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学校男 UC 闇文明 (2) |
クリーチャー:ヘドリアン/エイリアン 8000 |
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする) |
このクリーチャーが出た時、自分のクリーチャーを2体破壊する。その後、相手は自身のクリーチャーを1体選び、破壊する。 |
ゾンビ・カーニバル UC 闇文明 (5) |
呪文 |
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい) |
種族を1つ選ぶ。その種族のクリーチャーを3体まで、自分の墓地から手札に戻す。 |
DM22-EX1で登場した闇のヘドリアンと闇の呪文のツインパクト。
墓地肥やしと墓地回収が一体になっており、非常に自己完結したスペック。クリーチャー側のcipで破壊した他のクリーチャーや《学校男》自身を2枚目の呪文側で回収できる。
自分自身が回収対象に収まる墓地回収の例に漏れず、ループ向きのカードでもある。やや重いため即死コンボは難易度が高いだろうが、《奪い去る者ザビフライ》や同弾の《セブ・コアクマン/マインド・リセット》を毎ターン使い回すだけでも十二分に強力。変わったところでは《不筋男》を使った攻撃ロックもできる。
クリーチャー側で破壊したクリーチャーを呪文側で回収すれば疑似的なバウンスになる。cipや離れた時の能力を使い回せるので覚えておきたい。
共存させやすい軽量級の中だと《爆走戦鬼レッド・ライダーズ》などと好相性。他にも様々なコンボが考えられる。
《学校男》自体が【青黒ハンデス超次元】などで採用された実績を持つ強力なカードなので、呪文側はシールドから加えた際のおまけと割り切ってそちらの墳墓避けとして採用してもよい。
《光牙忍ハヤブサマル》を入れているなら、チャンプブロックしたそちらを回収できるかもしれないため《学校男》と総入れ替えがおすすめ。《拷問ロスト・マインド》や呪文横取りの存在はネックだが、遭遇率の低いそれらを警戒するよりもよほど勝敗への影響が大きい。
反対に《ゾンビ・カーニバル》主体の運用は現代デュエマ的には厳しい。闇入りの【エイリアン】でも低スペックな墓地回収は入らない可能性が高い。そもそもクリーチャーコントロールと《学校男》の相性が悪い。
ゴッド・オブ・アビス期の【絶望神サガループ】で活躍。「デュエル・マスターズ 最強位決定戦」4位入賞の青黒型にも1枚積みされた。
選ばせ除去によって【サガループ】に刺さるコスト踏み倒しメタを事実上すべて破壊でき、ささやかながら墓地肥やしにもなるため相性が良かった。呪文側はS・トリガーのみで使い、オリジンを宣言することでターンが返ってきた場合に確実なカウンターを浴びせられた。デーモン・コマンド宣言も《超神星DOOM・ドラゲリオン》《龍頭星雲人/零誕祭》を複数枚回収でき悪くなかった。
《一なる部隊 イワシン》が殿堂入りして《龍頭星雲人》プランが難しくなると、呪文側での回収効率が下がり採用率が落ち込んだ。
DM23-RP4期の【青黒緑有象夢造】にも稀に採用された。種族デッキではないため呪文側の複数回収効果はほぼおまけだが、スノーフェアリーを宣言すれば《悪魔妖精ベラドンナ》《同期の妖精/ド浮きの動悸》《霞み妖精ジャスミン》を回収できた。
2024年1月中旬頃【青黒COMPLEXコントロール】での入賞がよく見られた。2マナで1体の《DARK MATERIAL COMPLEX》を最大カード3枚分育てられる。また、《DARK MATERIAL COMPLEX》が自軍に2体あればそれらにデメリットを吸わせることで、2マナで1体をパワー・コストに関係なく破壊しながら2打点形成できる。また、当時の構築ではデッキがアウトレイジやメカ・デル・ステラである程度固められていたため、それらを呪文側で宣言すれば効率良く墓地回収できた。
だが次第に、《闇参謀グラン・ギニョール》型とアンチシナジー、《アクア忍者 ライヤ》無限出し入れ型では必要性が薄い、といった理由から、【青黒COMPLEXコントロール】でも呪文側重視として採用枚数を1枚に減らした型や採用自体を見送った型がざらとなった。
DM24-EX2期にはこのカードのクリーチャー側をループパーツとした【白青黒マーシャル】が台頭。呪文側を暴発して《邪魂転生》で砕いた《逆転の影ガレック》などの重要パーツを回収できるのも大きい。