《ジャスミンの
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ジャスミンの地版 C 自然文明 (2) |
タマシード:スノーフェアリー/レクスターズ |
シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。 |
このタマシードが出た時、自分の山札の上から1枚目をタップしてマナゾーンに置く。 |
DMSD-20で登場した自然のスノーフェアリー/レクスターズのタマシード。
cipでタップインのマナブーストをしつつバトルゾーンに進化元を残せる。
これまで、コスト2のマナブーストと言えば、《フェアリー・ライフ》や《霞み妖精ジャスミン》の様なバトルゾーンにクリーチャーの残らないものか、手札を消費する《シビレアシダケ》等やセルフランデスの危険性を孕む《桜風妖精ステップル》の様な何らかのディスアドバンテージを伴うものばかりだったが、このカードはバトルゾーンに残りつつディスアドバンテージ無しに山札からマナブーストできる。
これは《ゴースト・タッチ》相当の働きをしつつ進化元を残す《ジェニーの黒像》と同様だが、このカードの場合マナブーストであるため2→4の動きが可能になり、タマシードの性質上特にコスト4進化クリーチャーとマナカーブが綺麗に繋がり相性が良い。
特に、《マニフェスト <マルコ.Star>》らの様な自然文明以外のコスト4レクスターズ進化クリーチャーにとっては朗報で、これまで一撃奪取系統に頼っていた「2ターン目の初動兼3ターン目の進化元」という役割を、マナブーストのおかげでより安定してこなすことが出来る。
タマシードというカードタイプがクリーチャーよりも除去され難い性質を持つこともこの安定感に寄与している。
軽量カード指定除去は、王来MAX開始前のカードプールでは非クリーチャー指定除去という制約があることも少なくなく、従来までの一撃奪取プランと両対応できるカードは一握りしか存在していない。
2〜3ターン目に使えるものに限れば、環境で遭遇するものといえば《超英雄タイム》と《メッチャ映えタタキ》(モード込み)ぐらいだろう。
このカードはマナブーストにより既に最低限の働きを終えているため、最悪返しのターンに除去されてしまっても《フェアリー・ライフ》を唱えたのと同じ感覚でゲームを進行できる。
スノーフェアリーを持つため《ダイヤモンド・ブリザード》などの進化元にもなれる。
《妖精の裏技ラララ・ライフ》のG・ゼロ条件も満たせるが、《武家類武士目 ステージュラ》のG・ゼロや《エンドレス・フローズン・カーニバル》の踏み倒し手札コスト等は「◯体」表記であるため数えることは出来ない。
攻撃不可である点もビートダウン傾向のあるスノーフェアリー種族デッキでは難点となり得るので、既存のコスト2スノーフェアリー・クリーチャーはそれらの点で差別化していくことになるだろう。
王来MAX環境においてはオリジナルで《エンペラー・キリコ》の濁りにならない初動マナブーストとして【キリコチェイングラスパー】に使われる場合がある。
DMBD-19・DMBD-20期時点では、自然入りのタマシードデッキや【青黒赤緑邪王門】にも採用される。オリジナルの【青黒赤緑邪王門】の場合、《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》と共に自軍の《インフェル星樹》でマナ送りにするという使い方をする。
《SSS級天災 デッドダムド》の除去は誘発しないが、単に呪文メタに強いということで【青黒緑デッドダムド】にも投入される。
特殊な事例としてはオリジナルの【緑単イミッシュ・イツァヤナ】の初動に採用したチャンピオンシップ入賞レシピもある。確かに《イミッシュ・イツァヤナ》でのランダムコスト踏み倒しの際に不発になるデメリットがあるが、コスト2初動としては最上級の進化元になるメリットがそのデメリットを上回っている。