実のところ、過去〜現状に至るまで、純【スノーフェアリー】と呼べるようなデッキは存在しない。
というのも、純【スノーフェアリー】で組もうと考えた際他デッキと比較して明確な強みが見出しにくい、フィニッシャーの不在、強力な受け札が少ない等と問題点が多く、それらを補うために外部からカードを追加したほうが強力なためである。
一応最初期には種族をスノーフェアリーで固め、《ダイヤモンド・ブリザード》による手札補充で途切れることなくクリーチャーを展開するビートダウンや、大量マナブーストと墓地肥やしの後に《ダイヤモンド・カスケード》を召喚し、マナゾーンから回収したスノーフェアリーを一気に展開するタイプの【スノーフェアリー】が存在した。
基本的に環境で活躍するのは「足回りにスノーフェアリーを多投することを活かして【スノーフェアリー】に寄せるデッキ」であるスノーフェアリー型【フォーミュラエクストラウィン】や【緑単サソリス】等がメインであったが、。
【緑単ステージュラ】の登場によりスノーフェアリー戦術に特化したデッキもそれなりに現実的だということが証明された。しかし、サブフィニッシャーの《S級原始 サンマッド》の殿堂入りやメインエンジンの《ベイB セガーレ》のプレミアム殿堂に伴いそちらが崩壊。
その後【緑単ステージュラ】の後継デッキである【轟轟轟ステージュラ】の成立を除き暫し冬の時期だったが、DMEX-12ではプッシュ種族として選ばれ多数の新規が登場。
特に置きドローとして優秀な《恋愛妖精アジサイ》やマナブースト役として強力な《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》や横並べとして便利な《応援妖精エール/「みんな一緒に応援してね!」》、そして新規フィニッシャーの《エンドレス・フローズン・カーニバル》等の獲得により【スノーフェアリーサイクル】が成立した。
また、DM22-RP1では登場した《十番龍 オービーメイカー Par100》は同一ターンに小型を大量に横並べできるスノーフェアリーと相性が良く、発売日当日にはスノーフェアリー軸の【緑単オービーメイカー】が結果を残している。その為、スノーフェアリーを軸にした【緑単オービーメイカー】の事を【緑単スノーフェアリー】と呼称することもある。
DM22-RP2ではスノーフェアリーの種族カテゴリに属するジャイアント・スノーフェアリーが登場。
ジャイアント・スノーフェアリー達はゴッド・オブ・アビス〜王道Wに続く現在まで登場し続けており、ジャイアントと合わせてプッシュを受けることに成功した。
アビス・レボリューションの通常弾ではジャイアントプッシュがメインであったものの、シンプルにカードパワーの高い《同期の妖精/ド浮きの動悸》や《清浄のカルマ インカ/オキヨメ・水晶チャージャー》を獲得。
王道篇では通常弾は勿論の事、DM24-EX1やDM24-BD6・DM24-EX4で多数のプッシュを受ける。
特にDM24-BD6ににおける《百景妖精アセビ=アンドロメダ=クシナダ》獲得が大きい。
手札やマナからの盤面展開・ジャストダイバーによる耐性は勿論NEO進化で出せば即時打点としても機能と非常に高スペックな1枚であり、【スノーフェアリー】の完成度を一気しに押し上げたカードと言える。
ただ、この時点ではまだフィニッシャーの問題が残っていた。
一応《完璧妖精マリニャンX》が存在するものの、《アセビ=アンドロメダ=クシナダ》からコスト踏み倒し出来ない5マナかつ盤面に大量のスノーフェアリーを要求する2重苦でありあまり活躍できていない。
そして、DM25-RP1では《洗打の妖精》を、DM25-RP2では《一音の妖精》を獲得。
両者ともに《アセビ=アンドロメダ=クシナダ》から踏み倒せるフィニッシャーであり、ようやく純【スノーフェアリー】と呼べるようなデッキ構築が可能になった。
ただ、現状でもスノーフェアリーかつ逆転に繋がる優秀な受け札が《ハラグロX☆行っくよー!》程度しか存在しない上、《ハラグロX☆行っくよー!》を除く赤のスノーフェアリーの層が貧弱という問題点も存在する。
その為、《ハラグロX☆行っくよー!》は搭載せず《ウルの天宝》を使って受けの薄さを緩和しつつ速度に特化させ、更に相性の良い《竜社長 ゴルファウンデーション》を採用した【白青緑ゴルファウンデーションスノーフェアリー】・赤のフィニッシャーである《轟く邪道 レッドゾーン》や《剣轟の団長 ドギラゴン王道》を採用し《アセビ=アンドロメダ=クシナダ》の白青緑に赤の外部フィニッシャーを加えた【4cスノーフェアリー】等が主流。
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