闘魂編環境(インビンシブルかんきょう) [編集]

メタゲーム [編集]

DM-06 [編集]

DM-06に入ると、これまでよりもいろいろな戦略が考えられるカードが一気に増え、デッキタイプに多様性が生まれた。
同時期に発売されたDMC-05DMC-06DMC-07DMC-08といった4対の構築済みデッキはその象徴と言えよう。

中でも《ヘル・スラッシュ》の登場は、ライブラリアウトデッキの躍進を生んだ。
《ヘル・スラッシュ》は同エキスパンションに収録された《恵みの化身》と共に【化身コン】を生み、相も変わらず《アストラル・リーフ》が暴れ続けていたメタゲームに一石を投じる。

また、《シェル・ファクトリーγ》《シグマ・トゥレイト》の登場によりサバイバーは展開力と破壊力を身に付け、これらは【リーフ青単】【トリガーターボ】に多少なりとも対抗できる、数少ないデッキとして注目を集めた。

だが、やはりリーフデッキの回転力は他を圧倒しており、DM-06では待望の2コストサイバー・ウイルス《エレガント・ランプ》までも獲得。
公式大会インビンシブル・リーグ2003の決勝トーナメントでは、ほぼ参加者全員がリーフデッキを使用。オープンクラス>で優勝したのは自然S・トリガー用としてタッチした【リーフ青単】だった。

DM-07 [編集]

DM-07では唱えた後マナゾーンに置かれるチャージャーが初登場。自然以外の文明にもマナブースト手段が生まれたが、最も注目されたのは自然の《メビウス・チャージャー》
これを《アストラル・リーフ》に撃ち、膨大なマナ・ハンドアドバンテージを得ることが考案された。
このエンジンを使って最速3ターン目に8マナ程に到達し、同弾に収録された《地獄万力》《ロスト・ソウル》を軽々と唱えて相手を圧倒する超速【除去コントロール】【ターボメビウス】が作成される。

後にプレミアム殿堂を果たす《呪紋の化身》もここで収録。場にいるだけで相手のS・トリガーを封殺することができ、ビートダウンからコントロールまで様々なデッキに使われるようになる。

DM-08 [編集]

DM-08発売の一週間前、DMC-09DMC-10が発売。新能力ターボラッシュを一足早く体験できた。
2月には強化拡張パックのDMC-11DMC-12もされ、前者には《紅神龍バルガゲイザー》も収録。ターボラッシュ持ちの《紅神龍ジャガルザー》と合わせた【連ドラ】の初期型が生まれた。

DM-08では本格的にターボラッシュが登場。中でも《機怪人形ガチャック》はそのビートダウン性能で他を圧倒。前弾収録の《飛行男》や同弾収録のハンデス呪文《スケルトン・バイス》を投入した【アクアンブラック】が成立し、《アストラル・リーフ》の殿堂施行後に頭角を表した。

また、前弾より更に強力なチャージャー呪文も多数収録。特に《ブレイン・チャージャー》《リバース・チャージャー》《クリムゾン・チャージャー》の3枚は早々に【除去コントロール】へ組み込まれた。

DM-09 [編集]

《アストラル・リーフ》や多くの水ドローソースが長い間環境を支配していたが、DM-09発売後、遂に殿堂入りルールが施行される。
リーフや《サイバー・ブレイン》を始めとする水のパワーカードが5枚規制され、プレイヤーたちはメタゲームの再考を強いられる。

この中で台頭してきたのは、リーフ環境の中でもその強力なドロー能力で活躍を見せていた《アクアン》だった。《アクアン》はそれぞれ光、闇と組んだ【アクアンホワイト】【アクアンブラック】によって活躍し、当時のメタゲームの頂点に立つ。

しかし、サバイバーや化身コンなどの殿堂を生きながらえたデッキも活躍の場は残されており、また、【赤黒速攻】【赤単速攻】などの速攻デッキも殿堂制で復権。
また、【ハイドロ・ハリケーン】などのコンボデッキも《アストラル・リーフ》消滅を機にして作成されて「きちんと戦える」デッキタイプが増え、ゲームに今までにない多様性が生まれた。

DM-09では、種族デッキを強力に後押しするアンタッチャブル《光器ペトローバ》と、《ヘル・スラッシュ》に続く山札破壊呪文《ロスト・チャージャー》が登場。

《光器ペトローバ》の登場は、【クリーチャーコントロール】デッキにおける種族を統一する旨みを増やし、ビーストフォークを主力にした【白緑コントロール】デッキや、ガーディアンなどを軸にした【アクアンホワイト】をさらに強くした。

他方、《ロスト・チャージャー》はその「使った後にマナに行く」という特性から、ライブラリアウトにおける《恵みの化身》の居場所を無くし、さらに洗練された【青黒赤ライブラリアウト】を生んだ。
【青黒赤】ライブラリアウトには《バースト・ショット》《ブラッディ・イヤリング》と共に《光器ペトローバ》対策の《サウザンド・スピア》が積まれ、これらの防御エンジンを流用し、フィニッシャー型の除去コントロールである【除去ドラゴン】も誕生した。これらのデッキは一度は混沌化したメタゲームの寄りを戻し、公式大会スプリングチャレンジバトル2004などで猛威をふるった。

《猿神兵アッシュ》によりアーマロイドも強化され、5月発売のDMC-13に収録された《凶星王ダーク・ヒドラ》とのコンボによってランデスを行う【アッシュランデス】が誕生。この《凶星王ダーク・ヒドラ》も《光器ペトローバ》と同様に様々な既存の種族デッキを強化させた。

スプリングチャレンジバトル2004福岡大会オープンクラスを優勝した【除去ドラゴン】は最古の【ボルメテウスコントロール】と言われる。

当時の主流デッキ [編集]

〜DM-07

主なカード [編集]

参考 [編集]