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大河聖霊エル・ドラード SR 光/水文明 (9) |
クリーチャー:エンジェル・コマンド/サイバー・コマンド 15000 |
相手のターン中に、相手のクリーチャーがそのターンまだ一度も攻撃していなければ、相手のクリーチャーは可能であれば攻撃する。 |
相手のクリーチャーが自分を攻撃してブロックされなかった時、カードを1枚引く。その後、コストを支払わずに、手札から「S・トリガー」付き呪文を1枚唱えるか、「S・トリガー」付きクリーチャーを1体召喚してもよい。 |
T・ブレイカー |
DM-37で登場したエンジェル・コマンド/サイバー・コマンド。
相手に1度の攻撃を強制させる能力を持つファッティ。
また、自分に対する攻撃をブロックしなかった時、カードを1枚引き、その後S・トリガー付きの呪文かクリーチャーを1枚使用することができる。
能力は非常に強力で、《終末の時計 ザ・クロック》やスパーク呪文や《スローリー・チェーン》で確実な防御を行ったり、《パーロックの宝物庫》で手札補充などが出来る。
普通に《アクア・サーファー》や《閃光の守護者ホーリー》を出しても十分なアドバンテージを得られる。
自身の能力で1回の攻撃は保証されるが、クリーチャーを攻撃対象にされると意味が無いので、プレイングには気をつけたい。
ターン終了時にアンタップする能力などを使い、出来るだけシールドを狙わせるようにしたい。
また、攻撃を通してドローした結果何も使えなくても、自身が高パワーなので大抵の相手は殴り返しができる。
ただし、このクリーチャー自身が9マナと非常に重いのが欠点。
このマナコストだと、相手のフィニッシャーも出揃って来ているので、悠長に出すと返しのターンですぐに除去されてしまうことも多い。
特に、《地獄門デス・ゲート》を喰らうと《永遠のリュウセイ・カイザー》のような8マナのクリーチャーが飛び出す可能性もある。
やはり、可能な限りコスト踏み倒しで出したい。多色であるため、《ロスト・ウォーターゲイト》で山札の上に持ってきてから《エンペラー・ギュルム》で場に出すこともできる。種族にサイバーを持つため、《超電磁トワイライトΣ》でのコスト踏み倒しも可能。
何らかのS・トリガーでコスト踏み倒しできれば最高なのだが、相性の良かった《ミラクルとミステリーの扉》や《転生プログラム》がプレミアム殿堂したのは向かい風。
《ホーガン・ブラスター》や《ミステリー・キューブ》も殿堂入りしており、長らく冬の時代が続いた。
それから数年後、《ミステリー・キューブ》の殿堂解除が決定。《ミラクルとミステリーの扉》も殿堂入りに降格。
このカードと極めて相性の良い《ルシファー》も登場し、再び暴れだす日は近いのかもしれない。
大河聖霊エル・ドラード SR 光/水文明 (9) |
クリーチャー:エンジェル・コマンド/サイバー・コマンド 15000 |
ブロッカー |
相手のクリーチャーが自分より多いなら、このクリーチャーの召喚コストは2少なくなる。 |
相手のターンに、相手のクリーチャーがそのターンまだ一度も攻撃していなければ、相手のクリーチャーは可能であれば攻撃する。 |
相手のクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚引く。その後、自分の手札から「S・トリガー」を持つカードを1枚、コストを支払わずに使ってもよい。(この効果は、各ターン中1回のみ発動する) |
T・ブレイカー |
DMPP-15で実装。
光の非進化大型クリーチャーがブロッカーを持つということは、すなわち《ヘブンズ・ゲート》で踏み倒せるようになったということである。
さらに、条件を満たして2軽減できれば手打ちも現実的なライン。7マナは《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》などのレベルで、自分の場に《聖騎士ヴォイジャー》1体、相手の場に2体以上といった状況など、5マナ以下で召喚できる場面も容易に想像できる。
デュエプレでは《不落の超人》を初出とする1回の攻撃強要も、このクリーチャーが大型ブロッカーのため、厳密には異なるが毎ターン選ばせ除去を行っているのに近い。
ただしデュエプレの《悪魔聖霊バルホルス》が持つ除去とは異なり、相手の召喚酔い以外で攻撃不可能なクリーチャーには影響を及ぼさない。
極めつけに各ターンに1回、相手クリーチャーの攻撃に反応して1ドローから任意でトリガー呪文またはトリガークリーチャーの踏み倒しが行える。踏み倒したカード効果とブロックによる盤面処理ができるため、迅速に処理されなければ勝敗を決するアドバンテージ差を生み出すパワーカードといえるだろう。
唯一の懸念点は、ブロッカーを持ったことで《超次元シューティング・ホール》といった攻撃を伴わないブロッカー破壊で狙われる可能性があること。
攻撃を伴う《爆竜 GENJI・XX》などには一矢報いることができる。
自分のクリーチャーより相手のクリーチャーの方が多いなら、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。 |
光で非進化のブロッカーという区分で、《天海の精霊シリウス》、《光器セイント・マリア》すら軽くあしらうパワー、デメリット能力なしで《白騎士の精霊アルドラ》とほぼ同じパワーを持つという破格の性能を持っていたが、肝心の《ヘブンズ・ゲート》がND落ちしていたため、活躍の場はAll Divisionでの【エル・ドラード天門】に限られた。【エル・ドラード天門】はDMPP-15期に猛烈な強化を受けた【ダイヤモンド・ブリザード】のビートダウンに対抗できる数少ないデッキでもあった。
LEGEND OF PLAY'S 2023にて《ヘブンズ・ゲート》のNew Division復帰及び【ルドルフ天門】成立により、ようやく両Divisionでの環境トップに顔を見せることとなった。
除去コントロール相手には《大河聖霊エル・ドラード》が試合展開上ただのファッティに過ぎないクリーチャーだったのが、《魔光大帝ネロ・グリフィス・ルドルフ》によって心理的な破壊耐性を獲得しつつ、ややバトルでは打たれ弱い《ネロ・グリフィス・ルドルフ》の横でブロッカーとして補助できる圧倒的な噛み合いを見せた。
《炎龍秘伝カイザー・フレイム》や《ハンマー野郎 オニドツキ》といった《エル・ドラード》を簡単に倒せるカードが登場した後も、《ネロ・グリフィス・ルドルフ》が睨みを利かす形でブロッカー破壊入りビートダウンを抑圧している。
また、厄介なブロッカーはオールタップで素通りするという従来の対策にも、《エル・ドラード》による相手獣の攻撃誘発で手札から防御札を使えるという二段構えとなっており、真正面から安定して勝てるビートダウンは存在していないのではというほど。
カタログスペックだけなら《偽りの羅刹 アガサ・エルキュール》と甲乙つけがたいほど強化を受けていて、バトルで正面突破できるクリーチャーすら限られるクリーチャーではあるが、《魔光大帝ネロ・グリフィス・ルドルフ》のナーフおよび弾が進んでAll Division専用カードになってからは、魔境環境では脅威度が薄いブロッカーとしてやや影が薄い状態が続いていた。
DMPP-26の《真聖教会 エンドレス・ヘブン》ナーフ後では、New Divisionから発祥した【白青天門】/【白青黒天門】(別名【白青ギャツビー】)をAll Division用にアレンジしたデッキに居場所を見つけている。