【ジョーカーズ】 [編集]デュエル・マスターズ新世代の、主人公のカード群として登場した種族「ジョーカーズ」で構成したビートダウンデッキ。 無色のジョーカーズカードは、五文明が得意とする戦術(水のドロー、自然のマナ加速等)を駆使して戦う。コストの軽いカードが多いため、このカード群が出る前の環境では味わえなかった無色のビートダウン戦術を体験できる。 また、「山札の下に送る除去」、「バトルゾーンやマナゾーンのジョーカーズの数で強化される能力」といった彼ら特有の性質も併せ持っている。 後に、文明を持つジョーカーズも登場している。火の場合はビートジョッキーのB・A・Dを模したJ・O・Eなど新章以降の各文明や種族の代表的な能力や要素を受け継いでいる。 カードプールの拡大と共に様々なデッキタイプが構築されており、大まかに分けて、 ここでは【ジョット・ガン・ジョラゴン】以外の無色の【ジョーカーズ】について説明する。 無色の【ジョーカーズ】 [編集]新章が始まって早々に誕生した無色カードを中心とした元祖【ジョーカーズ】。フィニッシャーは、主に《ジョリー・ザ・ジョニー》、《超特Q ダンガンオー》、《ガンバトラーG7》がよく使われた。 ジョーカーズ・カード [編集]フィニッシャー [編集]
アタッカー・除去 [編集]
サポート [編集]
S・トリガー [編集]
ジョーカーズ以外のカード [編集]呪文 [編集]
クリーチャー [編集]
D2フィールド [編集]
サンプルレシピ [編集]「デュエル・マスターズ全国大会2017」ベスト8
特徴 [編集]基本的に2ターン目《ヤッタレマン》か《チョコっとハウス》を立て、《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》のG・ゼロを使って一気に手札を稼ぐ。 《破界秘伝ナッシング・ゼロ》のおかげで無色ならどのクリーチャーからでも簡単に大量ブレイクできるので、最悪の場合はそれを活かしてごり押ししても勝てないことはない。《破界秘伝ナッシング・ゼロ》でウィニーを強化することに特化した【速攻】構築もある。 ジョーカーズのカードパワーでは終盤が不安というプレイヤーの中には、ドローソースで《戦慄のプレリュード》をかき集めて《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》を召喚するプランも考案する者もおり、このようなタイプが大会で結果を残している。 後に《消王ケシカス》、《アリゾナ・ヘッドショット》などの相性の良いカードが登場するとコントロールに寄せたデッキタイプが一般的になり、《ファイナル・ストップ》も導入されるようになった。同時に、《ファイナル・ストップ》を手打ちするための色合わせと防御拡充のために《Dの牢閣 メメント守神宮》もタッチされるに至った。 DMRP-04裁期には《ベイB ジャック》の能力を活かして展開力と【速攻】性能を激化させつつ、メインプランとしては《ヘルコプ太》や《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》での大量ドローによる【フォーミュラエクストラウィン】を狙う青緑ジョーカーズが流行し始めた。 全体的にコスト軽減による召喚がメインの動きであり、特に《ガンバトラーG7》型の場合は主力カードが1コストから2コストで召喚できるため、《異端流し オニカマス》などの召喚以外に反応するコスト踏み倒しメタに強い。 このように優秀なカードが出るたびにデッキ構築の幅が広がるアーキタイプだが、プレイングに乱れが生じないようにするためには、4×10枚というデッキビルディングをあまり崩さないようにして、フィニッシャーを欲張らない方が良い。同じ種類のカードを連打するプレイングも前提視されるので、ドローソースが豊富といってもピン挿し、2枚積みを増やすとデッキの安定度が下がってしまう。 弱点 [編集]ウィニー中心なので全体除去には弱く、大量展開でカバーできるものの1体1体は軽量除去で軽く吹っ飛ぶパワーラインである。とはいえ大量の手札でしつこく後続を出せば良い上に《ジョリー・ザ・ジョニー》のエクストラウィンでしばしば強引に勝てるので、ウィニー中心のデッキだからといって一概に終盤が弱いとは言い切れない。 マナ加速、除去、S・トリガーなどの能力が一通り揃ってはいるが、ジョーカーズ・クリーチャーの能力は本来の色の役割を持つ各文明の劣化であるというケースが目立つ。ドローとコスト軽減を除けば、ジョーカーズが強いのはあくまで強いのはジョーカーズであり無色であることに対する利点によるのであって、カードパワーによるごり押しは比較的難しい。 また、《バッテン親父》のように攻撃を防ぐクリーチャーも存在するが、基本的に防御は得意ではないので、シールドが0の状態でダイレクトアタックを受けるとたいていは負けてしまう。 コマンドを入れる余地がなく、自身を対象としたカード指定除去カードもジョーカーズにはないため、封印に対処できない。手札や墓地から突然現れる《禁断の轟速 レッドゾーンX》は警戒するに越したことはない。 頭数がそれほど並んでいない状況で《ジョジョジョ・マキシマム》などの打点増強系を利用して1体の打点に懸ける場合、相手の1体のブロッカーに難儀することも。幸い除去も最低限デッキに存在しており打点も並びやすいため、判断を誤らなければこのような状況にはなりづらい。 【Finalジョーカーズ】 [編集]概要 [編集]《ジョリー・ザ・ジョニー Final》の登場を機に組まれるようになった、新たな【無色ジョーカーズ】。《ジョット・ガン・ジョラゴン》を用いる【ジョラゴンループ】の機構までもが組み込まれており、まさしく「ジョー編における無色ジョーカーズの集大成」とも呼べるデッキ。
主要カード [編集]
候補大型ジョーカーズ [編集]
特徴 [編集]序盤は《ヤッタレマン》や《パーリ騎士》で盤面とマナを伸ばしていく。 その展開力のおかげで、防御札満載の【赤黒ドルマゲドン】も苦にしない。 環境において [編集]グランプリ4thでは、《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》《戦慄のプレリュード》《破界秘伝ナッシング・ゼロ》の3枚を除き、カードプールはDMRP-01とDMSD-01、及び一部プロモしかないにもかかわらず準優勝の快挙を成し遂げた。
「超CS in 熊本」では【ロージアミラダンテ】や【ドルマゲドンX】などのS・トリガーによる受けが強いデッキが多く、そうしてメタられていたためか【赤単ブランド】と共にベスト16入りを逃している。 「デュエル・マスターズ全国大会2017」では防御札をほとんど積まない環境を突いた高速ビートダウンを行いつつ各種メタを張れる点が活き、ベスト8入賞が2人。 「デュエル・マスターズグランプリ-6th」では3人1組のチーム戦という性質上まんべんなく勝てるデッキが好まれ、全体除去やコスト軽減メタなどで簡単にメタを張られてしまう性質、デッキパワーの低さからベスト4進出4組12人中1人もこのデッキを使用しなかった。特に【デ・スザーク】が決勝進出者4組12人中3組4人が使用していたことが大きかった。
このようにして登場以来トップメタを走ってきたこのデッキだったが2018年7月14日に、《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》が殿堂入り。無色のみでデッキを構築する意義は減少し、文明を持ったジョーカーズも増加した事で環境を退く。だがデッキ自体が崩壊したわけではなく、また無色のジョーカーズにも度々新規カードが登場し続けていた。 そしてDMEX-19で《ジョリー・ザ・ジョニー Final》と《勝熱と弾丸と自由の決断》が登場すると、それらに加えて【ジョット・ガン・ジョラゴン】の機構を折衷した新たな【Finalジョーカーズ】が成立。環境でも再び見られるようになった。《燃えるデット・ソード》でのランデスのおかげでマナゾーンにキーカードを装填する動きを取る【キリコチェイングラスパー】に強気に出られるのも利点の1つ。 『DMGP2022』Day2(オリジナル)では【Finalジョーカーズ】がベスト16に1人残った。公式発表上【無色ジョーカーズ】は、ベスト128に予選突破デッキ中8位タイの5人(同率に【キリコチェイングラスパー】、【我我我ブランド】、【星雲人シヴァンリンネ】がランクイン)を送り出している[1]。 参考 [編集]
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[1] 公式発表上は7位に【青黒緑ハンデス有象夢造】(6人)がランクインしているが、2位(10人)を記録した【青黒緑CRYMAXジャオウガ】構成が類似するため合算して考えることもできるとの見解が示されている。そのため、公式発表上それ以降の順位のデッキはそれに従い、順位を1つ繰り上げるものとする。参考 |