地龍神(ちりゅうしん)魔陣(まじん) [編集]

地龍神の魔陣 UC 水/自然文明 (2)
呪文
G・ストライク(この呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、表向きにし、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
自分の山札の上から3枚を見る。そのうちの1枚を手札に加えるかマナゾーンに置き、残りを好きな順序で山札の下に置く。

DMRP-20で登場した/自然呪文

山札の上3枚から1枚を手札マナゾーンサーチする呪文能力G・ストライクを持つ。

2コスト呪文としては極めて高い汎用性を誇る。序盤はマナ加速、終盤は手札交換として機能する。
青緑の初動マナブーストとしては《電脳鎧冑アナリス》が存在するが、そちらとのスペックの差は歴然。3枚選んだ中から手札マナゾーンに加えられる点、防御札としても使える点で優る。

《フェアリー・Re:ライフ》のような軽量マナブーストは終盤に引くと腐るという欠点があるが、このカードならば手軽なサーチとしても使える。ゲームの終盤にもなるとマナが潤沢に使えることも多いので、この点はありがたいだろう。

【5色コントロール】でもマナ基盤をある程度自分で探せるという時点で有用性が高く、同コストでG・ストライクを持つ《フェアリー・Re:ライフ》より格段にスペックが上昇している。
多色故のマナタップイン、2ターン目に唱えるにはマナチャージを工夫する必要があるというデメリットがあるからこそ許されたスペックと言える。

相性がいいのはやはり同じDMRP-20で登場した《Volzeos-Balamord》だろう。手札マナゾーンに3種のキング・セルを揃える必要があるため、3枚見た中から1枚選んでマナゾーンに置けるこのカードの存在はありがたい。《Volzeos-Balamord》召喚に成功した後も、G・ストライクでそちらの能力トリガーさせることができる。

それ以外にも、自然の入るデッキである程度狙ったカードをマナゾーンに置きたい場合はこのカードのお世話になるだろう。

《フェアリー・Re:ライフ》との違いは、やはり多色であることだろう。このカードを2ターン目に初動として使いたい場合、デッキの中にある程度自然単色カード、あるいは手札からマナゾーンに置いた場合にアンタップされるキング・セルを多めに採用する必要がある。

デッキ内の多色が多すぎると事故の原因ともなるため、デッキ文明の比率やマナカーブなどを計算した上で採用するべきだろう。

【青魔導具】での手札交換である《堕呪 ゴンパドゥ》【ゼロ・ルピアループ】に初動サーチとして使われる実績を残したように、このカードもそちらのデッキへ採用される余地がある。しかも多色としてのデメリット《希望のジョー星》で帳消し可能。

環境において [編集]

序盤のキング・セル探し及び中盤以降のサーチに使え、さらにはG・ストライクシナジーから、【獅子王ヴォルゼオス】の主要パーツになっている。

2コスト初動を重視し、ドラゴンシナジーを利用しない(すなわち《メンデルスゾーン》を採用できない)デッキの場合、《フェアリー・Re:ライフ》と合わせて8枚体制にするケースが多い。

《電脳鎧冑アナリス》とのスペックの差はすでに述べた通りだが、【デュエランドエクストラウィン】のような【青緑コントロール】系統では両方合わせて8枚体制にすることができるという利点がある。

ただし多色ゆえに入るデッキはやや限られる。単色マナになるという《フェアリー・Re:ライフ》の差別化点を重視し、1枚から2枚程度入れ替えるにとどまるケースもまま見られる。また【5色コントロール】系統では安定してマナを用意することが若干難しいことから、同時採用する場合もこちらを9枚目以降の初動として1枚から2枚程度に抑えるケースが目立つ。

《希望のジョー星》が2022年1月1日に殿堂入りするまでの短い間だが、【ゼロ・ルピアループ】でも《堕呪 ゴンパドゥ》の代わりに使われた。

【ゼロ・ルピアループ】と入れ替わりに成立した【キリコスクリプトループ】では安定して4枚積みされた。

【4色万軍投】では山札の下操作効果を重視する形で採用された。

DMGP2022』ごろには《特攻人形ジェニー》を全抜きしてこのカードを4枚積みした【青黒緑ハンデス有象夢造】が登場した。ほとんどのハンデス使いにとってノーマークのカードだったが、以降戦力として考慮されるようになった。

DM24-RP1期時点では、ドラゴン基盤やほぼクリーチャー構築以上のクリーチャー比率のデッキを除いた色の合うあらゆるデッキの初動として使われる状況。

大概の【ビッグマナ】にねじ込まれるカードパワーを持つ《ヨビニオン・マルル》登場後はヨビニオンを邪魔しない2コストマナブーストという事でそちらに《フェアリー・Re:ライフ》と一緒に8投されていたが、【青黒緑マルル】の洗練と共に色事故を嫌って単色《フェアリー・ライフ》が優先されるようになった。「色が合えば取り敢えず《魔陣》」という入れ方に疑問が投げかけられた形となる。

その他 [編集]

  • 自然文明の陣に関するカードは《深緑の魔方陣》など複数あるが、関連性は不明となっている。

サイクル [編集]

DMRP-20で登場した五龍神の○○サイクル敵対色の多色であり、G・ストライクを持つ。
クリーチャーなら種族はファイアー・バード/ディスタスとなる。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]