《ボルシャック・ヴァルケリー》 [編集]

ボルシャック・ヴァルケリー SR 火文明 (6)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 8000+
自分のマナゾーンにカードが6枚以上あれば、このクリーチャーを[火(3)]支払って召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりにこのクリーチャーを破壊し、その後、カードを1枚引く。
スピードアタッカー
パワード・ブレイカー
シビルカウント3:このクリーチャーが攻撃する時、自分の火のクリーチャーまたは火のタマシードが合計3つ以上あれば、自分の手札をすべて捨ててもよい。そうしたら、カードを3枚引く。こうして捨てたカード1枚につき、このターン、このクリーチャーのパワーを+4000する。

DM22-RP1で登場したアーマード・ドラゴン

マナゾーンにカードが6枚以上ある間、火のコスト3の代替コストでも召喚できるようになる。
この効果のルールは《先陣兵アインデッカー》#ruleを参照。

本体スペックはスピードアタッカーパワード・ブレイカーを持ち、アタックトリガー解決時にシビルカウント3を達成することで手札交換及び、捨てた枚数×4000パンプアップする。

ドラゴンデッキであれば《メンデルスゾーン》《ボルシャック・栄光・ルピア》の存在により、4ターン目には安定して6マナを達成できる。
理想の流れとしては《メンデルスゾーン》で5マナに到達した後、《決闘者・チャージャー》でこのクリーチャーを回収しながら6マナに到達でき、3ターン目に召喚可能。
シビルカウントの達成と両立するのはやや難しいが、それでも自身を代替コストを使って召喚すれば3マナ余っているので、少し展開順を工夫すれば容易に達成できる部類ではある。

もちろん革命チェンジとも相性が良い。入れ替えることで別クリーチャーとなるので《“龍装”チュリス》同様自壊は引き継がれない上、1ドローは残っていて手札補充もできる。癖のないスペックだが若干重いため、チャージャーが多めの【赤黒ドギラゴン閃】に適していると言える。パンプアップすれば《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》を殴り返しで安全に除去できるため、《百鬼の邪王門》墓地を掘って呼び出す前提で空いた枠に突っ込むのも悪くない。

シビルカウント達成時効果は、単純に手札交換として使ってもドローの苦手な火文明としては悪くないスペックを持つが、捨てる手札の枚数によってはフィニッシャーとしても扱える。
基礎パワーが8000あるので、1枚捨てるだけでT・ブレイカー相当、4枚捨てれば5枚ブレイクになる。

《決闘者・チャージャー》とは特に相性が良い。自身がサーチ対象に入っているだけでなく、シビルカウント達成時用の捨てる手札も確保できる。代替コストを使える状況ならば、3マナと3マナなので同ターンに併用できるのも嬉しいポイント。

《ボルシャック英雄譚》の大量展開に巻き込むのも良いだろう。cipでアドバンテージは稼げないが、シビルカウントを自動的に達成できる。

環境において [編集]

効果判明当初は既存の【赤緑ボルシャック】とは噛み合わない性能から、評価はあまり高くは無かった。まず【赤緑ボルシャック】は打点形成には困らないデッキであり、手札補充についても《決闘者・チャージャー》で十分以上だったため、わざわざ枠を割いてまで投入する必要が薄いと考えられていた。
しかし、登場してみれば【赤緑ボルシャック】で多数派でこそ無いが使われるパターンが確認されている。というのも、最速で《王来英雄 モモキングRX》から《ボルシャック・モモキングNEX》に進化してビートダウンするプランにおいて、1ターンで相手を倒し切れなかった時の追撃に役立つためである。

その他 [編集]

  • 10年ぶりにメイン弾に登場した単種族アーマード・ドラゴン[1]。アーマード・ドラゴン自体は何度か登場していたが、何らかの複合種族を持っているのが大半であった。
  • これまで「拳」を象徴としてきたボルシャックとは異なり、このクリーチャーは名前が示す通り「脚」を武器としている。おそらく「ヴァルキリー(ワルキューレ、ヴァルキュリア)」と「蹴り」のダジャレ。
    能力も既存のボルシャックが用いる戦術とは少々毛色が違ったものになっており、ボルシャックの新たな道を感じさせる1枚となっている。

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


[1] これまではDMR-07《パラベラム・ドラゴン》が最後