ガイアハザード [編集]

双極篇における背景ストーリー、漫画およびアニメに登場する用語。
グランセクトの支配する自然文明の中でも、とりわけ最強と呼ばれる四人の昆虫戦士を指す。
地震や洪水といった自然の大災害すらも超えるパワーを持ち、一人ひとりの実力は他文明のマスタークリーチャーに匹敵するという。

背景ストーリーにてガイアハザードとされるクリーチャーは、実際のカードではいずれもマスターカードであり、各々が固有のマスター能力を有する。
また、イラスト上にそれぞれ異なる紋章が存在する。同じ紋章を持つグランセクトは似通った特徴を持つ。

メンバー [編集]

カブト鬼《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》 [編集]

「最も猛きガイアハザード」。マスター能力破天九語。紋章のモチーフは「カブトムシ」。

かつて『闇の八王』の一人を破り、『闇の七王』にした実力者。
彼の九本の角にはそれぞれに物語が宿っており、その猛き一撃は天すらも破ると言われている。
ドラゴンを滅ぼす事を使命としている。
部下にトンボトテントがいる。
彼と同じ紋章を掲げるのは《ボントボルト》《トテントンタン》《ドルツヴァイ・アステリオ》《カブトリアル・クーガ/ミステリー・ディザスター》《ラ・トビ・トール/ケンドリック・ハーヴェスト》。いずれもパワーが高くマッハファイターを持っているクリーチャーが多い傾向にある。

ミノマル《最強虫 ナゾまる》)→ミノガミ(《始虹帝 ミノガミ》) [編集]

「最も優しきガイアハザード」。マスター能力ミノまじかる。紋章のモチーフは「ミノムシ」。
自然文明の皆から愛されており、通った後には《ツクっちょ》が生える。
ガイアハザードにしては戦いが苦手なようで、カブト鬼でんでんはガイアハザードであることに疑問を抱いていた。
実は彼の怒りが自然文明大いなる存在を目覚めさせるトリガーとなる為、潜在能力を含めてガイアハザードの中で一番強い。

ちなみにガイアハザードの中で、彼だけ成長後もツインパクトカードではない。ただし、成長途中のみツインパクトカードである。
文明からの帰還の際に一時的に覚醒したり、自身を赤ちゃんのようなものと表現したり、モチーフがミノムシであることから成長することが示唆されていた。

彼と同じ紋章を掲げるのは《ツクっちょ》《マツぽっくん》《マシュるん》。いずれも「カタカナ+ひらがな」の名前構成、非ツインパクト《最強虫 ナゾまる》本人を除き虫がモチーフでないなどの特徴で共通する。

ミノガミに成長後はマスター能力無敵虹帝に、紋章も「ガ(ミノガ)」に変化した。
彼と同じ紋章を掲げるのは双極篇のラスボスを務める《天地命動 バラギアラ》
また、紋章こそないが《バラギアラ》から生まれた『原始クリーチャー』も配下としている。

でんでん《超機動罠 デンジャデオン/地獄極楽トラップ黙示録》 [編集]

「最も策士なカタツムリのガイアハザード」。マスター能力罠金乱舞。紋章のモチーフは「カタツムリ」。
そのでんでん印のにハマったが最後、諦めるしかない。
自然文明五大貴族の「ツムリカルゴ家」の三代目らしい。

彼と同じ紋章を掲げるのは《ファビュラ・スネイル/ゴルチョップ・トラップ》《ナ・チュラルゴ・デンジャー/ナチュラル・トラップ》《龍罠 エスカルデン/マクスカルゴ・トラップ》《カワモリデン/リーフストーム・トラップ》。また《ツムリカルゴ・ラ・でんでんIII世/ローリング・トラップ》はでんでん本人と思われる。いずれもツインパクトかつ呪文側がトラップの名を持ち、罠金乱舞とシナジーする。
また、双極篇で登場したトラップ呪文の多くに同じ紋章が見える。

ハニーQ《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》) [編集]

「最も誇り高きハチのガイアハザード」。マスター能力5.S.D.。紋章のモチーフは「ハチ」。
「自然文明の女王」に忠誠を誓っている。
一見男性に見えるが実は女性
ミノマルがミノガミに成長すること、彼の怒りが大いなる存在を目覚めさせることを知っている。

彼女と同じ紋章を掲げるのは《オブラディ・ホーネット/「Let it Bee!」》《エイトビートルズ/R.C.4.》《ラルド・ワースピーダ/H.D.2.》《アークティック・ハッチャー》《S.Q.QX/5.S.U.》はおそらくマスター本人)。DMRP-07で登場したカード呪文側の名前が略文字と数の計3文字+コロン。

背景ストーリーにおいて [編集]

自然文明の象徴である、そして彼らの上に立つ「自然文明女王」を守ることを使命としている。

超天篇では、闇文明の侵略の四天王の一人にして自然文明を狙う《凶鬼01号 ドケイダイモス/アレックス・ギアーズ》の送ってきた刺客をことごとく退けた。

十王篇では新たな敵である鬼札覇王連合に倒され、を攫われてしまうが、アニメ『キング』第14話で無事だったことが確認された。

王来篇ではメンバー全員がレクスターズとして覚醒した。

「4人の騎士団長」について [編集]

新章デュエル・マスターズ背景ストーリーでは、自然文明に「騎士団」が存在すること、そしてその長として「騎士団長」「四天王」と呼ばれる4人が存在することが示唆されていた。
彼ら騎士団長とガイアハザードとの関係が明言されているフレーバーテキストは存在しないが、以下のことから同一存在であることが考えらえる。

また、騎士団長には「1人目」「2人目」と順番が存在する。《ジーク・ナハトファルター》2人目の騎士団長の側近らしい。

背景ストーリーでの動向 [編集]

自然文明では、あまりにも大きな問題が発生した時、四天王と呼ばれる存在が集結すると言う噂があった。
そして、自然文明にある繭が巨大化を始めた今、彼らは実際に集結を始める。これは千年前に地震で大地が真っ二つに割れた時以来のことらしい。

1人目の騎士団長がたった3ヶ月で到着し、さらに2人目も既に城を出ようとしているという情報が出た。《アップップ・タンク》《タバタフリャ》《マドウ・スクラム》[1]などは騎士団長へのもてなしの準備を行なった。
しかし、なかなか結集しない騎士団長達。動向の心配もされたが、実際は転んだデデカブラを起こすのを手伝っていたことにより遅れていたようだ。

これによって全員の結集が示唆されたが、「騎士団長」という名前の存在へのフレーバーテキストによる言及はここで終わっている。

その他 [編集]

  • 「四天王」の名を冠するグループは他にも背景ストーリー・漫画・アニメにていくつか存在する。そのうち超天篇における闇の『侵略の四天王』とガイアハザードとは先述の通り交戦している。

参考 [編集]


[1] 正確には呪文であり、誰が歓迎のダンスを踊ったのかは明言されていない。一応、イラストに描写されているクリーチャーは後に《大地 カママドウ-1》として変則的にカード化された。