《
|
霊宝 ヒャクメ-4 R 光/闇/自然文明 (6) |
クリーチャー:パンドラボックス/アーク・セラフィム/ディスタス 4000 |
S・トリガー |
ブロッカー |
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。 |
このクリーチャーが出た時または相手に選ばれた時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。 |
ササゲール4(ディスペクターを召喚する時、コストを4少なくしてもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。そのディスペクターのコストは0以下にはならない) |
3色カードらしく光のブロッカー/闇のランダムハンデス/自然のマナブーストを併せ持つ。
それに加えて相手プレイヤーを攻撃できないデメリット能力と、ササゲール4を持つS・トリガー獣。
ササゲールを考慮しなくても、ブロッカー、マナブースト、ハンデスの3つの能力により《無双龍聖イージスブースト》のように長期戦を狙うデッキにとって使いやすいカードとなっている。「S・トリガーで攻撃を防ぎ、ササゲールでディスペクターを召喚してカウンター」という動きを考えた場合、自身のマナブーストも含め5マナ軽減できるのは驚異的で、後攻2ターン目であっても《龍風混成 ザーディクリカ》などのコスト7ディスペクターが間に合う。ササゲールに依存せず《ボーイズ・トゥ・メン》のようなマナ基盤中心の運用をしても悪くないかもしれない。
ササゲール持ちのクリーチャーとしては素のコストが6とかなりの重量級な一方、ササゲールの数値は4と登場時点では最大の値。これはディスペクター限定とはいえ、かの《フェアリー・ギフト》すら上回る軽減幅である。更にcipでマナブーストを行うので、実質5マナも軽減していることになる。
コスト通り6マナの時点で召喚した場合、cipのマナブーストと次のターンのマナチャージも合わせて、次のターンにはコスト12までのディスペクターを召喚できる計算になる。
ササゲール共通の弱点として次のターンまで除去を回避する必要がある。しかし選ぶ除去であればマナ加速とランダムハンデスが誘発するため、除去されてもアドバンテージを稼げる。加えてササゲールのコスト軽減幅には及ばないがマナも増えるため、除去された場合にマナカーブがつながらない弱点もある程度解消されている。
コスト6のカードでディスペクターの召喚を5マナ加速させるのは見方によっては過剰かもしれないが、少ないマナで大型ディスペクターを出せるという恩恵は十分ある。例えば《砕慄接続 グレイトフル・ベン》で出したターンに行う非ディスタスの召喚マナを確保する、マナをある程度使った後に3マナで《竜界電融 N・EXT》を召喚し大幅なマナ回復を行うなど、活用方法は色々ある。《砕慄接続 グレイトフル・ベン》でマナからタダ出しする場合、自身のマナブーストでマナゾーンの損失を補うことが可能。
逆に、同弾収録のキングマスターディスペクターである《零獄接続王 ロマノグリラ0世》(コスト11)の召喚に全振りして使うのも面白い。マナカーブもちょうど繋がるため、両者の相性は抜群。
他のS・トリガーとササゲールを合わせ持ったクリーチャーと比べると、攻撃を防げる能力がブロッカーしか無く、チャンプブロックするとササゲールを使えなくなるのが欠点だろう。一応、パワーもブロッカーのS・トリガーとしては高めで、速攻デッキの低コストクリーチャーなら倒せるラインではある。
ディスタスなので同色の《ディスタス・ゲート》、光のブロッカーでもあるので、《ヘブンズ・ゲート》に対応している。
またコスト6以下のアーク・セラフィムなので《霊騎のイザナイ パイル》の光臨でも出せるなど、踏み倒せる手段も多い。
光のディスペクターにはブロッカーを持つ者も多く、それらとのシナジーを活かし《ヘブンズ・ゲート》とササゲールの両面からディスペクターの降臨を狙う【天門ディスペクター】というデッキタイプも存在する。
DMRP-19発売直後、これを採用したササゲール軸の【0色コントロール】がチャンピオンシップ(アドバンス)優勝を果たした。呼び出し先のディスペクターの比率が十分なので、普通の【5色コントロール】にも広く採用され、このカードを採用した《ヘブンズ・ゲート》軸の型が【5色ディスペクター】と呼ばれるなど良くも悪くもディスペクター達との相性が意識される。
《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》の登場により、そちらで止まらない防御札としてさらに評価が向上。
このカードは何と言っても《砕慄接続 グレイトフル・ベン》と相性が良く、そちらの採用されるデッキにはほぼセットで採用される。《ベン》を主軸とした【5色ディスペクター】や【4色ロマノグリラ天門】などのデッキで長く利用され続けている。ハンデスやブロッカーによる時間稼ぎ性能も案外バカにならず、気付けば《砕慄接続 グレイトフル・ベン》での呼び出しで2、3体これが並んでいた、ということもしばしばである。
Q.自分の《霊宝 ヒャクメ-4》と、「鬼タイム」が発動している《「迅雷」の鬼 ライジン天》がバトルゾーンにいる状況で、相手は《デーモン・ハンド》を唱えました。相手が選ぶかわりに《「迅雷」の鬼 ライジン天》の効果で自分が破壊するクリーチャーを選びますが、自分の《霊宝 ヒャクメ-4》を選んだ場合、「相手に選ばれた時」の能力はトリガーしますか?
A.いいえ、相手に選ばれていないので、トリガーしません。《「迅雷」の鬼 ライジン天》の置換効果を適用した場合、選ぶプレイヤーは自分になります。
引用元(2021.9.24)