【オボロティガウォック】 [編集]【オボロセカンド】のデッキ構築論を基調としつつ、《天災超邪 クロスファイア 2nd》を《絶海の虎将 ティガウォック》に総入れ替えしたアーキタイプ。双極篇に成立。 《天災超邪 クロスファイア 2nd》を全抜きするのが基本だが、時期によっては採用するケースが無いこともない。
デッキパーツ [編集]共通カード [編集]
ダイス型の主要パーツ [編集]
覇道型の主要パーツ [編集]
カツキング型の主要パーツ [編集]
その他候補カード [編集]
超次元ゾーン [編集]このデッキの回し方 [編集]デッキの型が無数に存在するので回し方は一概に言えないが、一例としては以下の通りである。 基本は4ターン目以降に動くデッキであり、4ターン目に《月光電人オボロカゲロウ》から《絶海の虎将 ティガウォック》を出すのがメインの動き。そこから状況に合わせて除去やハンデスなどの妨害を仕掛ける。最後に《単騎連射 マグナム》と《音精 ラフルル》が用意できたら安全なフィニッシュに向かう。 手札を奪ってから《魔天降臨》で一方的にゲームエンド級の被害を相手に与えるという勝ち方もある。 長所 [編集]手札は余るほど手に入るため、一度《絶海の虎将 ティガウォック》でドローすればオールハンデス以外のハンデスには強固。序盤に《拷問ロスト・マインド》でごっそり削られるでもしない限り手札には困らない。 当然というか対応力が高く勝ち筋が広いので、プレイングによる上ブレもその分高くなる。 殿堂入りのパワーカードによる制圧が売りなので、時にテンプレにこだわらず最大値の高い殿堂入りカードを採用して実際に動かすと中々の活躍を果たすだろう。 基本的な勝ち筋に対して相手の《異端流し オニカマス》は腐りがち。それ以外のメタカードは要は除去すれば問題ない。 短所 [編集]最序盤は色事故、手札事故に悩むこともままある。また、コスト踏み倒しが多めなので徹底的にメタを張られると弱い。 《絶海の虎将 ティガウォック》でドローする前に軽量ハンデスを連打されて手札が枯れるケースは不利な展開。特に《月光電人オボロカゲロウ》が出る前に《ウォズレックの審問》でピーピングハンデスされるのは典型的な負けパターンの1つ。 4ターン目以内に殴り切る【速攻】には弱く、それらのデッキにはS・トリガーが十分捲れるか否かにゲームが左右される。 《単騎連射 マグナム》と《音精 ラフルル》は既に場に出ているブロッカーには干渉しないので、クリーチャー比率の少ない方だとブロッカーにも弱め。 【オボロティガウォック】の変遷 [編集]DMRP-05期には中速ビートダウンである【ジョット・ガン・ジョラゴン】がシェアを伸ばし始めたため、中途半端に並んだ相手クリーチャーに加えて自分のクリーチャーで《アポカリプス・デイ》の発動条件を満たし、そしてそれを6コストで手打ちするという場面も現実的に見られるようになった。 DMRP-07期にはフィニッシャーに《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》を据えた型が確立した。丁度この頃は【チェンジザダンテ】が全盛期で、《時の法皇 ミラダンテXII》の召喚ロックにコスト10の《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》が引っ掛からないことから注目された型。通常の【クラッシュ“覇道”】と異なり徹底的にメタカードで牽制してから走り出すのが特徴。 詳しい確立時期は不明だが、【ベイビーミラダンテ】との折衷型として中盤から終盤にかけての制圧に特化した型も双極篇に流行していた。《蒼き団長 ドギラゴン剣》との折衷型すらチャンピオンシップ4位以内入賞を果たしている。 双極篇末期になるとデッキを超次元呪文やカウンター札に寄せた完全なコントロール型が主体になった。この頃になるとデッキに5、6枚挿した水の受け札をサーチして《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》のDスイッチによって踏み倒しで唱えることが主流の動きになった。 DMRP-11期には《マリゴルドIII》、《続召の意志 マーチス》を獲得。マナゾーンに埋めた《単騎連射 マグナム》などにアクセスする芸当を覚えただけでなく大量のGR召喚手段からさらに展開する術を手に入れた。この頃には《BAKUOOON・ミッツァイル》で《煌銀河 サヴァクティス》→《時の法皇 ミラダンテXII》→《ジャミング・チャフ》と繋げる型も流行。ノーコストで《BAKUOOON・ミッツァイル》の種になる上にそちらで破壊すればG・ゼロの1体制限もすり抜けることができるため、《天災超邪 クロスファイア 2nd》を入れた型も結果を残している。 DMEX-08期にはデッキを【4色ドッカンデイヤー】に寄せたリペア型が成立。デッキに光を入れる理由であった《音精 ラフルル》が2020年1月1日の殿堂レギュレーション改訂でプレミアム殿堂に指定されたため、デッキが光抜き4色になったのである。 DMRP-13期には《U・S・A・BRELLA》、《リツイーギョ #桜 #満開》、《その子供、可憐につき》を取り入れた型がチャンピオンシップ優勝を果たした。 DMBD-13・DMBD-14期にはまた《BAKUOOON・ミッツァイル》で《煌銀河 サヴァクティス》→《時の法皇 ミラダンテXII》→《ジャミング・チャフ》と繋げる型が使われるようになった。頭数を確保する手段としては《“魔神轟怒”万軍投》が重用されるようになった。この型がまた流行した背景には通常のコスト踏み倒しに反応するコスト踏み倒しメタが減ったというのがある。 《勝熱英雄 モモキング》の登場を機に、そちらを使ってワンショットする型も成立。DMSP-02期のオリジナル環境では、この型がチャンピオンシップ優勝を果たしている。 ところが【5色コントロール】系統のデッキパワーが格段と上がった王来篇環境になると、リソースにはまるで困らなくなったため、《月光電人オボロカゲロウ》と《絶海の虎将 ティガウォック》を軸にすることがもはやデメリットとなり、デッキの基盤を維持しつつもその2者が抜ける格好となった(それが王来篇環境における【5色ザーディクリカ】)。 それでも、《超次元リュウセイ・ホール》、《イデア・パラドックス》などの相性の良い新規が登場するたびに入賞報告がされる。 ゴッド・オブ・アビス期には《絶海の虎将 ティガウォック》の持つブロッカーや諸々の除去、《一王二命三眼槍》による敗北回避能力で凌いでから《流星のガイアッシュ・カイザー》によるコスト軽減と自己コスト軽減で《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》を叩き付け、鬼エンドによる追加ターンを活かして総攻撃する型が一定数使われるに至った。 『DMGP2023-1st』Day2(オリジナル)ではベスト128に1人残った。 アビス・レボリューション期には1枚積みが約20枚の《天使と悪魔の墳墓》型がオリジナルのチャンピオンシップで優勝したと報告された。その構築における1枚積みは除去や防御札、フィニッシャーが多い。 DM23-RP2発売前最終平日のオリジナルでは、1枚積みの《天災超邪 クロスファイア 2nd》や4枚積みの《レアカードハンター ウサギ団》なども駆使して盤面にクリーチャーを早期に並べ、並べた盤面を活かして《∞龍 ゲンムエンペラー》を早期着地させることで相手へのロックを狙う型がチャンピオンシップ優勝を果たした。 DM23-EX2発売前日には、《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》型が結果を残した。同時に《霊宝 ヒャクメ-4》や《流星のガイアッシュ・カイザー》といったコスト軽減が利用されていた。 DM23-RP4で《氷柱と炎弧の決断》を獲得。 『超CSⅥ in福岡』ではベスト128進出実績は1人と振るわなかったが、その1人がベスト8に残っていた。1枚積み13種類の《天使と悪魔の墳墓》型で、ニンジャ・ストライク、《一王二命三眼槍》、《MMM-ジョーキング》と手札誘発防御札を4種4枚、《蒼き守護神 ドギラゴン閃》1枚、《頂上縫合 ドギラディス勝3rd》2枚と革命チェンジを2種3枚組みこんだ、手札誘発でアドバンテージを取るデッキであった。他にも、《流星のガイアッシュ・カイザー》+《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》のパッケージも組み込まれている。《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》から《頂上縫合 ドギラディス勝3rd》への革命チェンジにより2枚積みの《禁呪と聖句の決断》にアクセスし、《∞龍 ゲンムエンペラー》+αを呼び出して少なからずのデッキにとっての実質的な即死を狙うプランもあった。雑に《絶海の虎将 ティガウォック》を2体呼び出し、大量ドローで引っ張り込んだ手札誘発防御札を構えながらワンショットするという勝ち筋もあった。ちなみに《頂上縫合 ドギラディス勝3rd》+《禁呪と聖句の決断》型自体はDM23-RP4期時点ですでにチャンピオンシップ入賞実績があった。 DM24-RP2で《蒼神龍アナザー・ワールド》、《理想と平和の決断》を獲得。《絶海の虎将 ティガウォック》を使っての大量ドローと《蒼神龍アナザー・ワールド》の手札枚数リセットは一見アンチシナジーだが、この頃になるとカードパワーに陰りのある《絶海の虎将 ティガウォック》の枚数とそちらへの依存度を下げた構築がざらになっているため、あまり《蒼神龍アナザー・ワールド》は邪魔になりにくい。寧ろ素出しに値するカウンター獣の選択肢が増えただけ美味しい。《理想と平和の決断》に関しても、組もうと思えばそちらでの手札補充がフルヒットする構築も組める。 参考 [編集]タグ:
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