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死神覇王 ブラックXENARCH SR 闇文明 (6) |
クリーチャー:ダークロード 9000 |
各ターンの終わりに、このクリーチャーが自分の墓地にあり、自分のマナゾーンに闇のカードがあれば、自分のタップしているクリーチャーを3体破壊してもよい。そうしたら、このクリーチャーを自分の墓地から出す。 |
ブロッカー |
W・ブレイカー |
自分のクリーチャーが出た時または離れた時、相手は自身のクリーチャーを1体選び、破壊する。そうしなければ、相手は自身の手札を1枚選び、捨てる。 |
死神の名を冠するブロッカーであり、自分のクリーチャーが場に出たり離れたりする度に相手へ被害を齎す。
このテキストは《凶星王ダーク・ヒドラ》と同じく自身が出たことや、過去の状態を見る裁定で限定的に自身が離れたことでも誘発できる。
1体選ばせ除去あるいは1枚セルフハンデスの最低保障を内蔵したシステムクリーチャーとして使える。
このクリーチャーが出た後には、自分の他のクリーチャーに疑似cip&離れた時にも同様の妨害を使う。このクリーチャーの制圧を目的とするなら、小型クリーチャーを中心としたデッキになるだろう。
継続的に被害が及ぶため、大型クリーチャーが少ないというハンデも克服しやすい。
また、タップされている味方クリーチャーを3体破壊する事でリアニメイトする自己踏み倒し能力も持つ。
低コストでタップ獣を用意できる超化獣やムゲンクライムとの相性が良く、《ブラックXENARCH》はプレイヤーの想定より早く、かつ簡単に着地出来る。また《緊縛の影バインド・シャドウ》も発掘され注目を浴びた。《DARK MATERIAL COMPLEX》も《ブラックXENARCH》のコストに使用可能ながら場を離れず、《ブラックXENARCH》の性質上多くのクリーチャーが破壊されるため《COMPLEX》のカウントが進むのも早く相性が良い。
クリーチャーを早期展開しながら墓地肥やしや自軍破壊を行う【テスタ・ロッサ】に入れても良い味を出すかもしれない。特にハイパーエナジー型なら代替コストには困らない。
発売前の考察 |
DM24-RP2発売2日目には、これをメイン妨害エンジンとして4枚積みした黒単で《滅亡の起源 零無》を採用した墓地肥やし・ウィニー基盤の【黒単零龍XENARCH】なるデッキがアドバンスのチャンピオンシップで結果を出した(31人参加、準優勝)。目下解消の必要があると考えられていた早期タップ済み獣の確保は《霊淵 アガルーム=プルーフ》《緊縛の影バインド・シャドウ》《罪無 ターボ兆》 《DARK MATERIAL COMPLEX》など、墓地肥やしは《霊淵 アガルーム=プルーフ》《怨念怪人ギャスカ》《堕魔 ザンバリー》《アイロン=バイロン》《無限皇帝の顕現》などで解消するデッキビルディングを見せた。
同日には【黒単アビスロイヤル】の妨害手段として3枚投入されていた事例がオリジナルで確認された(32人参加、3位)。
【黒単零龍XENARCH】は早ければ最速2ターン目、安定して3、4ターン目に着地し、1ターン生き残った後は【青赤マジック】や【白緑巨大天門】も真っ青になるレベルの大量の除去とハンデスにより、相手のリソースの殆どを奪ってしまう。また《ブラックXENARCH》を踏み倒すと《零龍》が高確率で卍誕するため、フィニッシュにも万が一展開された時の全体除去による蓋としても十分。これらにより発売早々アドバンス環境のトップメタに進出。
アドバンスでは手札コストさえあれば《時空の禁断 レッドゾーンX》を4体一気に宣言でき、そうすれば相手クリーチャーを一気に4体以上吹っ飛ばせる。
DM24-EX1期には【黒緑アビス】に2枚程度挿された事例も見られるように。墓地肥やし手段と闇マナに困らないのは当然の事、自慢の展開力とマッハファイター戦術のおかげで「自軍のタップしたクリーチャー3体破壊」という代替コストはすぐに達成できるため。
その他、既存のデッキ名の無い青黒緑ウィニー基盤に出張することもある。