DM-10 「聖拳編 第1弾」 [編集]
聖拳編の第1エキスパンション。2004年6月26日発売。1パック5枚入りで価格は150円(税抜)。120種類セット。現在は絶版。
テーマは「多色」であり、2つの文明を合わせ持った多色クリーチャーが初登場。
同時に文明を参照する能力を持つカードも多く収録され、エキスパンション全体で多色でデッキを組むことを推進している。
多色以外にも、今後様々なデッキで活躍することになるコスト踏み倒し系呪文や、新たなキーワード能力サイレントスキルなどの新機軸システムも生まれた。
定番カードの再録、120枚セットならではの初心者向けバニラなどもあり、実用的なカードに溢れたボリュームのある収録内容。
有名なカードとして、
などがある。
多色クリーチャーはイニシエート、リキッド・ピープル、ゴースト、ヒューマノイド、ビーストフォークの各5文明の主力種族サイクルを土台にラインナップが構成されており、それぞれの種族に新たな単色進化クリーチャーも登場。それまでの種族デッキにそのまま入るカードばかりだったため、多色カードは一気に普及した。
当時にしてはコストに比べて強めにデザインされている強力なカードが多く、このエキスパンションはデュエル・マスターズのすべてのセットの中でもトップクラスの売上と人気を得ている。
悪名高い《無双竜機ボルバルザーク》、《母なる大地》が収録されているのもこのエキスパンション。
良くも悪くも曲者揃いの聖拳編の中でも、それが顕著なのがこの弾。純粋にカードパワーの高いカードが多いイメージがあるが、デメリット能力持ちや使いづらいカードもふんだんにある。しかし、後のカードプールの増加によって評価を上げたカードも多いため、文字通り後の環境への影響も多いカードである。
登場から長らくの間、多くのデッキタイプの必須カードにこのエキスパンションのカード群が含まれていた。デュエル・マスターズをプレイする上でこの弾のカードが避けて通れない存在であったことは間違いないだろう。
現在は多くが再録されているので、そちらで入手したい。
- なんと殿堂カードが全エキスパンション最多の9枚も擁し、プレミアム殿堂コンビを除き殿堂解除されたカードは1枚もない。しかし、単純にカードパワーが高すぎて規制されたカードだけで構成されているわけでなく、癖の強い能力を持っているが故に、後のカードプールの増加によって強化され規制に至ったものが多く、5枚は登場から殿堂入りまでに10年以上の時を経ている。
- 《無双竜機ボルバルザーク》(殿堂入り→プレミアム殿堂)
- 《母なる大地》(《龍仙ロマネスク》とプレミアム殿堂コンビ→殿堂入り→プレミアム殿堂)
- 《魔天降臨》(殿堂入り)
- 《転生プログラム》(殿堂入り→プレミアム殿堂)
- 《大勇者「鎖風車」》(殿堂入り)
- 《黒神龍ブライゼナーガ》(殿堂入り)
- 《セイレーン・コンチェルト》(殿堂入り)
- 《腐敗勇騎ドルマークス》(殿堂入り)
- 《緊急再誕》(殿堂入り)
収録カード [編集]
参考 [編集]