【ジョット・ガン・ジョラゴン】 [編集]
【ジョーカーズ】のデッキタイプの一種で、《ジョット・ガン・ジョラゴン》をフィニッシャーとした中速種族デッキ。【ジョラゴンジョーカーズ】や【ジョラゴン・ワンショットキル】とも呼ばれる。
ジョラゴン・ビッグ1で各種ジョーカーズのcipを使えることを主軸にデッキを回していく。
今までの【ジョーカーズ】や【メラビートジョーカーズ】と違い、ほぼ《ジョット・ガン・ジョラゴン》のみでダイレクトアタックまで持っていくのが特徴。
この項では基本的に無色中心で構成されて自然をほぼ入れない【無色ジョラゴン】を紹介する。
ジョット・ガン・ジョラゴン MDG 無色[ジョーカーズ] (7) |
クリーチャー:マスター・ドラゴン/ジョーカーズ 11000 |
このクリーチャーを召喚する時、ジョーカーズを好きな数バトルゾーンから自分の手札に戻し、その数だけ、召喚コストを1少なくしてもよい。 |
スピードアタッカー |
W・ブレイカー |
このクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚引き、その後、手札を1枚捨てる。 |
ジョラゴン・ビッグ1:ジョーカーズを自分の手札から捨てた時、その「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力を1つ使ってもよい。 |
※殿堂入り |
主要カード [編集]
無色ジョーカーズの候補 [編集]
有色ジョーカーズの候補 [編集]
その他の候補 [編集]
サンプルレシピ [編集]
「超CS II」準優勝
リストはタカラトミー公式テキストカバレージより
概要 [編集]
《ジョジョジョ・ジョーカーズ》、《ヤッタレマン》、《パーリ騎士》などで準備を整え早期に《ジョット・ガン・ジョラゴン》を召喚し、アタックトリガーでcip持ちのジョーカーズを捨てて1ショットキルに持ち込むのが基本のデッキである。
《ゲラッチョ男爵》など《ジョラゴン》をアンタップできるジョーカーズ1枚と《アイアン・マンハッタン》1枚が手札にあればそれだけで1ショットキルが成立する。《ゲラッチョ男爵》が3枚でももちろん可能。
序盤に使用したcip持ちジョーカーズも《ジョット・ガン・ジョラゴン》のコスト軽減のために手札に戻せるため無駄がなく、またcipであればジョラゴン・ビッグ1によりノーコストで使用できるため、《バイナラドア》や《ジョット・ガン・ジョラゴン Joe》等の強力な除去で突破口を開くことができるのもポイント。
ジョラゴン・ビッグ1は手札を捨てること全てに反応するため、ハンデスにもある程度耐性がある。
ただし、《ジョット・ガン・ジョラゴン》(ジョラゴン・ビッグ1)を軸にする都合上cip持ちクリーチャーがデッキの大半を占めるため、《時の法皇 ミラダンテXII》などで召喚を封じられると途端に何も出来なくなる。一応《ミラダンテXII》であれば《バイナラドア》や《ジョット・ガン・ジョラゴン Joe》で除去ができるが、それでも肝心の《ジョット・ガン・ジョラゴン》が詰まってしまう。
成功率がやや落ちるが、《アリゾナ・ヘッドショット》の投入も検討に値する。
安価で手軽に組めた【ジョーカーズ】とは打って変わって、こちらは主要カードに《ガヨウ神》などのスーパーレアを多用するため構築費用が高く初心者泣かせのデッキでもある。
【ジョラゴンループ】 [編集]
《ポクチンちん》の登場により、登場したデッキタイプ。
ループの手順 [編集]
バトルゾーンに《ジョット・ガン・ジョラゴン》が2体、手札に、《ガヨウ神》、《ポクチンちん》が各2枚、《アイアン・マンハッタン》が3枚必要。山札は1枚になっていて墓地には何もないことが前提である。何らかの捨てる効果がストックされている状態。
- 何らかの効果で《マンハッタン》を捨てて《マンハッタン》のcipが合計2体分ストック。
- 《マンハッタン》のcipを1体分使用し、《マンハッタン》のcipで《マンハッタン》を捨てる。《マンハッタン》のcipが合計3体分ストック。
- 《マンハッタン》のcipを1体分使用し、《ガヨウ神》を捨てる。《マンハッタン》のcipが合計2体分ストック 《ガヨウ神》のcipが合計2体分ストック。
- 《マンハッタン》のcipを1体分使用し、《ポクチンちん》を捨てる。《マンハッタン》のcipが合計1体分ストック 《ガヨウ神》のcipが合計2体分ストック《ポクチンちん》のcipが2体分ストック。
- 《ポクチンちん》のcipを1体分使用し、自分の山札を回復。《マンハッタン》のcipが合計1体分ストック 《ガヨウ神》のcipが合計2体分ストック《ポクチンちん》のcipが合計1体分ストック。
- 《ガヨウ神》のcipを1体分使用し、《マンハッタン》を捨てる。《マンハッタン》のcipが合計3体分ストック 《ガヨウ神》のcipが合計1体分ストック《ポクチンちん》のcipが合計1体分ストック。
- 2.では《マンハッタン》のcipが合計2体分のストックだったが6.では《マンハッタン》のcipが合計3体分ストック 《ガヨウ神》のcipが合計1体分ストック《ポクチンちん》のcipが合計1体分のストックになっているので1サイクルごとに各cipが一つずつ増えている。2から6では《マンハッタン》2枚、《ガヨウ神》《ポクチンちん》各1枚必要だが、初期条件を満たしていれば山札に残るカードに左右されない。よって、2.から6.を繰り返して《マンハッタン》、《ガヨウ神》、《ポクチンちん》のcipを無限にストック。
以降は《マンハッタン》のcipで好きなジョーカーズのcipを使え、《ポクチンちん》のcipで山札回復を行って、《ガヨウ神》のcipでドローできる。よって、好きなジョーカーズのcipを無限に使えるうえに山札、墓地、手札に好きなカードを置ける。
上述のループの《マンハッタン》の枠を《プラモデ〜ル》に替えると、《最終兵ッキー》を絡めて《ツタンメカーネン》をループさせることができる。《プラモデ〜ル》のcipで12回GR召喚されていて、山札に《ポクチンちん》のみが2枚以上ある状態で、墓地は空。上述のループが完成しており、好きなジョーカーズのcipを無限に使えるうえに山札、墓地、手札に好きなカードを置ける状態から。
- 《兵ッキー》の能力で《メカーネン》をバトルゾーンから離す。1ドローして踏み倒しは使わない。
- 《プラモデ〜ル》で《ポクチンちん》を捨てて山札回復GR召喚。
- 《メカーネン》の効果でお互いに1ドロー
- 1.〜3.を繰り返すことで相手の山札だけが削れ、ライブラリアウトで勝利できる。
《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》の登場により、ジョット・ガン・ジョラゴンがバトルゾーンに1体でもループが可能になった。
バトルゾーンに《ジョット・ガン・ジョラゴン》が1体、手札に、《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》、《ポクチンちん》が各1枚、山札は《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》2枚、《ポクチンちん》1枚のみになっていて墓地には何もなく、《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》のcipが一体分ストックしているのが前提。
- 《旅路》のcipを使用し《旅路》を捨て、さらに捨てられた《旅路》の効果で《ポクチンちん》を捨て、効果を使用し山札を回復。《旅路》のcipが差し引き変わらず1体分ストック、 《ポクチンちん》のcipが+1体分ストック。
- 初期状態から《ポクチンちん》のcipが一つずつ増えている。ループに《旅路》1枚、《ポクチンちん》各1枚必要だが、初期条件を満たしていれば山札に残るカードに左右されない。よって、上記を繰り返して《ポクチンちん》のcipを無限にストックさせられる。
- 《旅路》のcipを使用し《旅路》を捨て、さらに捨てられた《旅路》の効果で《旅路》を捨て、効果を使わない。《旅路》のcipが+1体分ストック。
- 《ポクチンちん》のcipを1体分使用し、自分の山札を回復。《旅路》のcipが合計2体分ストック 《ポクチンちん》のcipが合計無限体分ストック。
- 上記を繰り返して《旅路》のcipを無限にストック。
以降は《ポクチンちん》による山札回復と《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》のドローとディスカードとその効果により、好きなジョーカーズのcipを無限に使える。
環境において [編集]
DMRP-05で《ジョット・ガン・ジョラゴン》の登場により、このデッキが作成された。このカードが登場した初期のころは、ほぼ同期の《ガンバトラーG7》をフィニッシャーとした【ガンバトラージョーカーズ】が【ジョーカーズ】におけるライバルであったが、《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》の殿堂入りによって、こちらが【ジョーカーズ】の主流となった。
《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》の殿堂入りはこのデッキにも響いた。後にDMRP-06にて《キング・ザ・スロットン7/7777777》が登場すると、ジョーカーズでない《ニヤリー・ゲット》の投入は敬遠されるようになった。
それまでの【ジョーカーズ】は、特定のフィニッシャーが流行しては新しい別のフィニッシャーの登場によって廃れたりと中々1つのカードが環境に定着しなかったが、このデッキタイプによってようやく1つの型が環境に定着するに至った。
しかし、防御手段が乏しいのは相変わらずで、【速攻】相手に一方的にやられてしまうシチュエーションも多くみられた。
《ポクチンちん》が登場して以降は、【ジョラゴンループ】が猛威を振るった。2019年7月1日付けで《ガヨウ神》が殿堂入りに指定されたが、GR召喚を取り入れることで達成速度は落ちたもののリペアに成功している。【ジョット・ガン・ジョラゴン】自体は主要パーツの殿堂入りで弱体し、《ガヨウ神》で空いた枠は《燃えるデット・ソード》などで埋める形となった。
超天篇では公式が新ギミックのGR召喚を推しており、【ジョラゴン】もGR召喚と共存を果たし【GRジョット・ガン・ジョラゴン】が誕生する。当初は【ジョラゴンループ】の影響で目立った活躍はなく、本格的に注目されたのは《ガヨウ神》の殿堂入りと《ゴッド・ガヨンダム》の登場以降となった。
【ジョーカーズ】のトップもこのデッキから【GRジョーカーズ】にバトンを渡しているが、環境から姿を消した訳ではなく、《ガヨウ神》殿堂入り後に行われた『超CSIII in 山形』においてはベスト128進出者中4人が使用と、8位の使用率である。ちなみに、【赤緑ジョーカーズミッツァイル】は6人使用の使用率6位を記録していた。
しばらく環境から遠ざかっていたが、DMEX-12で《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》を獲得するとメタ格に復帰した。この頃になるとデッキのコスト4以下を各4枚の《タイク・タイソンズ》、《ヤッタレマン》、多くて4枚の《ポクチンちん》と10枚余りに抑え、《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》や《熊四駆 ベアシガラ》など7コスト以上のファッティを20枚以上積む構築がざらになった。これにより、《U・S・A・BRELLA》方式のコスト踏み倒しメタや《テック団の波壊Go!》の全体バウンスに強いという利点を与えられることとなった。
2020年12月18日に《ジョット・ガン・ジョラゴン》が殿堂入りに指定され、事実上消滅。ループそのものは現在でも不可能ではないが、要求値が高まることとなった。
- デュエル・マスターズ全国大会2018の2位と3位はこのデッキであり、両選手はカードの種類、枚数共に全く同じ構築を共有してその大会で対戦を行っていた。
- 同大会の予選4回戦から6回戦、決勝ラウンドは殿堂レギュレーションで行われたが、大会出場40人中14人が使用、決勝進出者8人中5人が使用と、共に使用率1位で同大会のトップメタであった。
2022年7月1日、《ガヨウ神》が殿堂解除。【Finalジョーカーズ】のサブプランとしてこのデッキの機構が使われる事がある。フィニッシャーとして《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》を使用するこのデッキとは使用パーツが被っており、上振れムーブとして【ジョラゴンループ】を放つ事が可能なのである。
参考 [編集]