地雷 [編集]

不意に現れてプレイヤーに被害を与えるものの比喩。
主に2つの意味がある。

  1. メタゲームから外れているが、ガチデッキとも十分に戦える性能のデッキ、またはその使用者
  2. レアリティに反してカードパワーが乏しく、著しく価値の低いカード。ハズレアとも。

1の解説 [編集]

メタゲーム内で特に注目されていないものの、メタデッキとも渡り合えるデッキは地雷と呼ばれる。

以下Magic:The GatheringWIkiより抜粋

地雷デッキ(Rogue Deck)とは、トーナメントに出たごく少数派のデッキや、完全にメタ外のデッキ。対策カードの隙を突いたり、動きを読ませないで勝利を拾う(通称「わからん殺し」)ことを目的として構築される。

トップメタ群を強く意識したデッキは、例え独自色が強くてもアンチデッキ扱いになり、普通「地雷デッキ」とは呼ばれない。メタゲームに追従するのではなく、わざと逸脱しているデッキのことである。そのため、奇抜なコンボデッキなどがこのカテゴリに分類される場合が多い。

引用元

代表的な地雷デッキとしては【カウンターマッドネス】【シールドプリズン】がある。

デッキタイプ切札がマイナーであることが多く、個性的なデッキではあるが、勝ちを狙って作られているという点でファンデッキとは一線を画している。

地雷が作られる目的は、相手にこちらの戦術を対策させないことである。知名度が低いデッキは対処法がそれほど知られていなかったり、対抗できるカードが積まれていない場合がある。情報アドバンテージの面で有利となるため、相手にプレイングのミスを誘いやすい。

また、ガチデッキの使用を好まずに、それに勝ちうる地雷デッキを研究、開発するタイプのプレイヤーは俗に『地雷屋』とも呼ばれる。
地雷デッキはその性質上個性的なデッキになりやすいため、そのようなデッキを愛用するプレイヤーも多い。
マイナーなデッキトップメタデッキを打ち倒すというのは、メタデッキを使った時とはまた違った快感があるだろう。

ただし、基本的にメタゲームで活躍するようなデッキグッドスタッフであることが多く、生半可なデッキではなかなか太刀打ちできるものではない。地雷を使って勝ちに行くためには、それ相応のプレイングデッキビルディングが求められると言える。

しかし環境やカードプールの変化によって、地雷も完全にガチデッキと渡り合えるパワーを手に入れる事も在る。【ジョバンニスコール】はその典型である。

  • 2010年全国大会のエボリューション・マスターレギュラークラスでは、正しく地雷デッキである【ベルフェギウスタップ】が優勝を果たした。研究と環境次第では地雷でも見事な活躍が見込めるという好例であろう。
  • 2016年公認グランプリ「デュエル・マスターズ グランプリ-3rd」において、初動が遅めなデッキが多い革命ファイナル環境の裏をかき、代表的な地雷デッキの一つである【ジョバンニスコール】がベスト64に進出という快挙を遂げた。以降、このデッキはメタゲームの一角として活躍する事となる。
    • 残念ながら、素早いプレミアム殿堂の規制によって【ジョバンニスコール】はあっさりと消滅してしまう。この様な地雷と称されるデッキは、あまりにユニークな動きをするせいで嫌われやすいデッキタイプである事が多い。変わった動きをする地雷がたまに勝つ分には面白いが、それが常態化することに対して愉快に思わないプレイヤーは多いのかもしれない。

2の解説 [編集]

レアリティに反してカードパワーが低く実用性に乏しいカードは、地雷と呼ばれることがある。
ハズレア」とほぼ同じ意味。ただし、こちらは特に同エキスパンション内でトップメタ級のカードがある場合に、それと比較する意味で使われる場合が多い。

レアリティの高いカードは当たる確率が低く、せっかく当てたとしてもそれが弱いカードであれば落胆の種になる。
箱買いの場合、特定のレアリティの枚数が決まっていることがあるが、これも地雷が存在すると、せっかくのレアカード枠を取ってしまいうる。

例としては以下がある

これらに当てはまるカード群は「実際のゲームでは使い物にならない(他に優秀なカードがあるので、わざわざカードパワーの低いカードを使う必要性が見当たらない)」ため、純粋に大会上位を狙う玄人や上級者からは邪魔者扱いされがちである。

エキスパンションを購入する際、特に箱買いをする場合には、地雷を引き当てないように願いたいものである。

  • 地雷を引き当ててしまうのも、カードゲームを行うに当たってはよく見られる光景である。そうなってしまったら素直に諦めよう。

その他 [編集]

  • 「地雷」とは地中や地表に設置され、人や車両の接触によって爆発して周囲に被害を与える兵器のことである。ここから転じて、「普段は隠れていて見えないが、いきなり出現して損害を与えるもの」「触れてはいけない話題」などの比喩に使われるようになった。

参考 [編集]

地雷デッキの一例 [編集]