必須カード [編集]

文明コンセプトさえあっていれば、入れない理由を見出すことが非常に困難なカードのことを指す。
もちろん、そのカードを使う文明を踏み倒せるなら、文明があっていなくても自然と入る必須カードも存在する。

過去に必須カードとしてもてはやされていたカードは、ビートダウンコントロールを問わず白青黒のデッキに対する《コアクアンのおつかい》《セブ・コアクマン》がある。
他には、入りのコントロールにおける《解体人形ジェニー》超次元を利用するデッキにおける《勝利のガイアール・カイザー》なども挙げられる。

また、各デッキタイプでいえば【ドミティウス】【アルカクラウン】における《魔龍バベルギヌス》、かつての【ヘブンズ・ゲート】における《奇跡の精霊ミルザム》《音感の精霊龍 エメラルーダ》などが挙げられるか。

デッキカラーをガン無視して入りうるカードの例には《光牙忍ハヤブサマル》《生命と大地と轟破の決断》がある。前者はマナゾーンにカードが4枚あれば文明不要、後者はマナゾーンから唱えれば実質文明は不要となる。

デッキの回転を支える基本カードや、高いカードパワーを持つフィニッシャー、もしくはコンセプトとなったカードと大きなシナジーを生み出すカードが必須カードと言われる事が多い。

ただし、必須カードと呼ばれるカードでも、環境の変化や各々の細かいデッキコンセプトに合致しないなどの理由で、デッキから抜いても問題とならない場合もある。時には固定観念に囚われないことも必要である。

  • 特定のデッキタイプにおける「主要カード」とは意味合いが異なる。あちらはデッキコンセプトとして投入される事が前提であるのに対し、こちらは「デッキコンセプトではないが、そのデッキの動きを考えるとどうしても必要であろうカード」を指す。
  • デュエル・マスターズというゲーム性において、文明コンセプトが合わなくても入れることのできる『真の必須カード』は存在しない[1]
    • 別TCGでの必須カードだった《オーキドはかせ》や《強欲な壺》のこと。
    • デッキの文明やコンセプトで使用するカードを取捨選択するのもデッキ作成の醍醐味であり、仮に「真の必須カード」が存在してしまったら、40枚でデッキを組むゲームではなく、真の必須カード4枚と残りの36枚でデッキを組むゲームになってしまう。実際、デッキの自由度を損なう恐れのあるそれらは、《強欲な壺》は禁止カード、《オーキドはかせ》の相互互換は、そのカードタイプは1ターンに1枚のみと、ルールで制約が加えられている。
    • なので、デュエマで「必須カード」という用語は、「(ゲームを行うなら)必須のカード」という意味ではなく、特に注釈がなくとも「(特定のデッキタイプでは)必須のカード」という意味となる。上述した《サイバー・ブレイン》《光牙忍ハヤブサマル》《生命と大地と轟破の決断》らですら、デッキによってはコンセプトから外れるなどの理由で入らない事も多い。

参考 [編集]

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[1] 黎明期のドロー軽視で生まれてしまった《サイバー・ブレイン》を除く。当時は水文明を入れないデッキにもS・トリガーを当てに採用されうるカードだったが、後に殿堂入りプレミアム殿堂にて規制されることとなった。後に殿堂解除こそされたものの、その頃には各文明にリソース札が充実し、デッキタイプの多様化もあり『真の必須カード』の座は引いている。