《ルクショップ・チェサイズ》 [編集]

ルクショップ・チェサイズ R 光文明 (7)
呪文
スーパー・S・トリガー(この呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい。その時自分のシールドが1つもなければ、この呪文にS能力を与える)
自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚を自分の手札に加え、もう1枚を裏向きにして、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに加える。
S−次の自分のターンのはじめまで、自分の手札に加える光のシールドカードすべてに「S・トリガー」を与える。

DMRP-02で登場した呪文

自分の山札の上から2枚を見て手札シールドにそれぞれ加える能力と、スーパー・S・トリガーで自分のシールドカードすべてにS・トリガーを与える能力を持つ。

《フェザン・ルーラー》の上位種とも呼べるカード。手札シールドをある程度選びながら同時に増やす能力は頼もしい。劣勢でスーパー・S・トリガーを仕込む事ができれば逆転の可能性も上昇する。
ただし手打ちするには重く、7コストに見合った効果とは言いづらい。主にS・トリガーを期待しての投入になるだろう。

スーパー・S・トリガーを使用した場合、他のS・トリガーなどによってシールドが増えているケースを除き、基本的にはこの呪文の通常時の能力で追加したシールドS・トリガーを与えることになる。
カードさえセットしていれば何でもS・トリガーさせられるのだが、それは相手が素直にシールドを破ってきたらの話。相手が警戒して殴ってこなかった場合、ターン終了と同時にS・トリガー付与は失効してしまう。
抑止力としてはともかく、スーパー・S・トリガーの性能としては相手によって無効化させられてしまう点が痛い。

コスト8以下、進化でないクリーチャーのみと条件は増えるものの、スーパー・S・トリガーによるコスト踏み倒しとしては《ノヴァルティ・アメイズ》の方が相手への依存が少なく、手札次第で選択肢も広くなる。
採用を検討する際はそちらが大きなライバルとなるだろう。

環境において [編集]

通常環境では評価の低いカードであったが、ブロック構築で開催された全国大会2017エリア代表決定戦南東北大会のベスト16に残ったトリガーコントロールに4投されており、これによって多少なれど見せ場を作ったカードとなった。

後にDMRP-05期に殿堂レギュレーションルールでこれを4枚投入した【ブライゼシュート】軸の【オールデリート】がチャンピオンシップ準優勝を果たした。デッキレシピからは、《唸る鉄腕 ギリガザミ》《アクア・スペルブルー》、そしてこれを活かした《超次元ガード・ホール》《オールデリート》コスト踏み倒しが主軸であるとうかがえた。これとのシナジーを考えると、どちらかと言えば《超次元ガード・ホール》による《超覚醒ラスト・ストーム XX》のプランを厚く取っていると見做せる。

2023年6月初頭には、これを入れた【トリガービート】がアドバンスのチャンピオンシップで優勝して話題となった。当たり前だがS・トリガーシールド追加すれば捲れるチャンスが増えるためである。シールド追加の機構のおかげでスーパー・ボーナスの条件を満たした状況で捲ることも期待しやすい。

その他 [編集]

  • 登場時期の近い《天空城の防壁》を基準にすると、ややコスト論では損をしているカード。仮に、あちらに加えて山札の上から2枚の内1枚手札補充の分で1.5コスト、スーパー・S・トリガーの分で1.5コスト、S能力の分で1コストと考えるとする。すると、7コストであり6マナ以上優位の法則による補正が掛かった7コストの呪文の基準値が9コスト分だとして、1コスト分は損をしている計算になる。
    • 尤も、革命編以降に登場したカードのなかには、《テック団の波壊Go!》などから分かるように高コスト域ほどコスト論を無視しているのが一般的であり、S能力の部分が実戦でほぼ機能しないということを考えると、1コスト分どころの損ではないとも考えられる。
  • 名前の由来はデザインからもやはりルーク・ビショップとチェスから来ているのだろう。

サイクル [編集]

DMRP-02で登場したスーパー・S・トリガー呪文サイクル

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

Q.最後のシールドから《ルクショップ・チェサイズ》がトリガーしました。最初の能力でシールドが増えていますが、最後の能力は使えるのですか?
A.はい、使えます。スーパー・S・トリガーはトリガーした時点で自分のシールドが1つもなければ能力を得ていますので、その後でシールドが増えていても関係ありません。
引用元(2019.7.2)

  • 3つ目の能力について

Q.自分のシールドが残り3枚で、T・ブレイクされました。そのうち1枚が《ルクショップ・チェサイズ》で、残り2枚は光のカードでした。最後の能力によって残り3枚のカードはS・トリガーを得ますか?
A.いいえ。最後の能力でS・トリガーを与えるのはその時シールドゾーンに残っているシールドだけです。基本的には最初の能力で増やしたシールドのみが光であればS・トリガーを得ることになります。 また、このカードのスーパー・S・トリガーを使った後に、別の方法で増えた光のシールドについてもS・トリガーを得ません。
引用元(2019.7.2)