【サイバー青単】 [編集]
種族にサイバーを持つクリーチャーを主力にした【青単速攻】。神化編環境とエピソード2環境で活躍したデッキ。
エンペラー・ティナ C 水文明 (1) |
進化クリーチャー:サイバーロード/オリジン 4000 |
ブロッカー |
進化−自分の「サイバー」と種族にあるクリーチャーまたはオリジン1体の上に置く。 |
パラダイス・アロマ C 水文明 (3) |
クリーチャー:サイバー・ウイルス 2000 |
G・ゼロ−バトルゾーンにサイバーロードが1体でもあれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。 |
主力種族はサイバーロードとサイバー・ウイルス。
神化編でサイバー種族から進化する有能な軽量進化クリーチャーである《エンペラー・ティナ》、《エンペラー・ヒミコ》、《アストラル・ラッシュ》、《エンペラー・マリベル》が登場。
進化速攻のしやすいこれら進化クリーチャーを主力とする。
また、エピソード2で登場した《エンペラー・ベーシックーン》と《トロン》を搭載したタイプも存在する。
基本的な構成 [編集]
サイバーロードの候補 [編集]
サイバー・ウイルスの候補 [編集]
サイバー・クラスターの候補 [編集]
進化の候補 [編集]
サイバー・ウイルス進化 [編集]
サイバーロード進化 [編集]
サイバー進化 [編集]
水のクリーチャー進化 [編集]
ツインパクトの候補 [編集]
サイバー以外の種族 [編集]
その他 [編集]
基本的な戦法 [編集]
《海底鬼面城》をはじめとしたドローソースで手札を確保しながら進化速攻を繰り返す。速攻の中ではやや遅く、中速に分類されることもあるが、手札補充が可能な分粘り強く戦うことができる。青単で組まれることから《ストリーミング・シェイパー》も使用可能。
進化元は《マリン・フラワー》《トロン》《エメラル》《チェレンコ》《電磁封魔ロッキオ》《電磁王機ピッコリ・コイルンガー》《電磁封魔ルチアーノ》《パラダイス・アロマ》等を基本とする。
20枚以上投入できる2コスト以下のサイバーロードからアロマを出すことにより、殴り手の数で大きくリードすることができる。《エンペラー・ティナ》に進化させ、たった1コストでの疑似スピードアタッカーにするなど、フレキシブルなビートダウンが可能。
と、これらの戦術が強力であったのはエピソード2環境までであり、【サイバー青単】のパワー、打点、展開力では革命編環境以降の真剣勝負ではほぼ通用しない。
その他 [編集]
【サイバー青単】の変遷 [編集]
極神編で《エンペラー・マルコ》が登場すると、青単で組まれた【マルコビート】が組まれる。だが、青赤緑で組まれたタイプの方が安定性が高く、次第に取って代わられていった。
主な活躍の場は神化編である。
DM-32で《電磁封魔ロッキオ》《電磁王機ピッコリ・コイルンガー》などの進化元、《エンペラー・ティナ》や《アストラル・ラッシュ》などの進化クリーチャーが登場したことで成立。
基本セットから闘魂編の環境で名をはせた《アストラル・リーフ》を組みこんだ新たな青単として台頭を始める。《パラダイス・アロマ》のG・ゼロと《海底鬼面城》でのドローを武器に神化編環境で頭角を現し、【黒緑速攻】と並ぶ速攻デッキとして活躍した。安定して4ターンキルが実現できる【速攻】は当時としては画期的であった。
DM-34では《エンペラー・マリベル》と《電磁封魔ルチアーノ》が登場し、更に強化された。
神化編環境で暴れたこのデッキタイプだったが、2010年5月15日で主要なパーツであった《スパイラル・ゲート》と《パラダイス・アロマ》が殿堂入りとなり、弱体化する。
覚醒編では《アクア・ジェスタールーペ》を獲得し、そちらを使ったタイプも見られたが、エピソード1までの間このデッキタイプの強化はなされなかった。
エピソード2に入ると他の種族に混じってサイバーロードもプッシュされ、進化クリーチャーの《エンペラー・ベーシックーン》と進化元に便利な《トロン》が登場し、新たな型が生まれた。
ただし、《エンペラー・ベーシックーン》は全てのサイバーから進化できるわけではないため、サイバー・ウイルスからしか進化できない《アストラル・リーフ》との兼ね合いが課題となっている。
エピソード3以降公式によるプッシュらしいプッシュも無くなり、ドラゴン・サーガになると同じコストでパワーと打点の高い進化クリーチャーに恵まれた【リキッド・ピープル】の後塵を拝するようになった。
革命編以降は侵略・革命チェンジの登場により、基礎スペック的に環境デッキと張り合うのは難しくなった。
新規サイバー・ウイルスが多数登場したものの、このデッキを環境に押し上げる力を持つものはなかった。
革命編終期に《革命船長 リーフ》が登場するが環境には全く影響を及ぼさなかった。
革命ファイナル終盤で《プラチナ・ワルスラS》が登場した時は「《アストラル・リーフ》や《パラダイス・アロマ》を殿堂解除すべきでは?」という救済を求める意見が出るまでこのアーキタイプが力不足と判断されていた。
新章になると既存の種族はほとんど収録されなくなり、サイバーそのものも強化はされなかった。
双極篇終期にはサイバーやサイバー・ウイルスはこれからの展開には脅威にならないと判断されたのか、なんと《アストラル・リーフ》が殿堂解除された。
《アストラル・リーフ》その物のスペックは現在でも眼を見張るものはあるが、進化元や相性の良かったカード群がインフレに置いて行かれる形になっており、サイバー主軸でデッキを組むこと自体がデメリットとも言えるようになった。
超天篇で《ジェリー・ローニン》を獲得。超インフレした現在ではささやかだが、一応強化となった。
参考 [編集]