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聖斬のコード アシッド UC 無色 (7) |
クリーチャー:アンノウン・セレス 3333 |
S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい) |
水晶ソウル2(このクリーチャーを召喚する時、自分のマナゾーンにある裏向きのカードのマナの数字は2になる) |
このクリーチャーが出た時、相手のエレメントを1つ選び、持ち主の山札の下に置く。その後、相手はカードを1枚引く。 |
水晶ソウル2を持ち、cipで相手のエレメントを山札送りするS・トリガー獣。ただし、相手にカードを引かせるデメリットが付いている。
いかにエレメント指定の確定除去かつ移動先が再利用の難しい山札の下とはいえ、《凶殺皇 デス・ハンズ》同然の単体除去S・トリガーは登場時点の環境ではすでに時代遅れの感が否めない。
ドローもS・トリガー獣のデメリットとしては非常に重い。真剣勝負においてプレイヤーを攻撃する場面とはすなわちワンショットが可能な場面なので、このクリーチャーが登場する頃にはマナを含めた相手の諸々のリソースが潤っている可能性が高く、そんな状態で手札補充させたら敗北に直結しかねない。
また、水晶ソウルを加味しても手打ちには重すぎるため初手に引いたらほぼマナチャージされるだろうが、無色なのでマナ基盤になることができない。これは《S・S・S》や《撞木者 ロスキチョウ》が色とビートダウンに踏ませた時のアドバンテージだけを目当てに、しばしばデッキとのシナジー度外視で採用されることとは対照的である。
基礎パワーも低く、通常のデッキでは優先して入るスペックではない。
しかし、アンノウンを持ちコストが7ということで《「心」の頂天 プロフェシー》と非常に相性が良い。S・トリガーで出て相手の無色やコスト8以上を山札の下に送りつつ、残りをプロフェシーで一掃できる。速攻相手ならば2ターン目に革命チェンジで出せることも。
DM24-SP2にはこのカードが4枚、プロフェシーが2枚採用されており、公式に想定されたコンボであろう。デュエチューブでも言及されている。
他にも強制ドローを活かして、ループデッキのフィニッシュに組み込んで相手をライブラリアウトさせる使い道がある。
これまで《黒神龍ザルバ》などのループ専用カードを採用していたスペースに入れることで、メインデッキの防御札および緊急時に手打ちして相手のメタカードを除去する札を増量できる。
《アルカディア・スパーク》《水上第九院 シャコガイル》など競合相手は多いがカードタイプやコストの違いで差別化は容易。《冥土人形ウォカンナ・ピエール》の登場は向かい風だが、除去の確実性や召喚に文明の支払いが要らないこともコンボの種類によっては重要になる。
総じて、専用デッキに入れてはじめて輝く玄人向けのカードである。
DM23-EX3期の【フィオナアカシック】に1〜2枚採用された。当時は《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》を除去できる点が特に評価されており、2枚程度ならこれと《竹馬の超人/テイクバック・チャージャー》で対策できたためほとんど刺さらなかった。
一方で色やマナブーストになる《ラルド・ワースピーダ/H.D.2.》の需要も根強かった。これにはDM23-EX3の品薄という間接的な要因もあった。
《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》の殿堂入り後は《激烈元気モーニンジョー》を使ったリペアが主流になり、《巨大設計図》軸自体が数を減らした。ただし、採用率は0にはならず、2ヶ月後のゴールデンウィークにはこれを入れた型も結果を残した。
【白青赤ゴスペル】の《水晶の王 ゴスペル》を山札送りできることは覚えておくとよいかもしれない。前述の通り受けとしては貧弱だが、呪文ロックしてアタッカー1体で詰めるこのデッキには刺さる。
【ブレスラチェイン】でもフィニッシュするために使われることがある。除去に使うことができてある程度の汎用性はあるのが、《光霊姫アレフティナ》では真似できない部分。
DM23-EX3で登場した、コスト7のアンノウンかつS・トリガーと水晶ソウル2を持つサイクル。《アシッド》を除く5体の名前は自らの持つ効果のアナグラムとなっている。