超次元(ちょうじげん)リュウセイ・ホール》 [編集]

超次元リュウセイ・ホール P(C) 水/火/自然文明 (5)
呪文
水、火、または自然のコスト7以下のサイキック・クリーチャーを1体、超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。
次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶︎カードを1枚引く。
▶︎相手のパワー3000以下のクリーチャーを1体破壊する。
▶︎自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
(ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札に含めず、自身の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)

DMBD-13にて登場した//自然超次元呪文

自然コスト7以下サイキック・クリーチャーを出した後、1ドローパワー3000以下除去マナブーストの3つの内から選べる。

《超次元エナジー・ホール》《超次元ボルシャック・ホール》《超次元フェアリー・ホール》を合わせたような性能をしている。

《超次元ごっつぁん・ホール》のようにマナ基盤にもなるので【5色フェアリー・ミラクル】などに合うだろう。
優秀な単色サイキック・クリーチャー《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》《時空の封殺ディアス Z》《シルバー・ヴォルグ》《サンダー・ティーガー》など)は呼び出せないが、付加効果を考えれば汎用性はこちらの方が勝る。

《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》クリーチャー面でこちらをコスト踏み倒しできるので相性が良い。
タッチした【チェンジザドンジャングル】、いわゆる【赤チェンジザ】では付加効果の元となった超次元呪文3種類全てが使われた実績があるので、多色の配分で折り合いが付けば十分採用できる。

またを含むので、《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》で唱えることができる。
この呪文の登場により《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》でバトルゾーンに出せるようになったサイキック・クリーチャーも少なくはない。

ただ、元となった超次元呪文たちと異なり、小型のサイキック・クリーチャーを2体出すことができないのは、汎用性において結構なデメリット

さらに他の多くの超次元呪文と異なりサイキック・クリーチャーを出す能力が一番上に書かれているため、メタを排除してからサイキック・クリーチャーを呼び出すというプレイングができない[1]のも致命的なマイナスポイントである。

もっと言うなら、このカードが登場した時点ではサイキックはかなり下火になっており、このカードも環境での活躍にほとんど恵まれなかった。

呼び出せるサイキック・クリーチャー候補 [編集]

水単色のサイキック・クリーチャー [編集]

火単色のサイキック・クリーチャー [編集]

自然単色のサイキック・クリーチャー [編集]

多色のサイキック・クリーチャー [編集]

《勝利のガイアール・カイザー》アンタップキラースピードアタッカー
《勝利のリュウセイ・カイザー》相手のマナタップインさせる
《勝利のプリンプリン》相手のクリーチャー1体をロック
《勝利のヴォルグ・サンダー》相手のコスト踏み倒しに反応してハンデス
《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》攻撃されないドローソース
《紅蓮の怒 鬼流院 刃》バトルに勝つと超次元ゾーンマナゾーンからハンターコスト踏み倒し
《その先の未来へ、カミヤ・ミキ・ユア・ナルハ》ブロックされないマッハファイター
《愛しい場所、マイカ・月ノ・ハルナ》パワー3000のブロッカー
《道玄坂マングース、ココ・ユユ・ドクソン》相手のクリーチャーに可能であればブロックするデメリット付与
《STARSCREAM -ALT MODE-》スピードアタッカー
《激沸騰!オンセン・ガロウズ》またはクリーチャーcipを使い回す
《激天下!シャチホコ・カイザー》ターンのはじめに3マナ以下をリアニメイト
《時空の司令 コンボイ・トレーラー》パワー5000のブロッカーグレートメカオーまたはキカイヒーロー1体を出して《司令官の覚醒者 コンボイ》覚醒
《激相撲!ツッパリキシ》味方クリーチャー文明に応じてパンプアップ
《サファイア・ミスティ》バトルゾーンマナゾーンに合計40枚カードがあればエクストラウィン

その他 [編集]

デュエル・マスターズ プレイスでは [編集]

超次元リュウセイ・ホール VIC 水/火/自然文明 (5)
呪文
ビクトリーアイコン
自分の超次元ゾーンからコスト7以下の水、火、または自然の、ハンター・サイキック・クリーチャー1枚をバトルゾーンに出す。
次のうちいずれかひとつを選ぶ。
▶カードを1枚引く。
▶相手のパワー3000以下のクリーチャー1体を破壊する。
▶自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。

DMPP-17で実装。レアリティは、約1ヶ月前のDM22-EX1コモンに設定されたカードから、一気にビクトリーに昇格した。
入手することで、《勝利のリュウセイ・カイザー》《勝利のガイアール・カイザー》《勝利のプリンプリン》の3枚が付いてくる。

DMPP-17はTCG版でいうエピソード1に相当するシリーズで、TCGで十王篇にこのカードが登場したことを考えると、 かなり早い実装である。

TCG版と比べると呼べるクリーチャーハンターに限定されたが、弱体化といえばそれくらいで、エピソード1で見れば最上位のパワーカードで、それだけでなくデュエプレの多色は文明の解放システムの恩恵を受ける強化点すらある。

イラストは通常版・シークレット版ともにTCG版とは全く異なるものが使用されており、同名カードだがある意味別次元のカードとも取れる。

《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》の素材は《超次元ボルシャック・ホール》《超次元リバイヴ・ホール》でも全て呼び出せる。一方でこちらは置きマナブーストの《魂の大番長「四つ牙」》、置きドローの《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》も呼び出し候補に入る。

追加効果も、状況によってキャントリップ火力マナブーストの中から選ぶことができ、柔軟な動きがとれる。

とはいえ、マナ回収持ちの《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》を出せず、(これはTCG版からだが)《時空の英雄アンタッチャブル》を横並べ出来ないという難点もある。
デッキ構築の際はこの難点を意識し、他の超次元呪文から出すサイキック・クリーチャーとのバランスを取って超次元ゾーンを選抜していきたい。

序盤はマナ基盤になり、中盤は状況に応じたサイキック・クリーチャーを呼び出しながらアドバンテージを取れ、終盤はP'S覚醒リンクV覚醒リンクパーツを呼び出してフィニッシャーにもなれる。総じていつ引いても腐りにくい非常に強力な超次元呪文である。

欠点らしい欠点は、その単体性能やデッキのマナ基盤としての有用性、手頃なコストのため手札にダブついてもそこまで問題ないと、採用を3枚以下に絞る意味は限りなく薄いことより、現時点の最高レアリティ持ちなのに多数のデッキで必須カード級の扱いとなってしまっていること。
一度集め終わってしまえば問題ないといえども、4枚集め終わるまでは青赤緑を含む中低速の多色デッキは、いわゆる「妥協デッキ」状態と付き合わなければならない。
さらに、《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》《魂の大番長「四つ牙」》の登場以降はそれらも超次元ゾーンに入れることがほぼ必須となっている。どちらも入手するならはスーパーレア相当のDMポイントまたは構築済みデッキ購入が必要である。
また、このカードを入手することで付いてくる3枚のサイキック・クリーチャーはいずれも汎用性が非常に高いため、色が合わない、極端な話の一切が入らないようなデッキを使う場合でも、サイキック・クリーチャーを出せるカードを採用するなら1枚は入手の必要に駆られることになりがちな悩ましいカードと言える。

New Divisionでは、レギュレーション外となるまで、付属サイキックともども常に環境デッキ・ファンデッキの補助として君臨しており、DMPP-23ではこれが使えなくなったことからガラッと勢力図が変わるほどの影響力を持っていた。

環境において [編集]

登場時期が悪く活躍の機会に恵まれなかったTCG版に代わり、デュエプレでモードハンターサイキック・クリーチャーの使い分けができる驚異的な汎用性を見せつけた。

主な採用先は【Nエクス】【5色コントロール】【メンチ斬ルゾウ】【カイザー「刃鬼」】【ヴィルヘルムコントロール】などの中〜低速のデッキ。それらが重視する5→7マナの動きを補助しながら、強力なサイキック・クリーチャーを展開するこのカードは、ビクトリー相応のカードパワーを持っていると言える。

後に《ウソと盗みのエンターテイナー》《暴走龍 5000GT》《無法神類 G・イズモ》などこのカードに刺さるカードが多数登場したが、いずれも重さがネックで速攻ビッグマナに両対応できるカードではないことから採用されないデッキタイプも多く、依然として環境に存在し続けている。

どちらかといえば、先に挙げたカードたちより《無限皇 ジャッキー》《封魔ゴーゴンシャック》《剛厳の使徒シュライバー》といった呪文のコスト加重のほうが《超次元リュウセイ・ホール》のメタカードとして効果的である。S・トリガーを持たない《超次元リュウセイ・ホール》では、【リキッド・ピープル】のように自然な流れで登場する呪文メタを立てたビートダウンに対応できないことが少なくない。

DMPP-23をもってNew Divisionで使用不可になり、《超次元リュウセイ・ホール》があったせいで安定性が低かったデザイナーズコンボデッキが自分の動きを通しやすくなるなどが起こった。具体例は【無限皇 ジャッキー】で、瞬間順位だが高い位置に到達したとの報告もある。

DMPS-12では《超次元リュウセイ・ホール》そのものは収録されていないが、付属のサイキックである《勝利のリュウセイ・カイザー》《勝利のガイアール・カイザー》《勝利のプリンプリン》の3種は収録されてNew Divisionに復帰するという初の試みがなされた。

この時期からデュエプレを始めた人たちにとって、カード資産の少ないうちはNDを主戦場にせざるを得ないが、そのNDで使えないカードを入手しないとそれらのカードも手に入らないというのはデッキ構築の自由度の観点で嬉しくない仕様となっている。
もっとも、《超次元リュウセイ・ホール》を入手するのは《勝利ガイアール》などを使うための単なる前提条件であり、デッキとしてまとめるにはスーパーレア以上の超次元呪文が十分な量必要となる。根本的にDMPP-24以降付近から始めた人は(重課金勢を除き)サイキック系はそもそも握るべきではないため、別の意味でバランスは取れている。この時期で言えば、《超次元リュウセイ・ホール》の関連カードを未所持なら安くデッキを作る場合に【赤単速攻】系、それより少し値は張るがデッキパワーが上がる【ヘルボロフ】【サザン・ルネッサンス】などドラグハート系デッキを組むことでもランクマッチで勝ち越すことが狙えるので、そちらを検討するのが良いだろう。

プレイング [編集]

使用頻度の高いモードは1ドローと1ブースト、出す頻度の高いクリーチャーは《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》《魂の大番長「四つ牙」》である。
その組み合わせでは以下の4通りある。

《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》カードを1枚引く
《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く
《魂の大番長「四つ牙」》カードを1枚引く
《魂の大番長「四つ牙」》自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く

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どちらも手札補充の効果を持つ。
すでにマナは十分である場面で使える。

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③とは違い、このターン中にマナブーストするため、次のターンに多色事故や《勝利のリュウセイ・カイザー》で使用可能マナの計算が狂わない。
次のターン確実に《永遠のリュウセイ・カイザー》《勝利宣言 鬼丸「覇」》といった重量級カードを使いたい場面で有効。

また、返しの相手ターンに《陰謀と計略の手》を使われそうな場面でも選択できる。現時点の手札があまり強くない場合、サイキック・クリーチャー除去&ハンデスを食らっても、今引きで良いカードを引くことに託すことができる。

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相手の除去がなく、2ターン以上《魂の大番長「四つ牙」》が生き残った場合、伸びたマナで重量級カードを使うことができる。
自分のターン開始時のマナブーストなので、多色が置かれたら使用可能マナは増えない。したがって、相手ターン中の《魂の大番長「四つ牙」》の除去で1ドローしかアドを得られない場面を含め、自身の公開情報で次のターンの動きが決まっている場合に向いている。

②とは逆で、手札に落とされたくないカードを持っている場合、相手の《陰謀と計略の手》ランダムハンデスで捨てさせられる確率を下げることができる。

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手札を気にせず、ひたすらマナを溜める行動。次のターン、相手が《サイバー・N・ワールド》を使いそうなら、この行動をすることで結果的に大量の手札とマナを得た状態になる。
相手の《N・ワールド》を牽制する効力が期待でき、相手は《N・ワールド》の使用を見送れば自身の息切れと戦わなければならない。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

デュエル・マスターズ [編集]

デュエル・マスターズ プレイス [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

Q.バトルゾーンに相手の《奇石 ミクセル》がいて、自分のマナゾーンにカードが6枚あります。自分は《超次元リュウセイ・ホール》を唱えて、《勝利のガイアール・カイザー》をバトルゾーンに出した後、山札の上から一枚目をマナゾーンに置きました。この時点でマナゾーンのカードは7枚になりますが、《勝利のガイアール・カイザー》《奇石 ミクセル》の効果で山札の一番下に置かれてしまいますか?
A.はい、呪文はテキストに上から書かれている順番で処理を行いますので、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く前に《勝利のガイアール・カイザー》がバトルゾーンに出ます。《勝利のガイアール・カイザー》が出た時点では6マナしか無いので、《奇石 ミクセル》の効果で山札の一番下に置かれてしまいます。
引用元


[1] 「呪文能力は上から解決していく」というルールに基づく