調和と暴動の混乱(エターナル・カオス) [編集]

調和と暴動の混乱 R 光/闇/火文明 (5)
呪文
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
自分の山札の上から1枚目をシールド化する。
このターン、クリーチャーが攻撃する時、それよりパワーが小さい相手のクリーチャーを1体破壊する。

DMRP-18で登場した//呪文

シールド追加と、どちらのターンに唱えても効果を発揮する独特な条件の破壊能力を持つ。

破壊する効果について、相手ターンに唱えた場合、相手の攻撃によっても効果が誘発するため、《ブレード・サークル》のような攻撃への牽制として働く。なお、原則相手の攻撃クリーチャーそのものは破壊できない。
これによる影響は長くなるため別項で解説を行う。

自分のターンならば、自軍のクリーチャー全てに火力アタックトリガーを付与するような感覚で扱える。

アタックトリガーで呪文を踏み倒しするものと組ませれば、マナを打点形成に回せるので相性が良い。ただし、その攻撃では「クリーチャーが攻撃する時」のタイミングが過ぎているので、次の攻撃クリーチャーから相手クリーチャーを破壊できる。
上手くいけばコスト以上の成果を上げることも可能。こちらの運用のほうがメインになると思われる。

自分のターンに使うなら盤面の下準備が必要であり、相手ターン中に防御札として使うならスパーク系などより確実性に劣るという難点と向き合うことになる。使い手の腕が試される1枚と言えよう。
【シールドプリズン】ではマナ基盤となるシールド追加により、破壊効果度外視で採用される事が多い。

  • どちらのターンに唱えた場合でも、破壊するクリーチャーを選ぶのは唱えたプレイヤーである。

相手ターン中に唱えた場合の実戦での影響について [編集]

破壊できるのは攻撃クリーチャーより低いパワーのみという関係上、相手はパワーが小さい順番で攻撃することで、破壊対象を攻撃済みクリーチャーだけに限定して被害を抑えることができてしまう。

ここで、S・トリガーでブレイクにより唱えた場合について考える。

この場合、まず相手に攻撃の抑止がない状態で1回以上のブレイクを許していることとなるため、あまり有効ではない。
具体的に《蒼き守護神 ドギラゴン閃》から攻撃で5つあったシールドが残り2つ、《調和と暴動の混乱》のシールド追加で残り3つに回復する。そして、これ以降の攻撃でやっと破壊する効果が発揮されるようになる。
《ボルシャック・サイバーエクス》のように破壊を免れる打点が《ドギラゴン閃》のファイナル革命で出されたり、攻撃の後に出る《龍装者 バルチュリス》を破壊できなかったりなど、《プルプル・キュアー》と同レベルな延命効果しかない可能性も十分ある。

相手が火力効果バトルS・トリガーを考えて、シングル・ブレイカーからブレイクしてきたタイミングでS・トリガーで出たら、多少はマシな防御性能となる。
W・ブレイカー以上を持つクリーチャーの攻撃を後回しにさせるということは、G・ストライクや別のS・トリガーで大型の攻撃を止めることに繋がりやすい。
加えてアタックトリガーの誘発を目的とした攻撃なら相応の牽制として働く。

このカードを防御札として最大限に活用するには、このターン、相手がまだシールドブレイクしておらず、小刻みな攻撃を何度も耐えられるシールドが残っている状態であるのが望ましい。
つまり《禁時混成王 ドキンダンテXXII》などを使い、相手のメインステップに呪文をコスト踏み倒しするカードで唱えるのが最適だといえる。

あるいは、単純にリーサルを止める札ではなく、とどめのタイミングを読み違えた相手の盤面を壊滅させるカードと割り切るのも手。
文明であり、多くの革命0トリガー《百鬼の邪王門》《一王二命三眼槍》とともに採用することができる。
攻撃クリーチャーはこれらのカードに任せて盤面を取り返せれば、攻撃クリーチャーが減り、次のターン以降も耐えられる可能性はぐんと上がる。

  • 攻撃するかしないかの選択肢は相手にある。「このターン絶対に攻撃させたくない」という目的なら《スローリー・チェーン》などいくらでも候補はあるため、自分のターンに除去札として使えることを活用するのは必須である。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

  • DMRP-18
    禁時王秘伝エンドオブランドは、超獣世界から「時」という概念を消し飛ばし、新たな変化を否定した。すなわちドキンダンテによって全ての滅亡の可能性が同時発生し世界が滅びつつある今、それを止めることができなくなってしまったということを意味していた。

収録セット [編集]

参考 [編集]