剛撃聖霊(ごうげきせいれい)シェバ・エリクシア》 [編集]

剛撃聖霊シェバ・エリクシア SR 光/自然文明 (8)
クリーチャー:ジャイアント/エンジェル・コマンド 18000
ブロッカー
Q・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、コストの合計が7以下になるよう、クリーチャーを2体まで、自分のマナゾーンから出す。
バラバラエティ5:自分のクリーチャーは、破壊以外の方法で離れない。(コストが異なる自分のエレメントが5つ以上あれば、このクリーチャーにこの能力を与える)

DM24-RP4で登場した/自然ジャイアント/エンジェル・コマンド

18000という高パワーから放たれるQ・ブレイカーブロッカーに加え、cipマナゾーンから合計コスト7以下になるように2体まで出せる
さらに、バラバラエティ5を達成することで、自軍すべてに破壊以外のすべてに対する除去耐性を与えることができる。

また、単純にブレイク数が多いため、下手な速攻デッキ相手に《ヘブンズ・ゲート》で出せればcipで呼び出した味方と合わせて1ショットキルが狙える。

「合計コスト7以下になるよう2体」はファッティが大半を占める【ヘブンズ・ゲート】、特にこのクリーチャーと相性が良い【白緑巨大天門】にとっては一見苦しいように見えるが、手札補充チャージャーとして序盤にマナに置かれやすい《支配の精霊ペルフェクト/ギャラクシー・チャージャー》が対象に入っている。
他にも追加展開の狙える《光開の精霊サイフォゲート》、フィニッシャーとなる《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》、このクリーチャーを即座にハイパーモードのタネにでき相性が非常に良い《聖霊超王 H・アルカディアス》などが存在する。
そもそも無理に2体呼び出すことに拘る必要は全くなく1体でも十分強力である。バラバラエティもあって出せればグッと勝利が近づく非常に強力な一枚と言って差し支えないだろう。

バラバラエティ5は条件達成こそ面倒ではあるものの、こちらも決まれば強力無比なもの。展開し切った後のフィニッシュ前の1ターンの隙を、確実に切り抜けることができる。
フィニッシャーとしても《∞龍 ゲンムエンペラー》《聖霊超王 H・アルカディアス》では阻止し切れなかった《蒼神龍トライクラブ・トライショット》《深海の伝道師 アトランティス》などを回避できるので優秀。
破壊への耐性は付与できないが、《冥界を統べる新月のハーデス》等の破壊耐性付与と組み合わせる事でより堅牢になる。特に、天門との相性は今ひとつだが《油殿の精霊龍 オイルマーネ》は自身のcipでそのまま呼び出せるので非常にシナジーが強い。

《異端流し オニカマス》対策は《∞龍 ゲンムエンペラー》でもできるが、こちらは何と言っても《ギャラクシー・チャージャー》対応という《∞龍 ゲンムエンペラー》では真似できない利点がある。

【ヘブンズ・ゲート】系デッキでは、《ヘブンズ・ゲート》から《闘門の精霊ウェルキウス》(9)→《∞龍 ゲンムエンペラー》(∞)と、《光開の精霊サイフォゲート》(6)→このクリーチャー(8)→《支配の精霊ペルフェクト》(7)で、一切の濁りなくバラバラエティ5を達成できる。

【ジャイアント】系デッキでも、《チアスカーレット アカネ》メクレイド8で発射しマナゾーンから《超重竜 ゴルファンタジスタ》など追加展開クリーチャーを投げつけるといった使い方が考えられる。ただし、濁りになる、バラバラエティ5の除去耐性は自軍の革命チェンジまで阻害してしまうなどの問題点もあるため要検討といったところか。

【ブレスラチェイン】でも《ブレイン・スラッシュ》からアクセスしてマナゾーンの様々なパーツから選んで呼び出せる便利屋枠として期待できる。

変わった使い方としては、《天災 デドダム》《エヴォ・ルピア》を呼び出して《愛の無限オーケストラ》を着地させるというものがある。

環境において [編集]

登場から【白緑巨大天門】のパーツとして採用されるのを始めとして【ヘブンズ・ゲート】系統で使われたり、【青緑ジャイアント】タッチされたり、【清永】に展開補助として採用されたりする。

特に【ヘブンズ・ゲート】にとっては、チャージャーとして使ってマナに埋まった《支配の精霊ペルフェクト/ギャラクシー・チャージャー》がそのまま弾になる事と、単純にバラバラエティで自軍のロック系を守れるようになるのが大きい。よしんば抜け道である破壊をされても、【白青天門】における《∞龍 ゲンムエンペラー》の場合はギリギリ文明の支払いができるケースもあるため、ムゲンクライム4によって墓地から復帰できる。
Q・ブレイカーなのも魅力で、特に【白黒赤ファイアー・バード】シールド回収している場合はこれ1体+適当なブロッカー1体でリーサルが組める。
変に横並びさせなくとも、先攻4ターン目にこれで《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》《聖霊超王 H・アルカディアス》を呼び出して牽制すれば、【ヘブンズ・ゲート】ミラーマッチは大抵何とかなる。
一番大きいのは《闘門の精霊ウェルキウス》に並ぶブロッカー発射台が出来たという点である。このおかげで、【ヘブンズ・ゲート】系統におけるブロッカー横展開始動の再現性が上がっている。
その気になれば《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー》を呼び出してそちらから《轟く革命 レッドギラゾーン》革命チェンジし、ミラーマッチにおいて課題となる速度とブロッカー対策の問題を強引に解決できる。そうした型のチャンピオンシップ入賞もあるため侮れない。汎用性は低くなるが、タイムラグ消しなら1枚で完結している《覚醒の精霊ダイヤモンド・エイヴン》も存在し、そちらでの上位入賞事例もある。

【清永】ではその取り回しの良さから《飛翔龍 5000VT》とのコスト重複を承知で使われる。コスト踏み倒しが不可欠なデッキにとって死活問題となる《異端流し オニカマス》《ハッター・ルピア》などのコスト踏み倒しメタからもバラバラエティで防護できる。《蒼狼の豊穣 ワクムテラス》《Disコットン&Disケラサス》を同時に出して一気にバラバラエティに近づく動きも強力。
何より《ヨビニオン・マルル》+《Disコットン&Disケラサス》で4ターン目にこれを素出しできる8マナまで到達させることが可能であり、そうなれば後は《五輪の求道者 清永》本体を呼び出して悠々とバラバラエティ達成まで流れで回せる。

DM24-EX3期のオリジナルでは【ガイアハザード退化】での使用も確認された。元々マナ回収《王道の革命 ドギラゴン》が存在していたが、回収したクリーチャー召喚する手間を挟まなければならないそちらと異なり呼び出し範囲内なら直接バトルゾーンに出せるのが優秀。

DM24-BD5DM24-BD6期には【神羅ケンジ・キングダム】での上位入賞が確認された。《神羅ケンジ・キングダム》呼び出しによる再抽選に使える。そちらに注目が集まると、次第にそちらより汎用性の高い版として《ナ・チュラルゴ・デンジャー/ナチュラル・トラップ》が使われるようになった。

その他 [編集]

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]