《ポクチンちん》 [編集]
相手のターン中、コストを支払わずにバトルゾーンに出た相手のクリーチャーを山札の下に置かせるコスト踏み倒しメタ能力と、プレイヤー1人の墓地にあるカードすべてを山札に戻すcip能力を併せ持つ。 前者のコスト踏み倒しメタは、回収が難しい山札の下に送る上に、G・ゼロなどの召喚にも対応するため、新章以降よく見られるメタの中でも、かなり強力な部類に入る。ただし、新章以降に登場したコスト踏み倒しメタの御多分に洩れず、自分のターン中は能力が発動しない点には注意。また、「コストを支払ったものとして召喚する」GR召喚には対応していない。 後者の墓地リセットは、相手の墓地肥やしの妨害はもちろんのこと、自分の山札切れの防止や墓地に落ちた自分のキーカードを山札経由での再利用を行うことができるため、とても便利。ただし、能力は強制なため、必ずどちらかのプレイヤーを選んで能力を行使しなければならない。選んだプレイヤーの墓地にカードがなければ、シャッフルのみを行う。 数多くのデッキに刺さるため、このカードによって手札で腐ってしまうカードも多い。対面するデッキによっては、メタというよりもロックに近い役割を持つこともある。 環境において [編集]その凶悪なメタ性能から、DMEX-02発売前から大きな注目を集めた一枚。 発売直後は、当時流行していた【デ・スザーク】や、大会で実績のある【ジャバランガループ】に刺さり、このカードが無色であることもあって、その汎用性の高さから【ジョーカーズ】以外でも出張パーツとして多くのデッキに投入された。従来の軽量級のメタカードとは、一線を画すほどの異常なまでの人気を誇っていた。 デッキスピード的にループ系統がキツイ【チェンジザダンテ】にもメタカードとしても使用され、【デ・スザーク】を苦手としていた【ジョーカーズ】にとっても、救世主のようなカードだった。 自分の墓地に呪文が溜まらないようにするため、《虚構の影バトウ・ショルダー》がツインパクトメタとしてほとんど評価されない一因でもある。 【ジョラゴンループ】のループパーツとしても、2019年7月1日に《ガヨウ神》が殿堂入りするまで猛威を奮った。 殿堂レギュレーション改訂後しばらくは【ジョラゴンループ】の模索を図るプレイヤーによって一定数使われたが、間もなくして台頭した後発の【赤緑ジョーカーズミッツァイル】では自軍を破壊する《BAKUOOON・ミッツァイル》との相性が悪い点から早々に候補から外れ、墓地利用メタとしても何らかの大規模GR召喚手段によって安定して場に出ることができる《ポクタマたま》に立場を譲るようになり、環境であまり見かけないカードとなった。このカードが消えたことが【カリヤドネループ】の出世をもたらしたとも言える。 しばらく環境に影響を及ぼせなかったが、「DMGP-9th」開催から1週間が経過したあたりからチャンピオンシップ4位以内入賞が目立った【青緑ジョラゴン】で復権を見せている。 2020年1月1日殿堂レギュレーション改訂が行われたあたりになるとすっかり【青緑ジョラゴン】の流行は終息した。新たに【バーンメアジョーカーズ】が環境に進出するも、青赤緑構築のこのデッキにおいては色が弱い上に《洗脳センノー》とは異なりコスト踏み倒し自体は許すためそちらの主流カードにはなっていない。【ドッカンデイヤー】系統に対しても墓地リセットを受け付けるタイミングがあちらには無きに等しいので腐りやすい。 十王篇環境では《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》の登場を機に復権した【ジョット・ガン・ジョラゴン】でまた使われるようになったが、2020年12月18日殿堂レギュレーション改訂によって《ジョット・ガン・ジョラゴン》本体が殿堂入りに指定される。それでも、その殿堂レギュレーション改訂を機に爆増した【オカルトアンダケイン】の対策として登場直後よろしく多くのデッキに出張するようになった。 十王篇終期から王来篇初期のオリジナル環境では【デ・スザーク】対策が務まるメタカードとして使われ、【赤黒バクロ法師】にさえ挿されたことからもその汎用性の高さが分かるだろう。 《ジョリー・ザ・ジョニー Final》の登場を機に、オリジナルで【Finalジョーカーズ】のパーツとしてポツポツと入賞するようになった。 一部の【青黒COMPLEXコントロール】に【青赤マジック】やアビス系統、【白青赤ゴスペル】などの墓地利用メタとコスト踏み倒しメタが両方刺さる対面用のメタカードとして投入される場合がある。 《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》が殿堂解除されて【無色ジョーカーズ】が環境に戻ると、《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》でのループパーツに2枚程度挿されるケースがまた見られるように。こうした再評価路線から、【青黒赤バイク】のような山札を酷使する中速ビートダウンに1枚程度山札回復として採用されるケースも見られるようになった。 その他 [編集]
旧テキスト [編集]
関連カード [編集]フレーバーテキスト [編集]
収録セット [編集]
参考 [編集]
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