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S級原始 サンマッド SR 自然文明 (3) |
進化クリーチャー:ゲリラ・コマンド/S級侵略者 3000 |
進化−自分の自然のコスト3のクリーチャー1体の上に置く。 |
S級侵略[原始]−自然のコスト3のクリーチャー(自分の自然のコスト3のクリーチャーが攻撃する時、自分の手札またはマナゾーンにあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい) |
自分のクリーチャーが3体以上あれば、このクリーチャーに「T・ブレイカー」を与える。 |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンにクリーチャーが4体以上あれば、そのうちの1体を選び、持ち主のマナゾーンに置く。 |
※殿堂入り |
DMR-19で登場した自然のゲリラ・コマンド/S級侵略者の進化クリーチャー。
cipでバトルゾーンに敵味方合わせてクリーチャーが4体以上あればクリーチャーを1体マナ送りにし、自分のクリーチャーが3体以上あればT・ブレイカーを得る。
「原始(トライブ)」のS級侵略を持ち、マナゾーンからでも侵略できるようになっているため、序盤からマナゾーンに置いても必要な時に侵略できるのが特徴。
ただしこのクリーチャーの進化元は自然のコスト3のクリーチャーに限定されており、S級侵略条件もそれと同じ。従来のゲリラ・コマンドとは様変わりしており、構築は多少縛られるであろう。
幸い、自然のコスト3のクリーチャーは《青銅の鎧》、《天真妖精オチャッピィ》、《雪精 ジャーベル》、《剛勇妖精ピーチ・プリンセス》など優秀なクリーチャーが多いため、進化元はそれほど苦労しない。
火を含める必要はあるが、マナブーストのcipを持つスピードアタッカーである《風の1号 ハムカツマン》とは極めて相性が良い。
その他召喚酔いをしない自然のコスト3のクリーチャーとしては、《森の指揮官コアラ大佐》、《情熱のD・H ユウ》、《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》、《獣軍隊 ベアッサー》、《ベジタバッタ・パンツァー》等が存在する。
2ターン目からクリーチャーを1体ずつ出していけば4ターン目にクリーチャーが3体揃い、自然のコスト3のクリーチャーでS級侵略するのが理想的な流れか。
自分のクリーチャーが3体揃っているのでT・ブレイカーを得ているし、その際に相手のクリーチャーがいればcipの4体以上という条件も満たせるため、邪魔なクリーチャーを退かしつつT・ブレイカーを放てる。
しかし、この能力のもっと凶悪な使い方は別にある。
自分自身を進化元のクリーチャーごとマナ送りする事でその場でアンタップマナを2マナ生み出せる事が出来る。この性能が【緑単ループ】等で悪用された事で本カードは殿堂入りとなった。
また、この後に出た低コストで自軍をマナ送りできる《わかりミーア♥》《シェル・アルカザール》《竹馬の超人/テイクバック・チャージャー》がタップイン指定なのもこのカードの反省によるものだろう。
弱点としてはパワーの低さと、クリーチャーが少ない時の迫力の薄さ。
T・ブレイカーとマナ送りを使えてもパワーは3000なので、ちょっと大きめのブロッカーで返り討ちになったり、《光牙忍ハヤブサマル》で相打ちになったり、殴り返しや火力を喰らったりで簡単に破壊されてしまう。
さらに両方の能力が使えない状況だと単なるパワー3000の弱小クリーチャーとなってしまうため、クリーチャーを並べることが肝心となる。
とはいえ、S級侵略のおかげで出すタイミングはコントロールしやすい。上記のような状況が去りさえすれば、即座に攻め込む事も難しくないだろう。
革命編環境では《鎧亜戦隊ディス・マジシャン》プレミアム殿堂後の【イメンループ】にループパーツとして使われた。《時空の探検家ジョン》と《時空の英雄アンタッチャブル》を《超次元フェアリー・ホール》で呼び出しながらこれで攻めれば高確率で勝ち盤面を作れるので、《超次元フェアリー・ホール》を使ったビートダウンで採用されることも当時は多かった。当時ビートダウンにおいて《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》と組み合わせることがあったが、このカードのマナ侵略と組み合わせるとマナゾーンのカード消費が激しいため、この組み合わせに対する評価はマチマチであった。
革命編当時は【緑単ベアフガン】のサブフィニッシャーとしても使われた。当時としては層の薄くない自然の1コスト帯や《原始 サンナップ》のような実質タダ出しの侵略元、《雪精 ジャーベル》や《トレジャー・マップ》のようなサーチのおかげで、これを軸とした4ターンキルは比較的安定した。
革命ファイナル序盤、【成長ドギラゴン剣】に《風の1号 ハムカツマン》や《天真妖精オチャッピィ》とこれを入れることで、打点に余裕を持たせつつブロッカー対策をした型が一部で使われた。
自軍をマナ送りできるcipループ性能が【緑単ループ】で重宝され、革命ファイナル環境から新章デュエル・マスターズ環境を荒らした1体となった。このことが仇となり、2017年7月8日付で殿堂入りを果たす。ゲリラ・コマンド、侵略者カテゴリとしては史上初の殿堂入り。進化クリーチャーとしても《大勇者「鎖風車」》と同時で9例目の殿堂入り。以降は複数のこのカードをぐるぐる回すことはできないため、《ベジタバッタ・パンツァー》等の「任意の自然クリーチャーをコスト3に変換する進化クリーチャー」がループには必要になる。
殿堂入り後の環境では【緑単ループ】でも《曲芸メイド・リン・ララバイ》フィニッシュにこだわる層が使用するにとどまっていた。しかし、大量ドロー札として《口寄の化身》が注目されて以降は、プレイングにもよるが時には殿堂入りのハンデを感じさせない打点強化札になり得た。
《ベイB ジャック》がプレミアム殿堂に指定されて以降はぱったりと見なくなっていたが、《S級原始 サンマックス》が登場して以降は【サンマックス】系デッキで5枚目の《サンマックス》として採用されるようになった。
【緑単オービーメイカー】や【青黒緑オービーメイカー】でもサブフィニッシャー系スーパーサブとして使われる。
DM23-BD2・DM23-BD3期時点では1枚積み20種類から24種類程度の【準ハイランダー青黒緑CRYMAX ジャオウガ】で1枚積み枠として採用されることがある。
S級原始 サンマッド SR 自然文明 (3) |
進化クリーチャー:ゲリラ・コマンド/S級侵略者 3000 |
進化:自然のコスト3のクリーチャー |
S級侵略[原始]:自然のコスト3のクリーチャー |
自分のクリーチャーが3体以上あれば、「T・ブレイカー」を得る。 |
バトルゾーンに出た時、クリーチャーが4体以上あれば、《S級原始 サンマッド》以外のクリーチャー1体を、マナゾーンに置く。(ただし、使用可能マナは増えない) |
DMPP-27で実装。
今回ナーフされた2点はTCG版の【緑単ループ】の要ともいえる要素であった。
デュエプレ版《ダイヤモンド・ブリザード》との相性が非常に良い。小型獣を横並べしつつこのカードをマナゾーンに置くことを狙えるうえ、召喚酔いしない侵略元になる。
一覧 |
Q.相手の《地封龍 ギャイア》がバトルゾーンにいる状況で、自分はコスト3のクリーチャーで攻撃する時、自分は《S級原始 サンマッド》を、マナゾーンから「侵略」能力を宣言しました。どうなりますか?
A.マナゾーンからバトルゾーンに出る《S級原始 サンマッド》のみが、《地封龍 ギャイア》の置換効果によってマナゾーンに残り、コスト3のクリーチャーで攻撃を継続します。「侵略」能力によってバトルゾーンに出すことは召喚ではありませんので《S級原始 サンマッド》は新たにマナゾーンに置いたカードとして扱いません。ゾーンの移動を行いませんので、位相も変わりません。
引用元(2020.12.15)