい。

主に白緑をベースとした型と白青黒をベースとした型が多く、そこに《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》《超次元リュウセイ・ホール》をタッチして色を増やしたものなど多様な構築が存在する。

シールドを増やせばそれをそのまま手数として出力できるという《偽りの羅刹 アガサ・エルキュール》の性質から、【ルドルフ天門】では防御過多でほぼ採用されなかった《奇跡の精霊ミルザム》をこのデッキタイプでは積極的に採用している点も特徴と言える。

各文明の主な採用候補 [編集]

《不詳の虚栄フーダニット》デーモン・コマンド/アンノイズのブロッカー。cipで山札上4枚から光デーモン・コマンドをシールド化
《聖隷王ガガ・アルカディアス》進化エンジェル・コマンド/エイリアン。相手にエイリアンがいなければ呪文ロック。
《超次元マザー・ホール》超次元呪文。光ブロッカー1体を踏み倒すか1ドローし、コスト6以下の光・水・自然サイキックを出す
《ハピネス・ベル》S・トリガー呪文。山上から2枚シールド追加して次の自ターン開始時にシールド2枚回収
《凍結の魔天ダイイング・メッセージ》デーモン・コマンドのブロッカー。cip攻撃時フリーズさせる
《偽りの羅刹 ミスディレクション》デーモン・コマンド/アンノウン。cipまたは味方コマンドの攻撃がブロックされなかったら山札上からシールド追加
《偽りの羅刹 アリバイ・トリック》デーモン・コマンド/アンノウン。相手獣がタップ時に同じ数まで味方獣をアンタップ。ミラーマッチに有効
《奇跡の精霊ミルザム》エンジェル・コマンドのブロッカー。5枚シールド追加で《アガサ》の踏み倒しをサポート
《アクア・スーパーエメラル》リキッド・ピープルのブロッカー。cipで手札からシールド交換
《サイバー・N・ワールド》サイバー・コマンド。手札墓地リセット兼リソース回復
《超次元ガロウズ・ホール》超次元呪文。非サイキック獣をバウンスし、コスト4・5のエイリアンサイキック1体ずつorコスト7以下の水・闇のサイキックを出す
《サイバー・J・イレブン》サイバー・コマンド。自ターン終了時に味方・相手獣が合計11体以上なら特殊勝利。ミラーマッチや横並べ相手に有効
《狼虎サンダー・ブレード》デーモン・コマンド/ハンター。cipで確定除去
《復活の祈祷師ザビ・ミラ》デーモン・コマンド/エイリアン。《死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》を採用するなら
《霞み妖精ジャスミン》コスト2のマナブースト
《フェアリー・ライフ》
《ピクシー・ライフ》
《ジオ・ブロンズ・マジック》呪文。山上1枚目をマナゾーンに置き、それが光or火のカードなら1ドロー
《ライフプラン・チャージャー》チャージャー呪文。山上5枚から獣を回収する。《キクチ師範代》に阻害されないマナブースト
《次元流の豪力》ビーストフォーク/エイリアン。cipでコスト6以下の光・火・自然のサイキックを出す
《超次元フェアリー・ホール》超次元呪文。1マナブーストして合計コスト5以下orコスト7以下の自然サイキックを出す
《父なる大地》除去専用S・トリガー呪文。《母なる大地》は味方のcipを再利用したい場合を感じたなら採用
《超次元ホワイトグリーン・ホール》光/自然の超次元呪文。コスト5以下のサイキックを出し、それが光なら手札からシールド追加、自然ならマナ回収
《フェアリー・シャワー》水/自然のS・トリガー呪文。山上2枚のうち1枚を回収し残りをマナに
《超次元リュウセイ・ホール》水/火/自然の超次元呪文。コスト7以下のハンターサイキックを出し、マナブースト/ドロー/3000火力を選ぶ
《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》闇/火のアーマード・ドラゴン/デーモン・コマンド。cipで確定除去する焼却持ち
《大河聖霊エル・ドラード》光/水のエンジェル・コマンド/サイバー・コマンドのブロッカー。各ターン1度だけ攻撃強制と相手獣の攻撃時に1ドローしてからトリガー踏み倒し

主なサイキック採用候補 [編集]

《時空のガガ・シリウス》コスト6エンジェル・コマンド/エイリアンのブロッカー。【ウェディング・ゲート】のメタにも
《魂の大番長「四つ牙」》コスト6ビーストフォーク/ハンター。自ターン開始時に1マナブースト
《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》コスト6ガイア・コマンド/エイリアン。自ターン終了時にマナ回収
《時空の霊魔シュヴァル》コスト5光/闇のエンジェル・コマンド/デーモン・コマンド。覚醒後はシールド追加で《アガサ》をサポート
《死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》コスト24(4/5/6)水/闇/火のデビル・コマンド・ドラゴン/エイリアン。攻撃時に2体までバウンス、踏み倒し召喚・詠唱をロック。《ザビ・ミラ》を採用するなら

【ルドルフ天門】(DMPB-03) [編集]

自壊クリーチャーと組み合わせることで、ナイト呪文をゲーム外から乱射できる《魔光大帝ネロ・グリフィス・ルドルフ》DMPP-17で獲得していた。
《ルドルフ》登場後しばらく活躍は見られなかったが、DMPB-03での《ヘブンズ・ゲート》再録以降、両ディビジョンで使用率を伸ばしている。

魔光大帝ネロ・グリフィス・ルドルフ SR 光/闇文明 (8)
クリーチャー:エンジェル・コマンド/ダークロード/ナイト 8000
ブロッカー
自分のクリーチャーはすべて、種族にナイトを追加する。
自分のナイト・クリーチャーが破壊された時、ゲーム外からランダムなナイト呪文を探索し、その中から1枚をコストを支払わずに唱える。その後、その呪文をゲームから除外する。
W・ブレイカー

主な採用カード [編集]

《魔光大帝ネロ・グリフィス・ルドルフ》各種自壊クリーチャーと組み合わせ、途方もないアドバンテージを稼ぎ出すデッキの核
《大河聖霊エル・ドラード》強制アタックで下記《ザビ・デモナ》の効果を起動させ、相手ターンにも能動的な妨害を行える
《墓守の鐘ベルリン》序盤の壁兼ハンデス対策
《特攻人形ジェニー》自壊によりランダムハンデス
《死海秘宝ザビ・デモナ》自壊によりサイキック・クリーチャーを出す
《アクア・バースター》自壊によりバウンス

【エル・ドラード天門】(DMPP-15) [編集]

新たな大型ブロッカーの《大河聖霊エル・ドラード》と、ブロッカーではないが全体除去と呪文ロックをこなし、エンジェル・コマンドを進化元とする《悪魔神王バルカディアス》を獲得した。《エル・ドラード》の能力で相手クリーチャーの攻撃時にS・トリガーを踏み倒す。

大河聖霊エル・ドラード SR 光/水文明 (9)
クリーチャー:エンジェル・コマンド/サイバー・コマンド 15000
ブロッカー
自分のクリーチャーより相手のクリーチャーの方が多いなら、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。
相手のターンに、相手のクリーチャーがそのターンまだ一度も攻撃していなければ、相手のクリーチャーは可能であれば攻撃する。
相手のクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚引く。その後、自分の手札から「S・トリガー」を持つカードを1枚、コストを支払わずに使ってもよい。(この効果は、各ターン中1回のみ発動する)
T・ブレイカー

主な採用カード [編集]

《大河聖霊エル・ドラード》強制アタックで手札のS・トリガーの効果を起動させ、相手ターンに妨害、展開を行う
《悪魔神王バルカディアス》盤面を更地にする大型フィニッシャー
《奇跡の精霊ミルザム》5つのシールド追加で延命、離れた時のシールド回収も《大河聖霊エル・ドラード》の踏み倒し先の補充に使える
《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》シールド・フォースにより、パワー低下以外には不死身のブロッカー、《悪魔神王バルカディアス》の全体除去に巻き込まれない
《白騎士ゲート》5枚目以降の《ヘブンズ・ゲート》
《ポジトロン・サイン》S・トリガーのかさ増し
《ホーガン・ブラスター》

DMPP-11 [編集]

デッキビルダー系統パックの更新によりNew Divisionでは使えなくなった。

仮想敵としていた【ガントラビート】《超神星 DEATH・ドラゲリオン》を獲得し、従来なら《光陣の使徒ムルムル》《連珠の精霊アガピトス》《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》《ガルベリアス・ドラゴン》でも崩せない鉄壁の布陣を敷いていても全滅してしまうようになってしまった。

《奇跡の精霊ミルザム》《超神星 DEATH・ドラゲリオン》メテオバーンされてもパワー低下で破壊はされないが、攻撃してきたターンはチャンプブロックになってしまい、メテオバーン抜きでも相打ちになってしまう。

DMPP-10DMPP-10EX [編集]

《ヘブンズ・ゲート》での踏み倒しを直接的な勝ち筋とするデッキタイプはあまり登場せず、ビートダウンのカウンターとして《奇跡の精霊ミルザム》と併用するタイプが開発された。

《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》は単体性能が高く、《ヘブンズ・ゲート》を使う際には必ず候補には入ってくる。

また、それまでは《インビンシブル・フォートレス》《ヘヴンとバイオレンスの衝撃》をタダで唱えることが多かった《超聖竜ボルフェウス・ヘヴン》だが、《ミルザム》とのシナジーに着目して【ボルフェウス天門】が登場している。詳細はそちらのページを参照のこと。

以下は新戦力の紹介

《奇跡の精霊ミルザム》5つのシールド追加で延命ができ、自身も大型のブロッカー・打点として使える
《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》シールド・フォースにより、パワー低下以外には不死身のブロッカー
《超電磁工兵バ・キーン》基本的にはクロスギアのメタカードだが、《ヘブンズ・ゲート》で手札から出すこともできる
《魔光王機デ・バウラ伯》墓地の呪文を回収するカードだが、《ヘブンズ・ゲート》で手札から出すこともできる
《魔光騎聖ブラッディ・シャドウ》G・ゼロのブロッカーなので《知識の精霊ロードリエス》と相性が良い
《魔光大帝ネロ・グリフィス》出すことはできるが、《魔弾アルカディア・エッグ》経由のほうが《ネロ・グリフィス》を生かせるナイトおよび呪文を多くデッキに積める

【サンゾン天門】(DMPP-09) [編集]

New Divisionでは、《剛撃聖霊エリクシア》の代用として高打点の鉄壁デッキとして開発された。

《マーシャル・クイーン》を使うタイプは、進化元候補などの情報を【マーシャル・クイーン】に記載してある。

烈風の求道者サンゾン SR 光文明 (5)
クリーチャー:メカサンダー 3000+
ブロッカー
パワード・ブレイカー
自分の他の「ブロッカー」を持つクリーチャー1体につきパワーを+3000する。
自分の他の「ブロッカー」を持つクリーチャーが3体以上あれば、自分の「ブロッカー」を持つクリーチャーはすべて「相手プレイヤーを攻撃することができない効果をすべて無効化する」を得る。(ただし、この効果によってクリーチャーを攻撃することは可能にならず、召喚酔いも無効にならない)

主な採用カード [編集]

《烈風の求道者サンゾン》コンセプト
《連珠の精霊アガピトス》ブロッカーを一気に2体増やす
《光陣の使徒ムルムル》変更後の《連珠の精霊アガピトス》から出せる強力なブロッカー
《霊王機エル・カイオウ》
《守護と偶然の象徴》ドローソース 「攻撃できない」小型ブロッカーは多く積んでも《サンゾン》で打点にできる
《護法の精霊アムシオン》《サンゾン》などをアンタッチャブル
《超絶究極神》フィニッシャー
《聖鎧亜キング・アルカディアス》強力なシステムクリーチャー 《エル・カイオウ》などから進化させる
《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》
《猛菌恐皇ビューティシャン》光ではないので天門やアガピトスからは出せないが、素出しのハンデス、「ブロッカー」の数、多色の進化元の役割がある
《守護と偶然の象徴》でドローでき、《サンゾン》の影響下で相手プレイヤーを攻撃できる

【ゲオルグ天門】(DMPP-08DMPP-08EX) [編集]

リクルートという優秀なギミックを持つ《連珠の精霊アガピトス》と強烈なグッドスタッフ性を持つ《超鎧亜キングダム・ゲオルグ》を採用した【ヘブンズ・ゲート】。後述の【5色ヘブンズ・ゲート】の発展形である。
【アガピトス天門】と呼ばれることもある。

※以下の記述は能力変更前の《超鎧亜キングダム・ゲオルグ》《連珠の精霊アガピトス》を前提に書かれた古い情報です。

連珠の精霊アガピトス SR 光文明 (6)
クリーチャー:エンジェル・コマンド 6000
ブロッカー
W・ブレイカー
バトルゾーンに出た時、自分の山札から光のコスト3以下のクリーチャーを探索し、1枚をバトルゾーンに出す。その後、山札をシャッフルする。
自分の光のコスト3以下のクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のパワーが一番小さい、アンタップしているクリーチャー1体をタップする。(複数あるなら、その中からランダムに1体)
超鎧亜キングダム・ゲオルグ SR 光/水/闇文明 (6)
進化クリーチャー:ロスト・クルセイダー 9000
進化-多色クリーチャー
バトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーをすべてタップする。
攻撃する時、自分の他のクリーチャーをすべてアンタップする。
W・ブレイカー

《アガピトス》により、《霊騎幻獣ウルコス》が序盤のマナブースト、中盤・終盤の打点増強、《超鎧亜キングダム・ゲオルグ》の進化元の3つの役割を兼ねるカードになった。

主な採用カード [編集]

《超鎧亜キングダム・ゲオルグ》下記の多色クリーチャーに進化元および打点として高い付加価値を与える
《連珠の精霊アガピトス》コンセプト 潤沢な手札が必要な《ヘブンズ・ゲート》とは逆に、手札がこれ1枚でも働ける
《霊騎幻獣ウルコス》採用理由は概要通り
《剛勇王機フルメタル・レモン》山札から踏み倒しさせたいクリーチャー候補 手札に来てもマナ基盤になる
《居合のアラゴナイト》山札から踏み倒しさせたいクリーチャー候補 盤面処理に長ける
  • 実装後の下方修正の影響は以下の通り
    • 《ゲオルグ》は弱体化によりブロッカーなどを1体しかタップできず、1体しか再攻撃できないようになり、フィニッシュ力が大幅に低下した。
    • 《アガピトス》は依然として《霊王機エル・カイオウ》など進化元を出しつつ盤面補強できるが、《ウルコス》などは出せなくなってしまった。
    • 《フルメタル・レモン》はパワーの縮小と《アガピトス》とのシナジーの消滅により不要になった。

【5色ヘブンズ・ゲート】(DMPP-04DMPP-07 [編集]

5色」の「【天門】」なので「【5c天門】」と呼ばれることも多い。

DP殿堂から《超神星マーキュリー・ギガブリザード》登場前は【緑抜き】が優勢になったが、環境が回った結果《剛撃聖霊エリクシア》が攻撃中の《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》《超神星マーキュリー・ギガブリザード》などよりもパワーが高いブロッカーという特長により、【5色ヘブンズ・ゲート】も再評価される流れとなった。

【緑抜き4色ヘブンズ・ゲート】(DMPP-05DMPP-07 [編集]

《無双竜機ボルバルザーク》DP殿堂により、1枚しか入れない《ボルバルザーク》のために緑を入れるより、もっと別のカードを入れるべきだという発想から誕生した。

DMPP-05時は緑抜きではフィニッシュに困っていたが、DMPP-06《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》が登場したことにより、緑抜きでも十分なフィニッシュ力を手に入れた。

主要カード [編集]

左が緑色になっているものは、【5色ヘブンズ・ゲート】時の採用カード

《剛撃聖霊エリクシア》ブロッカー 最大でパワー18000のQ・ブレイカーになる
《無双竜機ボルバルザーク》フィニッシャー

候補カード [編集]

《悪魔聖霊バルホルス》6000未満の横並べが流行っている間は無限ブロッカーが優秀
《ロスト・ソウル》アドバンテージは非常に大きいが、コストの重さは課題で、New Divisionでは使用不可
《エナジー・ライト》激しい手札消費をカバーするドローソース
《プリズム・ブレイン》不安定だがデッキに多色が多いので4マナ3枚補充になりやすい
《ブレイン・チャージャー》チャージャー付きドローソース 《ヘブンズ・ゲート》に4→6と繋がる
《ホーリー・メール》《ヘブンズ・ゲート》をシールドに仕込む 埋めたのは《ヘブンズ・ゲート》だと読まれやすいことには留意
《英知と追撃の宝剣》最大1:4交換になる ランデスして相手の《ロスト・ソウル》妨害にも
《リバース・チャージャー》チャージャー付き墓地回収
《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》マナが伸びやすいこのデッキでは《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》より優先されることが多い
《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》《メルキス》とは異なりシールド焼却はS・トリガー獣に強い
《腐敗勇騎ガレック》ミラーで刺さるブロッカー破壊&ハンデス
《腐敗勇騎マルドゥクス》主に《マーキュリー》対策
《竜極神》相手2000全体火力、コスト4以下(主にアクアン)リアニメイトの選択
《炎槍と水剣の裁》小型を一斉除去し、手札を最大5枚になるまで補充できる
《コメット・チャージャー》ブロッカー破壊チャージャー
《アクアン》水単色を減らした場合のドローソース 墓地に落ちたクリーチャーは《リバチャ》で回収
《陽炎の守護者ブルー・メルキス》《アクアン》のマナ基盤になる、ミラーマッチで効果を発揮するアタッカー
《腐敗電脳アクアポインター》《アクアン》のマナ基盤になる《ブレイン・タッチ》内蔵獣
《魂と記憶の盾》《アクアン》のマナ基盤になる優秀な軽量除去
《アクア・リバイバー》《アクアン》のマナ基盤になるS・トリガー獣 相手の使う単騎シールド焼却を繰り返しチャンプブロックできる
《インフェルノ・ゲート》破壊された《ザーディア》《サファイア》などを再利用できる
《フェアリー・ライフ》《宝剣》サポート 1ターン早く《ヘブンズ・ゲート》を手打ちすることにも

このデッキの回し方 [編集]

序盤は《エナジー・ライト》《ブレイン・チャージャー》などのドローソースで《ヘブンズ・ゲート》コスト踏み倒し候補のブロッカーを補充していく。準備が整ったら《ヘブンズ・ゲート》で高コストのブロッカーを出し、相手に反撃の術を失わせる。相手が速攻で、《ヘブンズ・ゲート》を手打ちするのが間に合わない場合は《ホーリー・メール》で《ヘブンズ・ゲート》をシールドに埋める動きも優秀。

盤面を制圧したら、後は臨機応変にフィニッシュの手段を変える。防御力の高さと攻めに転じた時の破壊力をうまく勝利に結び付けたい。

長所 [編集]

4枚積みした《ヘブンズ・ゲート》がシールドに1枚でもある確率は約42.7%

速攻デッキにとって、《ヘブンズ・ゲート》で出される強力なブロッカーに真っ向から挑むのはほぼ不可能である。
《ヘブンズ・ゲート》以外にも、《デーモン・ハンド》《アクア・サーファー》といったS・トリガーを持つ扱いやすいカードを無理なくデッキに入れることができ、速攻デッキにも強い。

コントロール相手にも、多めに積んであるドローソースで手札を補充し、隙を見て《ヘブンズ・ゲート》《ロスト・ソウル》でアドバンテージを得る動きが強力。

カードプールの増加により、ブロッカー、除去カード、ドローソース、フィニッシャーのどれも種類が増え、環境に合わせた様々な構築ができる。

短所 [編集]

ドローソースが多いとはいえ、大量のハンデス《ロスト・ソウル》で手札が枯渇すると、《ヘブンズ・ゲート》が機能しなくなりジリ貧になりがちである。

守備は基本的に《ヘブンズ・ゲート》に頼っているため、速攻相手であっても、シールドに1枚も《ヘブンズ・ゲート》がなく、それでいて6マナ溜まる前に決着がつく速度で攻めてきた場合は《ヘブンズ・ゲート》の手打ちをする間もなくあっさり負けてしまう。

また、ブロッカー除去はこのデッキの大敵。ウェーブストライカーでブロッカー2体破壊の《スカイフレーム・リザード》や、《クリスタル・パラディン》などは非常に厄介な存在となる。デッキに軽量除去を入れる枠も厳しく、ウェーブストライカー横並びを阻止しづらい点でも相性が悪い。

相手に8マナあるなら《地獄の門番 デスモーリー》などコスト4の除去カードを1ターンに2枚使えるため、一刻も早く《ロスト・ソウル》で叩き落とす必要がある。
《ガイアクラッシュ・クロウラー》《聖霊王アルカディアス》《ロスト・ソウル》を封じられつつ盤面制圧されてしまえば、もはやライブラリアウトで負け一直線である。
《英知と追撃の宝剣》《魂と記憶の盾》も採用していない場合、12マナ支払って《デーモン・ハンド》するぐらいしか《ガイアクラッシュ・クロウラー》を除去することができないので特に注意したい。《アクア・サーファー》では次のターンにまた出されるだけで対策にならない。

呪文を3回も封じる《超神星マーキュリー・ギガブリザード》は天敵とも言える。先出しされてしまうとほとんど何も出せなくなり、除去手段もかなり限られてしまう。

構築難易度の面での短所 [編集]

要求されるスーパーレアの枚数・種類が極めて多い。
《血風聖霊ザーディア》《悪魔聖霊バルホルス》《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》《無双竜機ボルバルザーク》《剛撃聖霊エリクシア》《ロスト・ソウル》《アクアン》《炎槍と水剣の裁》……etc.

デッキカラーや意識したい相手の違い、New Divisionで使えないといった要因で採用されないカードもあるとはいえ、試運転で枚数調整を繰り返す場合は豊富なカード資産が必須と言える。

環境デッキには、1種類のスーパーレアが4枚だけでも成立するものは多数存在するため、無課金・微課金プレイヤーにとっては構築にかなりの勇気が必要となる。
環境の変化で、生成したスーパーレアが使い物にならなくなるリスクも避けられない。
ベリーレアの《ヘブンズ・ゲート》4枚も決して安くはないだろう。

その他 [編集]

4枚積みしていたとしても、裏を返せば約57.3%の確率で初期シールドの5枚に1枚も《ヘブンズ・ゲート》が入っていない。

《ヘブンズ・ゲート》しか速攻デッキ対策が入っていないのであれば、約57.3%と半分以上の割合で負けてしまう計算となる。

さらに、手札にブロッカーがいない状態で、1枚目のブレイクでシールドの《ヘブンズ・ゲート》を引いたり、無限ブロッカー《悪魔聖霊バルホルス》《火炎流星弾》などで除去されブロッカーの数が足りず横並びにダイレクトアタックされる、デッキの下のほうに《ヘブンズ・ゲート》が固まっていて手打ちすらできないで終わるという負け筋もある。

実際には《ヘブンズ・ゲート》以外のS・トリガー《ホーリー・メール》で速攻デッキへの勝率を高くすることはできるが、それでも運次第では有利なはずの速攻デッキに一方的に負けることもある[2]ということは覚えておきたい。
翻って、【速攻】側から見た【天門】もトリガーの運が悪ければほぼ勝てない相手であるため、環境に存在するだけでデッキ選択を躊躇させる力を持っている。

  • 手っ取り早くこのデッキを作りたいならDMPD-04を購入するといいだろう。

歴史 [編集]

登場してから形を変えながら非常に長きにわたって活躍しているデッキである。

DMPP-04 [編集]

DMPP-04《ヘブンズ・ゲート》が実装され、【ヘブンズ・ゲート】が誕生した。

同弾には、光単色の《天海の精霊シリウス》、光との敵対色の組み合わせである《悪魔聖霊バルホルス》(光/闇)、《血風聖霊ザーディア》(光/火)なども登場した。

ここで一気に評価されたカードは、前弾であるDMPP-03で登場していた《剛撃聖霊エリクシア》(光/自然)である。
水文明はドローソース目的で採用し、5色デッキにすることで、《剛撃聖霊エリクシア》《天海の精霊シリウス》を凌駕するコストパフォーマンスを発揮することと、《悪魔聖霊バルホルス》《血風聖霊ザーディア》を踏み倒せた際のアドバンテージが大きいこと、マナ基盤としての役割と10ターン経過のさせやすさから《無双竜機ボルバルザーク》を無駄なく扱えることから、5色でデッキを構築させることが考案され、トップメタとなった。

その完成度の高さから、DMPP-04期、DMPP-05DP殿堂前までは【ヘブンズ・ゲート】がほぼ【5色ヘブンズ・ゲート】と同義と見なされていた。

DMPP-05 [編集]

《魂と記憶の盾》《英知と追撃の宝剣》《プリズム・ブレイン》などを獲得した。

環境中期までは何不自由なく使うことができたが、《ボルバル》ナーフの2020年9月17日メンテナンスから次弾DMPP-06実装の2020年10月15日までの約1ヶ月間、《ボルバル》を失ったことによる緑不足とフィニッシュ力の低下を埋めることができず、【5色ヘブンズ・ゲート】の合理性が崩壊することとなる。

《腐敗勇騎ガレック》などでデッキに1枚の《ボルバル》がハンデスされるか盾落ちでゲーム中手札に加えられなかったら、出したクリーチャーを召喚酔いしているうちに除去され続けるだけでライブラリアウトで負けてしまう。
とはいえ完全消滅したわけではなく、ほどほどの使用率を保っていた。

この頃から、相手に序盤からビートダウンされた場合の対策として《ヘブンズ・ゲート》を採用するケースも登場するようになった。
【ペガサス天門】【アウゼス天門】が例として挙げられる。

DMPP-06 [編集]

《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》《聖霊王アルファディオス》などを獲得した。

《サファイア》の登場により、《ボルバル》を失った穴をリペアすることに成功し、【緑抜き4色ヘブンズ・ゲート】が誕生した。

この環境は《クリスタル・ツヴァイランサー》が流行しており、高パワーのブロッカーだけでは守ることはできなかった。

相手に使われる《サファイア》対策に《アクア・リバイバー》が【ヘブンズ・ゲート】で採用される運びとなった。

DMPP-07 [編集]

《インフェルノ・ゲート》などを獲得した。

【ヘブンズ・ゲート】は呪文とブロッカーを多用するデッキのため、同弾で登場した《超神星マーキュリー・ギガブリザード》《キャプテン・ミリオンパーツ》には頭を悩まされる。

BATTLE ARENA 3rdのデッキ分布では、5色と緑抜き4色がちょうど半々ぐらいだった(ソース)。

BATTLE ARENAでは《剛撃聖霊エリクシア》を採用して、クリーチャーの力で《マーキュリー》のシールドブレイクに対抗できるようにしたデッキがベスト8入りを果たした。

DMPP-08DMPP-08EX [編集]

《連珠の精霊アガピトス》《竜極神》 / 《霊王機トリファリオン》(EX)などを獲得した。

《アガピトス》1枚の多面性により、《霊騎幻獣ウルコス》《剛勇王機フルメタル・レモン》《超鎧亜キングダム・ゲオルグ》を無理なく採用することに成功した。

《悪魔聖霊バルホルス》は、【ダイヤモンド・ブリザード】などの6000未満を横並びさせるデッキが減り、低パワー無限ブロッカーでは力不足となり、不採用が目立った。

《霊王機トリファリオン》は、一緒に採用されるアーク・セラフィム《霊騎アラク・カイ・バデス》《ヘブンズ・ゲート》で踏み倒すことができた。ただし、この時点では《アガピトス》のナーフ前ということもあり、デッキタイプとしてはかなりマイナーだった。

DMPP-09DMPP-09EX [編集]

《烈風の求道者サンゾン》《光陣の使徒ムルムル》《聖鎧亜ジャック・アルカディアス》 / 《雲上の精霊オービスγ》《知識の精霊ロードリエス》(EX)などを獲得した。

New Divisionでは、《剛撃聖霊エリクシア》《無双竜機ボルバルザーク》が使用不可能となった。

第5回BATTLE ARENAでは、《ヘブンズ・ゲート》を4枚採用した【マルコビート】が優勝した。そのデッキには《連珠の精霊アガピトス》《聖鎧亜ジャック・アルカディアス》しか踏み倒し先が入っていなかった。

DMPP-10 [編集]

《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》などを獲得した。

New Divisionでは、《悪魔聖霊バルホルス》《血風聖霊ザーディア》が使用不可能となった。

DMPP-17DMPB-03 [編集]

DMPP-15にて《大河聖霊エル・ドラード》を、DMPP-17にて《魔光大帝ネロ・グリフィス・ルドルフ》といった強力な大型ブロッカーを獲得していたが、DMPB-03にて《ヘブンズ・ゲート》本体が再録されたことで、【ルドルフ天門】として満を持してNew Division環境に復活。

《セブ・コアクマン》《死海秘宝ザビ・デモナ》《聖隷王ガガ・アルカディアス》らのエイリアンを基盤に組み込みつつ、《特攻人形ジェニー》などのハンデス札や《陰謀と計略の手》などの除去カードを混ぜたドロマーカラーで組まれるようになった。

《死海秘宝ザビ・デモナ》、《魔光大帝ネロ・グリフィス・ルドルフ》、《大河聖霊エル・ドラード》が強烈なシナジーを形成しており、《聖隷王ガガ・アルカディアス》の呪文ロック能力も相まって凄まじいコントロール能力を持っている。

また、《墓守の鐘ベルリン》の登場により従来の天門の課題であったハンデス対策と序盤の守りの薄さという課題を一挙に解決し、All、Newともにトップメタの一角として君臨した。

DMPP-18 [編集]

《コアクアンのおつかい》を獲得し、《セブ・コアクマン》より軽量かつエイリアンに頼らないリソース補充手段を手に入れた。

トップメタとして広がったことにより、ミラー対面を意識し《ベルリン》に引っかからず、《ルドルフ》の効果も起動させない除去である《魂と記憶の盾》を採用するデッキも増加した。

All Divisionではなつかしの《アクアン》をリソース源にし、《悪魔神王バルカディアス》を採用したエイリアンに頼らない型も一定数出現するようになった。

DMPP-19 [編集]

《偽りの羅刹 アガサ・エルキュール》《凍結の魔天ダイイング・メッセージ》などを獲得。
この2枚を入れた白緑型、白青黒赤型がメジャーになった。

公式大会 [編集]

  • 2020年9月12日、13日に行われた第1回公式大会での使用率は19.9%(1位)。さらに、準々決勝に進んだ上位8人中5人、準決勝に進んだ上位4人全員がこの【5色ヘブンズ・ゲート】であった。
  • 優勝者のボルサリーノ@海軍大将選手のデッキレシピ[3]DMPP-05のカードを1枚も採用しておらず、このデッキDMPP-04までのカードで完結した強さを持っていたことを証明した。
  • 2020年11月に開催された第2回の公式大会でも20.9%と頭一つ抜けた使用率を誇った。使用率2位の【アウゼスコントロール】に【アウゼス天門】が含まれていることを考えると、いかに《ヘブンズ・ゲート》のカードパワーが突出しているかがわかる結果になった。
  • 2021年2月の第3回公式大会での使用率は第3位の12.1%。過去2大会に比べると使用率は下がったが、それでも一線級の強さがあるのは一目瞭然であった。また、前述のように今大会の【ヘブンズ・ゲート】では5色の構築と緑抜き4色の構築の使用率がそれぞれ半々程度だったとのこと。ベスト8には【ヘブンズ・ゲート】使いが2名進出しており、そのどちらも5色デッキだった。

参考 [編集]


[1] 《アガピトス》はこのデッキのみが原因とは言えないが
[2] 山札の残りが25枚のとき、シールドブレイク+山札から引いた手札の合計15枚に1枚も《ヘブンズ・ゲート》が来ない確率は約13.8%なので、無視できる確率ではない。
[3] リストは大会動画より