追憶人形(ついおくにんぎょう)ラビリピト》 [編集]

追憶人形ラビリピト UC 闇文明 (4)
クリーチャー:デスパペット 2000
このクリーチャーが出た時、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
自分のターン中に、コスト8以上のクリーチャーを召喚した時またはコスト8以上の呪文を唱えた時、相手は自身の手札をすべて捨てる。

DMRP-05で登場したデスパペット

cipで1枚ランダムハンデスを行い、さらに自分のターン中にコスト8以上のクリーチャー召喚した場合とコスト8以上の呪文を唱えた場合に、相手の手札すべて捨てさせる能力を持つ。

相性が良いのはやはり《卍 デ・スザーク 卍》であろう。8コストである自身を、無月の門召喚扱いでコスト踏み倒しできる。《卍 デ・スザーク 卍》タップインとこのカードのオールハンデスで制圧も可能である。
他にも、《魔流星アモン・ベルス》と組ませて二度とカードを引けない様にしたり、コスト軽減能力を持つ《拘束の影メリコミ・タマタマ》《龍装鬼 オブザ08号》なども高相性である。

欠点は、このカード自体には即効性が無いこと。魔導具を持たず墓地肥やしを行わないことから、上記《卍 デ・スザーク 卍》の早出しには貢献できないという面も持つ。さらに《卍 デ・スザーク 卍》系統のデッキではこのカードに有効なコスト軽減が少ないので、どうしても後手後手になってしまう点が浮き彫りになる。

また、長期戦を行うならマナ武装さえ達成すれば毎ターン強力なハンデスを行える《爆霊魔 タイガニトロ》というライバルの存在もちらつくであろう。こちらはパワー2000だがあちらはパワー4000であり、場持ちはあちらの方が良い。こちらは【デ・スザーク】ミラーマッチ《堕魔 ドゥシーザ》で簡単に退かされるラインなので、マナゾーンの確認や挙動の観察などによって相手が手札に除去を握っているかどうか、これを出す前にあらかじめ洞察する必要があるだろう。《激天下!シャチホコ・カイザー》《堕魔 ドゥポイズ》を毎ターン踏み倒すことで《卍 デ・スザーク 卍》を破壊しては無月の門で出し直すことを繰り返すと《爆霊魔 タイガニトロ》以上のことができるが、やはり自己完結性ではあちらの方に軍配が上がるだろう。

むしろ2コスト魔導具を厚くするほど中盤以降の脆弱性が高まる《卍 デ・スザーク 卍》の性質上、いっそ軽量域を充実させることに特化して無月の門の早打ちによるオールハンデスの早期利用を目指す手もある。

単純にビッグマナに入れて、《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》バウンスしたクリーチャーをこれの効果で叩き落とすと大打撃を与えられる。《神々の逆流》に反応した場合などはまさしくゲームエンド級のダメージが相手に加わるであろう。

【墓地ソース】に入れて《暴走龍 5000GT》で能力を誘発するという手もある。ただ、当然ながら《暴走龍 5000GT》の全体除去に引っ掛かる上に、《暴走龍 5000GT》によるロックにこのカードでのハンデスを加えると正直オーバーキルになってしまう。味方に付ければ強力なカードだが、【墓地ソース】1ショットキルの直前まで手札を溜め込みやすいので、ふんだんに墓地回収があるとはいえ敵に回すとそこそこ厄介。

手軽に早期召喚できる誘発剤としては《闇参謀グラン・ギニョール》も適任。極端な話、2コストマナブーストから2→4→6とこちらへ繋げば、4ターン目には《闇参謀グラン・ギニョール》ムゲンクライムで出して、敵1体をバウンスしつつ同時にこちらのオールハンデスを誘発できる。

ルール [編集]

環境において [編集]

かつて通常環境では【デ・スザーク】のパーツに使用され、「デュエル・マスターズグランプリ-6th」2位入賞を果たした3人1組の内の2人が使用した同一レシピの【デ・スザーク】に各3枚投入されていた。

DMRP-06にて《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》という新たな相棒を手に入れた。4ターン目にこのクリーチャーを置いておければ、次のターンに魔導具による更なる墓地肥やしターン終わり《卍月 ガ・リュザーク 卍》無月の門・絶で踏み倒し→オールハンデスと畳み掛ける戦法が可能となった。更にそちらの効果で返しの相手は3マナしかまともに使えないことを考慮すると、ロックするには十分すぎる相性と言える。《追憶人形ラビリピト》によるオールハンデスで相手の反撃を許したくないがために、敢えて失敗時に増えた手札で反撃される恐れのある1ショットキルを仕掛けずに1枚か2枚ブレイクしつつターンを終了してオールハンデスすることを繰り返すプレイングまで見られるようになった。

【オカルトアンダケイン】でも必須カードとして活躍。《不敵怪人アンダケイン》からリアニメイトでき、《煉獄の悪魔龍 フォーエバー・オカルト》を代替コストで召喚することでオールハンデスを発動させられる。

オリジナル創設後は【青魔導具】で使われる場合もある。

《闇参謀グラン・ギニョール》の登場後は、手軽に召喚扱いで出せるそちらと相性が良いことから、その機構を組み込んだ【青黒緑デッドダムド】【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】【青黒緑マルル】も結果を残した。その後も《闇参謀グラン・ギニョール》が入る型ならばほぼ確実に同時採用されている。

2022年末のオリジナルで、これを1枚入れた【青黒緑ゲンムエンペラー】がチャンピオンシップ準優勝を果たした。

2024年3月11日殿堂レギュレーション改訂により《「無月」の頂 $スザーク$》が殿堂入りに指定されると、【青黒魔導具】リペアにこれが投入されるケースが頻出。

その他 [編集]

  • モチーフは《忘却人形ラビオール》。「忘却」と「追憶」で対をなす。冠詞以下の名前でも、「み〜んな(All、オール)、忘れ」てしまうことを謳うあちらに対し、フレーバーテキストなどで明文化されてこそいないが「繰り返し(Repeat、リピート)、思い出す」ことが含意されており、対照的である。ゲーム上の性能に関しては、オールハンデスはそのままに、召喚コストハンデスのタイミングといった点で汎用性が大きく引き上げられている。

サイクル [編集]

自分のターンコスト8以上のクリーチャー召喚呪文唱えることで能力が発動するシステムクリーチャーサイクル
イラストカード名などが、過去のエキスパンションに収録されたクリーチャーを意識したデザインとなっている。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

Q.《追憶人形ラビリピト》の最後の能力は自分のターン中に相手がコスト8以上のクリーチャーを召喚したり、コスト8以上の呪文を唱えた時も使えますか?
Aはい、可能です。
引用元

Q.自分と相手のシールドの数が合計6つ以下になっており、「鬼タイム」が発動している状態の時、《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》を5コスト少なく召喚しました。この時、《追憶人形ラビリピト》の「コスト8以上のクリーチャーを召喚した時」の能力を使えますか?
A.はい、使えます。召喚コストが5少なくなっていたとしても、元のコストである10コストのクリーチャーが召喚されたことになります。
引用元

Q.自分の《追憶人形ラビリピト》がバトルゾーンにいる状況で、自分のターン中に《暴走龍 5000GT》を召喚した時、「出た時」の能力で《追憶人形ラビリピト》が破壊されますが、「自分のターン中に、コスト8以上のクリーチャーを召喚した時」の能力はトリガーしますか?
A.はい、トリガーします。《追憶人形ラビリピト》の能力は「召喚した時」にトリガーします。《暴走龍 5000GT》を召喚した時点では《追憶人形ラビリピト》はまだバトルゾーンにいるので、その能力はトリガーします。
引用元(2021.10.22)

Q.自分の《追憶人形ラビリピト》がバトルゾーンにいる状況で、自分のターン中に《煉獄の悪魔龍 フォーエバー・オカルト》を代替コストで召喚する際、《追憶人形ラビリピト》を含む3体を破壊しました。この時、「自分のターン中に、コスト8以上のクリーチャーを召喚した時」の能力はトリガーしますか?
A.いいえ、トリガーしません。コストの支払いが完了した時点で《追憶人形ラビリピト》がバトルゾーンにいませんので、その能力はトリガーしません。
引用元(2021.10.22)

Q.自分の《追憶人形ラビリピト》と相手の《ブラキオ龍樹》がバトルゾーンにいる状況で、自分のターン中にコスト8以上のクリーチャーを召喚した場合、《追憶人形ラビリピト》の「自分のターン中に、コスト8以上のクリーチャーを召喚した時」の能力はトリガーしますか?
A.はい、トリガーします。《ブラキオ龍樹》の置換効果はバトルゾーンに出た時にトリガーする能力をトリガーさせませんが、《追憶人形ラビリピト》の能力は「召喚した時」にトリガーするので、《ブラキオ龍樹》の置換効果の対象になりません。
引用元(2021.10.22)


[1] 2018/11/14正式回答