【ミッツァイル】 [編集]《BAKUOOON・ミッツァイル》の専用デッキの総称。【速攻】からコントロールまで幅広く存在する。
共通の流れ [編集]基本はコスト軽減元を用意できたら《BAKUOOON・ミッツァイル》を召喚し、過剰打点で1ショットキルする。 長所 [編集]《BAKUOOON・ミッツァイル》を召喚する行為、GR召喚は全てコストを支払っての召喚扱いなので、相手の《異端流し オニカマス》が実質ただのアンタッチャブルだけしか持たないクリーチャーと化す。 相手の《Dの牢閣 メメント守神宮》でクリーチャーがタップされてもそれをコストに《BAKUOOON・ミッツァイル》で展開できるので、《Dの牢閣 メメント守神宮》への耐性が高い。 短所 [編集]多くの場合において除去が乏しく、共通する除去札はタップキル用の《Dの牢閣 メメント守神宮》と《スチーム・ハエタタキ》程度である。ただ、《スチーム・ハエタタキ》は汎用性が低いので手放しに採用できる代物ではない。 【赤単ミッツァイル】 [編集]構築内容としては【赤単“轟轟轟”ブランド】と似ており、【赤単ブランド】に単に《BAKUOOON・ミッツァイル》を4枚積みした型もあった。そのため、《“轟轟轟”ブランド》無制限の頃は【赤単“轟轟轟”ブランド】と、《“轟轟轟”ブランド》殿堂入りから《BAKUOOON・ミッツァイル》殿堂入りまでの間は【赤単ブランド】と同義。この赤単構築は《BAKUOOON・ミッツァイル》登場当時から考案されていたが、《“魔神轟怒”ブランド》の登場によって大幅強化され、【赤単ブランド】のパーツとして活躍(詳しい活躍の歴史はそちらの記事を参照されたい)。 後に《BAKUOOON・ミッツァイル》殿堂入りにより消滅。 主要カード [編集]
超GRゾーン [編集]
【メタリカミッツァイル】 [編集]【メタリカサザン】に採用されるメタリカを基盤としつつデッキを《BAKUOOON・ミッツァイル》の能力に寄せたアーキタイプ。「DMGP-8th」でDay2(殿堂レギュレーション)優勝を果たして有名になったデッキタイプ。【メタリカサザン】の派生だが《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》は基本的に投入されない。当初はこの型が【赤白ミッツァイル】と呼ばれていた。
主要カード [編集]候補カード [編集]
GRクリーチャー [編集]
超次元ゾーン [編集]
このデッキの回し方 [編集]理想の流れとして、
最速で《龍装者 バーナイン》を立ててから4ターン目に《BAKUOOON・ミッツァイル》の早出しを行うルートもある。この場合、《ナゾの光・リリアング》をコストにして頭数をより多くすることができる。 もし《奇石 ミクセル》方式の持ち主のマナゾーン枚数を参照するコスト踏み倒しメタに《BAKUOOON・ミッツァイル》や《“轟轟轟”ブランド》の着地を阻害された場合、普通に素出しして勝ちに行くこともできる。《音奏 ハープララ》などの条件付き系軽量高打点のメタリカを駆り出してフィニッシュに向かうのもアリ。 長所 [編集]クリーチャーを出す方法が全て召喚扱いなので、相手の《異端流し オニカマス》が実質ただのアンタッチャブルだけしか持たないクリーチャーと化す。 溢れるほどの手札を獲得できるため、一度波に乗ればハンデスではビクともしなくなる。 DMEX-05期の環境で言うと【クラッシュ“覇道”】の攻め筋に4枚投入の《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》、2枚投入が主流の《絶対の畏れ 防鎧》の合計6枚体制が刺さり、相手は除去では対処しきれない。【赤白“轟轟轟”ブランド】にもサイズや持久力で勝つのでこちらにも有利。その他、明確な不利がこれといって存在しないのが強み。 言うまでも無く詰めの性能は高く、理想的なフィニッシュの際に相手が通れる抜け道が《ボルシャック・ドギラゴン》の革命0トリガーで全体除去を持つ進化元を引くことと、相手も予め大量展開して《Dの牢閣 メメント守神宮》を捲り当てること程度しかない。単体除去ではロックを潜り抜けても処理しきれないだろう。 短所 [編集]【メタリカサザン】の派生として当然というか全体除去にも弱い。幸い《音奏 ハープララ》などのように《メガ・マグマ・ドラゴン》の火力に引っかからないパワーラインのクリーチャーの比率も低くないので火力ならまだ何とかなるが、《終焉の禁断 ドルマゲドンX》などの全体封印はどうにもならない。 環境において [編集]前述の通りDMGP-8th Day2優勝を果たしているが、優勝者本人によると【ジョーカーズ】系統は本来不利であり、初見殺し性能と《“轟轟轟”ブランド》で無理やり突破したという。 しかしやはり【ジョーカーズ】系統が不利なことが欠点として顕在化し、グランプリ後は大きな活躍をしなかった。 『超CSIII in 山形』においては決勝ラウンド進出者128人中2人が使用、使用率9位タイと立場を【赤緑ジョーカーズミッツァイル】に譲った。因みに、【赤緑ジョーカーズミッツァイル】は6人使用の使用率6位を記録していた。 【赤白ミッツァイル】 [編集]【メタリカミッツァイル】と同じく白赤構築だがそちらと異なりデッキはメタリカに寄せられておらず、火と光のGR召喚手段、超次元呪文に寄せてある。 【赤白“轟轟轟”ブランド】が存在していた頃はそちらと同義であった。そちらの消滅後にそちらの機構を受け継いだ。 候補カード [編集]
双・超マーク2ブロック構築での候補カード [編集]このデッキの回し方 [編集]《ナゾの光・リリアング》からGR召喚呪文を連打し、次のターンに《BAKUOOON・ミッツァイル》に繋いで1ショットキルする。もしくは《奇石 ミクセル》や《音奏 プーンギ》などでメタを張って遅延してからフィニッシュに繋ぐ。 長所・短所 [編集]ほぼ【赤白“轟轟轟”ブランド】と共通していたが純正の【赤白“轟轟轟”ブランド】と比べるとさらに《奇石 ミクセル》に弱く、より《異端流し オニカマス》に強い。 環境において [編集]DMSD-11・DMSD-12期に確立され、【赤白“轟轟轟”ブランド】の消滅まで環境に存在していた。そちらの消滅以降は双・超マーク2ブロック構築環境を主戦場とした。 DMEX-07期のチャンピオンシップで、メインデッキ40枚、超GRゾーン12枚、超次元ゾーン7枚、合計59枚共有構築が優勝・準優勝を記録し、環境から消えていた中のまさかの活躍に界隈が注目した。そのデッキには《音奏 アサラト》が採用されていたという特色があった。 【白青赤ミッツァイル】 [編集]デッキを呪文と《Wave All ウェイボール》のシナジーに寄せた派生形。DMRP-10期に成立。【赤白ミッツァイル】とはメインデッキのパーツが《ナゾの光・リリアング》、《BAKUOOON・ミッツァイル》、《Dの牢閣 メメント守神宮》程度しか共通せず、派生形とは言い難いほぼ別物のデッキとなっている。
主要カード [編集]候補カード [編集]
超GRゾーン [編集]このデッキの回し方 [編集]まず《Wave All ウェイボール》を立てる。それからドローソースやGR召喚呪文などで盤面と手札を整え、毎ターン《Wave All ウェイボール》のGR召喚を発動する。準備ができたら《BAKUOOON・ミッツァイル》を召喚し、1ショットキルする。《マグ・カジロ》で《「本日のラッキーナンバー!」》を唱えてカウンターを封じることができると尚良い。 長所 [編集]ドローソースが少なくないので事故率は低めで、ブロッカー対策もばっちりのデッキである。 【ロマノフシャコガイル】との対面では《蝕王の晩餐》の「3」を《「本日のラッキーナンバー!」》で宣言するだけでカウンターを封じることができる。 GRクリーチャーの多くがコスト4なので一見すると《奇石 ミクセル》を前にワンテンポ遅れそうだが、《KAMASE-BURN!》で普通に除去することができる上に、着地を妨害されたことによる遅れを《Wave All ウェイボール》の展開力で取り戻すことが可能。 短所 [編集]大型クリーチャーを再利用困難なゾーンへ除去することが不得手。《イグゾースト・II・フォー》は除去が付いているといってもあくまでも足止めしかできず、《知識と流転と時空の決断》もバウンスである。せいぜい《Dの牢閣 メメント守神宮》によるタップキルで破壊する程度しか再利用しづらいゾーンへ飛ばす手段がない。 《「本日のラッキーナンバー!」》で防ぎ切れないほど受け札が厚いデッキもキツイ。 【青赤緑ミッツァイル】 [編集]自然のマナブースト、水のGR召喚を取り入れた型となっている。ここに《Dの牢閣 メメント守神宮》をタッチした型もある。《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》が登場したDMRP-11期に確立。【4色ミッツァイル】は近縁のデッキ。
主要カード [編集]
候補カード [編集]
超GRゾーン [編集]
このデッキの回し方 [編集]
ループの手順 [編集]
これを繰り返すことで《ラキナン》を無限に打つことが可能。《ラキナン》を《フェアリー・ライフ》に置き換えると無限マナブーストが可能になり、マナゾーンと手札の枚数次第ではさらにコストの大きい呪文をループさせることもできる。 長所 [編集]極論としては《BAKUOOON・ミッツァイル》が着地しなくとも《りんご娘はさんにんっ娘》から展開した分だけで勝負を決めることもできる。 呪文メタも主要なものは《DROROOON・バックラスター》で事実上すべて処理可能。 序盤から中盤にかけてそれほどクリーチャーを出さないので【青黒緑デッドダムド】などの豊富な除去を誇るデッキには有利。 《無修羅デジルムカデ》も《オコ・ラッタ》で装着先をバウンスすれば問題ない。【青黒緑デッドダムド】であれば大したカウンター札を持たないため、カウンター封じが無くてもそのまま2体目以降の《BAKUOOON・ミッツァイル》でアンタップクリーチャーを生成して雑に1ショットキルして勝ててしまうことも。 《天啓 CX-20》のドローと《ハリケーン・クロウラー》のアンタップマナ生成、マナ回収を活かせばマナゾーンに埋まった《単騎連射 マグナム》と《音精 ラフルル》を素出しできてしまう程の余裕が生まれることもある。相手の場に《異端流し オニカマス》が存在する場合など、《マリゴルドIII》からの踏み倒しが制限されている場面であっても、工夫次第で十分掻い潜れるポテンシャルを秘めている。 短所 [編集]マナドライブを達成しないと大したデッキパワーを発揮しないので、デッキがフルスペックを発揮するマナ域に達する前に殴り切ろうとする速攻には弱い。 《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》の展開力に大きく依存するため、S・トリガーで捲れるか否か、引き当てて手打ちできるか否かで結果にムラができる。《DROROOON・バックラスター》の刺さり具合も勝敗を大きく左右する。 《マリゴルドIII》や《ダダダチッコ・ダッチー》といった通常のコスト踏み倒しは《異端流し オニカマス》が立っていると阻害される。これは、もし退かせないのであれば《単騎連射 マグナム》によるカウンター封じを行うなら素出しするしかないということになる。一応《バングリッドX7》という汎用性を損なわない除去手段は検討されるが、これを採用するかどうかは好みが分かれるところ。 環境において [編集]デッキ成立から続々チャンピオンシップ上位入賞が報告されていた。 ところが「DMGP-9th」では予選突破者128人中38人が使用と予選突破実績こそはこの大会中1位であったが、【赤単ブランド】に手を焼くことが多く、《「本日のラッキーナンバー!」》で徹底的に包囲されたため、ベスト8進出者1人が使用するのみでベスト4を逃した。因みに、ベスト32に残ったプレイヤーの中には《Dの牢閣 メメント守神宮》を投入したプレイヤーもいる。 GRクリーチャーがコスト4に集中するため、『デュエル・マスターズ全国大会2018』店舗予選でよく見かける《7777777》などの特定のコスト帯のクリーチャーに全体除去を放つカードに弱い点が目立って行った。そのため、双・超マーク2ブロック構築環境では《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》採用型が台頭した。 実はトップメタに君臨していたのは「DMGP-9th」前後2週間程度であった。というのは、それ以前は徹底したレシピ秘匿のために知名度が低すぎた上に、それ以降は《“魔神轟怒”ブランド》との相性がより良い【赤青ジョーカーズミッツァイル】に立場を食われたためである。ただ、当時は後年より純粋な勝ち負けよりも好みでデッキを選ぶプレイヤーも比較的多く、【赤青ジョーカーズミッツァイル】は強すぎてヘイトが回っていたため、使用率自体はこのデッキがトップクラスであった。 DMEX-07で《全能ゼンノー》を獲得。運良く早期に捲れたらそちらによる足止めを活かして除去やマッハファイターを絡めつつコントロール気味に動くことができるようになった。 DMBD-11・DMBD-12期にはデッキから《単騎連射 マグナム》と《音精 ラフルル》をカットし、《奇天烈 シャッフ》と《「本日のラッキーナンバー!」》で一部の呪文とクリーチャーだけ止めて雑に殴る型が流行。回転を重視するデッキが増えた中、カウンター封じに枚数を割くより不完全でも汎用性の高いこれらが優先されるようになったため。相手のターン中の召喚・詠唱までは止められないこと、盾落ち、時間切れという裏目があることも、「単騎ラフルル」型が下火になった理由としては大きい。 DMBD-13・DMBD-14期にデュエマフェスなど競技性の低い大会を中心にファンデッキとしての需要が高まった。 【4色ミッツァイル】 [編集]【青赤緑ミッツァイル】に光を加えた4色で組まれ、あちらといくつかパーツが共通する。DMRP-11期に成立しており、双・超マーク2ブロック構築環境に存在する。
主要カード [編集]候補カード [編集]
超GRゾーン [編集]
このデッキの回し方 [編集]序盤はマナブーストで体勢を作り、ある程度盤面も並べる。マナゾーンにカードが6枚、バトルゾーンにクリーチャーが4体並んだ状況を目安にシンパシー持ちを展開する。《大審絆官 イマムーグ》による攻撃曲げなどでコントロールしてから《BAKUOOON・ミッツァイル》を召喚し、重量級マナドライブ持ちで相手の盤面を荒らしたりさらに展開したりした後で、そのまま1ショットキルする。1ショットキル失敗時の保険はブロッカーや攻撃曲げに任せると良い。 長所 [編集]中盤以降になるとコスト踏み倒しメタにも強気に出ることができ、呪文への依存度も低いため呪文メタにも比較的強い。 S・トリガーの捲り運次第では相手の速攻に対して《BAKUOOON・ミッツァイル》の早出しが追い付く。 オールタップを喰らっても《大審絆官 イマムーグ》による攻撃曲げでケアできる。 短所 [編集]マナドライブの発動条件が厳しいGRクリーチャーばかりなので序盤から乱暴にGR召喚手段を連発すると大したアドバンテージも取れないまま手札が枯渇してしまう。《BAKUOOON・ミッツァイル》を早出しする目途が立たない場合は敢えてGR召喚S・トリガーを使わないのもアリ。 ジョーカーズ・マナがギリギリなので、無計画にジョーカーズ・カードをプレイするとマナチャージする分が無くなって《バイナラシャッター》のマナドライブを達成できなくなる。 中盤までは大型に対する除去ができないため、速い段階で高パワー・高コストのクリーチャーで猛攻を仕掛けるビートダウンにも弱め。それらにはS・トリガー次第となる。 【ソイソイミーミッツァイル】 [編集]《界王類七動目 ジュランネル》および《界王類咆哮目 ジュラノキル/ジュラスティック・ハウル》で《ソイソイミー》のGR召喚条件と《レクタ・アイニー》のG・ゼロ条件を満たし、3ターン目に《BAKUOOON・ミッツァイル》の召喚を目指すデッキ。デッキパーツはDMEX-06の時点でそろっていた。 主要カード [編集]
1ターン目に《界王類七動目 ジュランネル》か《界王類咆哮目 ジュラノキル/ジュラスティック・ハウル》を召喚し、2ターン目にシールド回収系クリーチャーか《未来設計図》でリソースを稼ぐ。3ターン目に《ソイソイミー》→《レクタ・アイニー》→《BAKUOOON・ミッツァイル》と繋いで、そのまま1ショットキルする。 途中でサーチや手札補充を挟むので事故率は低く、安定して3ターンキルを目指すことができる。一方、ただひたすら3ターンキルを狙うためのパーツしかほぼ入っていないという都合上除去が全くと言って良いほど存在しないので《奇石 ミクセル》を出されると詰む。 殿堂ゼロデュエルのカードプール上では《ベイB ジャック》で早期展開して先攻2ターンキルを狙う型も存在する。 【ハンデスミッツァイル】 [編集]双・超マーク2ブロック構築環境に存在し、『デュエル・マスターズ全国大会2019』エリア代表戦で4位以内入賞実績がある。要は【青黒GRハンデス】に《DROROOON・バックラスター》と《BAKUOOON・ミッツァイル》を突っ込んだだけのデッキタイプ。ソリティア系統に対してハンデスが刺さるということから成立したデッキ。 主要カード [編集]
【赤青ミッツァイル】 [編集]DMEX-07期に構築。【赤青ジョーカーズミッツァイル】と同義のため、詳しくはそちらを参照。 【5色ミッツァイル】 [編集]ミッツァイル・マスターズ到来によりマイナー化した【5色フェアリー・ミラクル】をGR召喚手段と《BAKUOOON・ミッツァイル》に寄せた、あるいは【5色フェアリー・ミラクル】にGR召喚手段と《BAKUOOON・ミッツァイル》を突っ込んだだけのアーキタイプ。
まとめ [編集]環境において [編集]2019年7月1日に《“轟轟轟”ブランド》が殿堂入り。だが元々《“轟轟轟”ブランド》なしでも十分回るので、これは弱体化としてささやかなものである。 参考 [編集]タグ:
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