《コッコ・(アーム)・ルピア》 [編集]

コッコ・武・ルピア R 火文明 (3)
クリーチャー:アーマード・ファイアー・バード 3000
このクリーチャーが出た時または攻撃する時、プレイヤー1人の墓地にあるカードを好きな数選ぶ。その持ち主は選ばれたカードを好きな順序で山札の下に置く。その後、選ばれたカードの枚数以下のコストを持つ相手のクリーチャーを1体選び、破壊してもよい。

DM22-RP2で登場したアーマード・ファイアー・バード

cipアタックトリガーでいずれかの墓地カードを好きな数選び、山札の下に置かせつつその枚数分のコスト火力を放つ。

1枚で除去山札回復墓地利用対策と多くの役割を持てるカード。
山札へ送るカードを選ぶのはこのクリーチャーの持ち主だが、山札の下に置くカードの順番は選ばれたカードの持ち主が決める。シャッフルは行わないため山札操作にも使える。

除去の条件は「選ばれたカードの枚数」であり、それらが実際に墓地を離れたかどうかは関係ない。
相手のバトルゾーン《若き大長老 アプル》が存在するときに自分の墓地カードを選択した場合、《アプル》の能力によってカードは墓地を離れないが、除去は問題なく行える。

また、対象プレイヤーと墓地に戻す枚数を選べるため、状況に応じて小回りを利かしつつ動ける。0枚を選んで何もしないという選択肢も取れるため、ライブラリアウトの近い相手に山札を与えて利敵行為になるということはない。環境であまり使われなかった《天井院さま/床弾坊》を上手い具合に改良したカードと言える。

効果自体もcipアタックトリガーの双方で起動できるため、除去されない限り毎ターン能力を発動できる。相手が墓地利用デッキを使っている場合は大きなプレッシャーをかけられるだろう。
墓地利用デッキがよく使う除去手段である、《ハンマ=ダンマ》単独ではギリギリ除去できないコストなのも優秀。

単色のクリーチャーとしては貴重な、山札の下操作を出来るのも嬉しいポイントだろう。《一王二命三眼槍》鬼エンドである程度狙ったクリーチャーを踏み倒しできる。
《三眼槍》を利用する【邪王門】系統のデッキの中では、色の都合上《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》を採用できない【赤黒バクロ法師】に向いていると言えよう。

《百鬼の邪王門》で捲れた際も、【我我我ブランド】の1コストウィニーや【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】軽量級リソース系ぐらいなら処理に困らないだろう。

【絶望神サガループ】では、コスト3であることからむしろ《「敬虔なる警官」》に引っ掛からないという利点もある。ただし、《「敬虔なる警官」》パワーでこのクリーチャーに勝るため、安易にアタックトリガーを使うと殴り返しで処理されてしまう。なるべくギャラクシーGOするタイミングを与えないのが肝心。

環境において [編集]

登場早々【赤黒バクロ法師】に採用された。

【白青赤鬼羅.Star】においては色の合う単体性能の高い墓地リセットとして投入される場合がある。

2023/03/04に開催された最強位決定戦では、オリジナル部門優勝デッキの【我我我ブランド】にて、火単色の墓地利用メタという特徴を買われ4枚採用されていた。
コスト3と、速攻デッキとしたら微妙に重いカードを採用された理由は、今環境が【絶望神サガループ】の隆盛が予想されていたからであろう。《武・ルピア》単体では先攻3ターン目のループ開始を咎められないため、《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》も4枚採用されていた。

以降【我我我ブランド】【白青赤鬼羅.Star】の殆どの型に使われるようになった。

DM22-BD2DM22-BD3期にはこれを1枚入れた【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】がオリジナルのチャンピオンシップで4位入賞している。低コストカードをガチンコ・ジャッジで捲ることが致命的となるそちらのデッキに入る辺り、如何に【絶望神サガループ】が環境で戦う上での懸念となるかが窺えよう。

ただしDM23-RP1時点では【絶望神サガループ】対面以外における貢献度、要するに汎用性の問題から《U・S・A・BRELLA》の方が優先されることも多い。

DM23-RP2期では、継戦力を重視する【赤黒バイク】【赤黒テレスコ=テレス】が主な居場所。ある程度の需要が戻ったと言える。【白赤アーマード・サムライ】が発祥すると、自由枠に入れられるケースも見られるように。

【白黒赤ファイアー・バード】にも採用された。注目されたきっかけは《雷炎翔鎧バルピアレスク》で無限追加ターンを得る際のコンボパーツになることだったが、実際のゲーム上はこれを入れている構築でも毎試合ループを目指すわけではない。
《氷柱と炎弧の決断》《邪侵入》へのメタカードとしてシンプルに優秀で、無限ループはあくまで保険だった。2024年8月上旬には他のコンボパーツを不採用でこれを入れた構築も上位入賞しているほど。
メタカード運用・ループ運用ともに1枚絡めば十分なので主流は1枚積みである。

その他 [編集]

  • 除去の前に山札送りを行うため、相手クリーチャーを選ぶ段階で何枚山札の下に置いたか忘れてしまうことがある。
    山札回復のついでに除去を行う際は特に怪しくなる。間違いが多いならしっかりと数える癖を付けよう。
  • 「墓地のカードを山札に戻す」能力はおそらく同弾収録の《邪龍 ジャブラッド》の墓地のカードを4枚デッキに戻して発動する破壊置換能力をメタる物だと思われる。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 能力について

Q.相手の《若き大長老 アプル》がバトルゾーンにいる状況です。
自分の《コッコ・武・ルピア》の「出た時または攻撃する時」の能力で自分の墓地のカードを2枚選び、山札の下に戻そうとして、結果的にそれらは《若き大長老 アプル》の効果で墓地にとどまりましたが、この場合でも相手のコスト2以下のクリーチャーを破壊できますか?
類似例:《封鎖の誓い 玄渦》
A.はい、選んだカードが墓地を離れなかったとしても、相手のコスト2以下のクリーチャーを破壊できます。
引用元(2023.4.10)