《カクラリコ》 [編集]
カクラリコ UC 水文明 (2) |
クリーチャー:サイバーロード 2000 |
相手のクリーチャーが、召喚以外の方法で出た時、相手はそれを山札の上か下に置く。 |
相手のターン中に、このクリーチャーが離れた時、カードを1枚引いてもよい。そうしたら、自身の手札を1枚捨てる。 |
DM24-RP1で登場した水のサイバーロード。
文明、コスト、パワー、能力がトリガーする条件などから《異端流し オニカマス》を思わせるコスト踏み倒しメタだが、自分のターン中もメタれるのがポイント。
補足として召喚扱いのS・トリガーやニンジャ・ストライク、無月の門などには無力。
「相手ターン中のみ」でないメリットはかなり大きく、メタる対象は《オニカマス》から大きく広がり《ヘブンズ・ゲート》や《百鬼の邪王門》などの逆転要素を起点とした展開も防ぐことが出来る。
面白い所では《父なる大地》マナから引っ張り出した相手クリーチャーを直後に山札送りにするという使い方も。
除去方法も純粋なバウンスよりは強化されている。
相手に選択肢があるためドローロックとしては働かないものの、単純に手札を増やさなくなっているのでアドバンテージの面で強力。
一応効果が強制となったために、相手に何度もcipを利用されてしまう可能性がある点には注意が必要か。
また、相手のターン中に除去されると手札交換が可能という、ある種の除去耐性を持つ。
能動的に狙うのは難しいが、この手札交換は《斬隠蒼頭龍バイケン》など旧型マッドネスに使える。《カクラリコ》自身はブロッカーを持たないため《光牙忍ハヤブサマル》や《Dの光陣 ムルムル守神宮》で付与してやればチャンプブロックで破壊を狙える。
単純にメタ能力が刺さっている相手からなら勝手に除去してくれることもあるだろう。
《オニカマス》基準で考えると、そちらはアンタッチャブルという高い除去耐性があるのは気になるところ。
このクリーチャーは上述のように展開力のある防御札に、あちらは直接の除去になる防御札に強いため、その時の環境で使われているカードに合わせて使い分けると良い。
環境において [編集]
2024年のゴールデンウィーク中、これを4枚入れた【青黒COMPLEXコントロール】が100人参加のオリジナルのチャンピオンシップで4位入賞。除去されれば墓地肥やしによりリアニメイト系S・トリガーでカウンターを構えられるためである。同時期には、80人規模のオリジナルのチャンピオンシップで同様に4枚積み型が3位入賞。
それ以外では稀に【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】に【白緑巨大天門】のカウンターへの対策として入る場合もある。
他に《斬隠蒼頭龍バイケン》とのコンボを入れた【青単カクラリコ】と呼ばれるデッキがオリジナルのチャンピオンシップで度々上位入賞した。
その他 [編集]
- ある前提条件を満たせば無限ループを作れる。
- 《カクラリコ》がターン・プレイヤーのとき、相手が《水雲の聖沌 5u170n》などを経由して《闘門の精霊ウェルキウス》をコスト踏み倒しで出す。先に《カクラリコ》のメタ効果が解決され、相手が《ウェルキウス》を山札の上に置く。すると非ターン・プレイヤーの《ウェルキウス》効果の解決では、1ドローはメタ効果で山札の上にある《ウェルキウス》で固定されており、引いたそれ自身をコスト踏み倒しで出すことができる。出したら《カクラリコ》と《ウェルキウス》の「出た時」が1つずつ発生して「選択肢のあるループ」が成立する。
- この場合、どちらがターン・プレイヤーかは無関係で、《カクラリコ》は強制なので止める方法が存在せず、相手プレイヤーは山札の下に置くか《ウェルキウス》の「出してもよい」を破棄することでループを抜け出す方法があるため、必ず《ウェルキウス》側が最後に諦めなければならない。ただし《知識の精霊ロードリエス》など他に誘発型能力があるなら好きな回数誘発させることができる。
DM24-RP1のコスト踏み倒しメタサイクル。相手のターン中に離れた時の能力を持つ。光、水、自然の3文明のみ存在する。
関連カード [編集]
- DM24-RP1
超獣世界の存在とは長い間交わることのなかった、月の超獣が襲来した。
収録セット [編集]
参考 [編集]