《アポカリプス・デイ》 [編集]

アポカリプス・デイ R 光文明 (6)
呪文
S・トリガー
クリーチャーが6体以上あれば、それらをすべて破壊する。

DM-14で登場した呪文

には珍しい全体除去かつ破壊能力を持っている。S・トリガーで敵味方合わせて6体以上のクリーチャーがいればそれらをすべて破壊する。

クリーチャーが多く並ぶ【クリーチャーコントロール】相手には深く突き刺さる。墓地回収リアニメイトの無いデッキ相手に撃ち込めれば致命傷となりうる。または【ヘブンズ・ゲート】のようなコスト踏み倒しや、クリーチャーを並べての1ショットキルへの対策として用いられることも多い。【除去コントロール】における除去の手段や、ミラーマッチ対策として1枚差される事もある。

積極的にこの呪文を使用してアドバンテージを稼ぐ【アポカリプスコントロール】というデッキも存在し、《予言者ファルシ》などのpig持ちクリーチャーと組み合わせることが多い。

変わったところでは、クリーチャーをあまり出さず延々と耐久する【シールドプリズン】において相手がじわじわと溜めたクリーチャーをまとめて吹き飛ばせるS・トリガーとしても採用される。

欠点は自分のクリーチャー破壊してしまうこと、クリーチャーを並べてこない相手には刺さりが悪いこと。条件を能動的に満たそうとすると、自分からクリーチャーを並べていく必要があるが、そうすると全体除去で失うアドバンテージも大きくなる。エピソード1環境のようなクリーチャーが並びにくい環境では比較的評価が低い。

S・トリガーを持っていることから、クリーチャーを並べて一気に1ショットキルを狙いに行くデッキに対しては4枚積みしたいところだが、そうでないデッキに対しては腐ってしまうため、4枚積みしづらいというジレンマが生じてしまっている。

《メガ・マグマ・ドラゴン》《テック団の波壊Go!》など、このカードより使い勝手が良く、腐りにくい全体除去が登場して以降は、立場が怪しくなっている。また、スター進化EXライフの登場により、たとえ全体除去が発動してもバトルゾーンに残られる場面が大幅に増えた。しかし、逆に自分がそういった能力を持ったクリーチャーを使ってこちらの被害を抑えるという運用もできる。

他のカード・デッキとの相性 [編集]

環境において [編集]

登場当時は「発動条件が厳しい」ということでマチマチな評価を受けた。

それでも、【ウェーブストライカー】が流行するとその対策として役立った。それ以外だと【ダイナモ】にも刺さった。

後に《知識の精霊ロードリエス》【ハイドロ・ハリケーン】が環境に進出すると、その対策として脚光を浴びた。

エピソード3環境においては《緊急再誕》型の【ヒラメキドレーン】におけるフィニッシャーとして《聖霊王アルファディオス》が活躍。抜け道となるこのカードは脚光を浴びた。ただ、【カイザー「刃鬼」】のような遅いデッキの場合、折角凌いでも返し手に欠けることが多く、そのまま再展開されて殴り切られることもあった。

ドラゴン・サーガ環境においては【白単天門】対策として好みや地域ごとのメタゲームに合わせて採用されることがあった。

EXライフ登場以降、自軍への被害が少なく済むことに重きを置いて、コントロール系統に1枚程度隠し味として投入される場合がある。よしんば自軍にダメージが加わっても《CRYMAX ジャオウガ》でフィニッシュする型なら立て直しが効きやすく、ワンショットに支障が出にくい。

アビス・レボリューション環境では《Volzeos-Balamord》のおかげで立て直しが効きやすいことから、【5色バラモルド】に1枚積みされることがある。EXライフ持ちや不死ブロッカーを採用するため自軍の被害を小さくしやすい【白青赤ゾージアミラダンテ】にも、打開用として1枚積みされるケースが中にはある。他にも、重量級コントロール系全般に単色マナとして1枚積みされる余地はある。

予め《特攻の忠剣ハチ公》を並べておけばワンショット失敗時の保険としての防御札となることから、【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】に投入されることもある。

【シールドプリズン】ではブレイクにもたついて展開する相手へのメタとして、1枚積みの形だが採用される。こちらは場にクリーチャーが居ない事もあり、被害を被るのは相手だけになりがち。王道篇時点で約19年前に登場した計算となるS・トリガー防御札が競技シーンで使われる時点で、そのスペックは侮れないものがある。

アニメ・漫画において [編集]

その他 [編集]

  • デュエパーティーでは格段に使い勝手が改善される。
    発動条件を満たすための1人当たりのクリーチャー数はプレイしている人数が増えるほど緩和され、相手1人を選ばずバトルゾーンの全てに作用するため撃ち漏らしが無いのも嬉しい。
    パートナーが持っている文明と同じ文明のカードしか入れられないルールも相まって重宝されるカード。
  • DM24-RP3の金トレジャー版では漫画家のとよ田みのる氏がイラストを担当。代表作「これ描いて死ね」の主人公の安海相が必死に原稿を描く様子が描かれ、公式の紹介でも「締め切り直前のアポカリプス」と紹介されている。
    • 「これ描いて死ね」という作品はタイトル名に「死」が含まれるため、読者及び作者本人もネガティブに感じる部分があり、インタビューの際に「タイトルを変更できるとしたら」の問いに、作者は読者が考案した「死ね」と「シャイン(輝き)」のダブル・ミーニングの意味を持つ「これ描いてSHINE」に変えたい事を語っていた。
      そのため「光(輝き)」「滅び(死)」の両方の意味を持つこの呪文はそういった面を配慮したコラボと言える。
  • アポカリプス(Apocalypse)は英語で大事件や大災害の代名詞。もともとは「最後の審判」を描いた(とされる)新約聖書の一篇「ヨハネの黙示禄」のこと。
    • イラストでは光文明の空中都市が地上に落下・爆散していく様が描かれている。

デュエル・マスターズ プレイスでは [編集]

アポカリプス・デイ VR 光文明 (6)
呪文
S・トリガー
クリーチャーが6体以上あれば、それらをすべて破壊する。

DMPP-05で実装。レアリティベリーレアになった。
《聖霊王アルカディアス》《聖霊王アルファディオス》バトルゾーンにいる最中にそれらを破壊できうる数少ない呪文である。

ビートダウンデッキが、コントロールデッキに制圧された状態から抜け出す唯一無二のS・トリガーだったが、この呪文を同コスト帯で止めてしまう《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》の登場で環境から数を減らした。

  • 発動した際は、カードイラストのような迫力ある大爆発がバトルゾーン全体を覆う演出が入る。
  • ポプテピピックコラボにてプライズカードが作られた。光を放つポプ子と破壊される竹書房ビルが描かれている。
    発動した際はポプ子による迫真の叫びボイスが流れるほか、大爆発演出の中心にカードイラストのポプ子がいるなど特有の仕様がある。
    • DMPP-18期のコラボカードだが既にNew Divisionでの使用可能期間を過ぎており、エキスパンション等に再録されたわけではないため、登場時点ではNDで使用できない。
      • 登場時点でND落ちしていたプライズカードは《ヘブンズ・ゲート》に続いて2枚目。なお、そちらは後に再録された。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

デュエル・マスターズ [編集]

デュエル・マスターズ プレイス [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 2つ目の効果について

Q.《蒼卍龍 ドギラゲンム》を付けたクリーチャーが自分のバトルゾーンにいます。《アポカリプス・デイ》によって《蒼卍龍 ドギラゲンム》を付けたクリーチャーを含む6体のクリーチャーが同時に破壊された際、《蒼卍龍 ドギラゲンム》の能力によってドロー出来る枚数は何枚ですか?
A.1枚です。《蒼卍龍 ドギラゲンム》を付けたクリーチャー以外のクリーチャーが破壊された時にこの能力を使うためには、その時点で《蒼卍龍 ドギラゲンム》を付けたクリーチャーがバトルゾーンにいる必要があります。
引用元(2019.11.15)

+  類似裁定(2020.6.26)
+  類似裁定(2020.9.18)
+  類似裁定(2022.6.24)

Q.自分のバトルゾーンに《不朽音奏 トロンベルト》と3体のGRクリーチャーがいます。相手が《アポカリプス・デイ》を唱えて全てのクリーチャーが破壊される時、《不朽音奏 トロンベルト》は自身の効果でバトルゾーンに残ることが出来ますか?
A.はい、バトルゾーンに残ります。
引用元(2019.12.20)

Q.進化元が10体の、超無限進化した《龍覇龍 デッドマン=ザ=オリジン》1体がいる状況で、クリーチャーが6体以上あるとして、《アポカリプス・デイ》の効果で破壊することができますか?
A.いいえ、破壊できません。
進化元のクリーチャーは、クリーチャーとして数えません。
引用元(2020.7.17)

Q.《アポカリプス・デイ》でクリーチャーが6体破壊されると、それらはどの順番で墓地に置かれますか?
A.ルール上は全て同時に墓地に置かれます。
その後、墓地に置かれたことによって発動したトリガーを、ターンプレイヤーから順に処理します。
実際のカードの並べ方については(対戦相手も確認できる範囲で)好きに置くことができ、またいつでも並び替えることができます。
引用元(2020.7.17)