無限(むげん) [編集]

パワーコストなどがとりうる値の一つ。無限大とも[1]

アウトレイジMAXの多くが、この無限を扱うことが多い。

該当するカードは「∞(インフィニティ)」を含むキーワード能力テキストに「無限」を含む能力を持ち、加えて《武闘将軍 カツキング》パワーマナ数の間、《超法無敵宇宙合金武闘鼓笛魔槍絶頂百仙閻魔神拳銃極太陽友情暴剣R・M・G チーム・エグザイル〜カツドンと仲間たち〜》マナコスト、それ以外はカード右側中央に「(∞)」のマークが付けられている。
ゼロ(無色)の力を信仰するオラクルとは対照的。

武闘(カンフー)将軍 カツキング VIC 火文明 (8)
エグザイル・クリーチャー:アウトレイジMAX 11000+
スピードアタッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのターン、このクリーチャーはタップされていないクリーチャーを攻撃できる。
∞パワーアタッカー(攻撃中、このクリーチャーのパワーは無限大になる)
このクリーチャーがバトルに勝った時、シールドを1枚ブレイクする。
ドロン・ゴー:このクリーチャーが破壊された時、名前に《武闘》とあるエグザイル・クリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
自分の他の、名前に《武闘》とあるエグザイル・クリーチャーをバトルゾーンに出すことはできない。
激流(アチョー)剣砲(クリムゾン) カツ∞キング P 水/火文明 (9)
エグザイル・クリーチャー:アウトレイジMAX 12000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手の「ブロッカー」を持つクリーチャーを無限の数破壊する。その後、カードを1枚引いてもよい。
T・ブレイカー
自分の他の、名前に《剣砲》とあるエグザイル・クリーチャーをバトルゾーンに出すことはできない。

ルール [編集]

上述の通り、デュエル・マスターズにおける無限は数値である[2]。解釈がややこしいカードが多いので、事前に必ず公式Q&Aのルールを確認しておくこと。

以後の説明では、無限ではないコスト1やパワー1000といった数値に関しては便宜上「整数」と記載する。[3]

正式裁定 [編集]

総合ルールの108.1c[4]にある通り、重要なのは「無限は全ての数値より大きい」と「無限は増減できない」の2つで、それを押さえれば理解しやすい。

  • 《奇天烈 シャッフ》などで数字選択を行う時、無限を宣言することはできる。しかし、無限より大きい数値や、「無限+1」「無限-1」といった無限に足し引きした数値は宣言できない。
  • 無限はどんな整数より大きい数値として扱われる。
    • パワーが無限のクリーチャーと、パワーが整数のクリーチャーとバトルすれば、パワー無限のクリーチャーが勝つ。ただし、すべてのバトルに勝つ効果の影響下ではその限りではない。
    • 「より大きい」「以上」「以下」「より小さい」の指定も数値と同じように扱われる。つまり、「無限より大きい」「無限より小さい(未満)」なら無限は含まず、「無限以上」「無限以下」なら無限も含む。同様に「(整数)より大きい」「(整数)以上」なら無限も当てはまり、「(整数)より小さい」「(整数)以下」なら当てはまらない。このため、パワー無限のクリーチャーは《予言者マリエル》などの影響を受ける。
  • 無限は大きくなったり小さくなったりはしない。
    • たとえば、なんのパワー変動も受けていない《∞龍 ゲンムエンペラー》と、-1000のパワー低下を受けた《∞龍 ゲンムエンペラー》がバトルしても相打ちになる。
    • 例外として、∞のパワーを持つクリーチャーにマイナス∞されたときはマイナスが勝ち、パワーが0以下であるとして破壊される(総合ルール108.1c)。パワーが0以下でもバトルゾーンにとどまれる場合、上記とは逆にいかなるバトルでも数値の小さい側となる[5]
    • 無限を利用した計算によって出た数値を参照する場面では、大小関係が発生する。
      • 《ヒラメキ・プログラム》でコスト無限のクリーチャーを破壊した時、踏み倒せる数値は「無限」ではなく「無限+1」という扱いになり、そのコストのカードは存在しないので結果的に何も踏み倒すことができない。(非公式サイトに記載あり[6]
      • 《零分後の世界》でコスト無限のカードを捨てた場合、バトルゾーンに相手のコスト無限とコスト整数のクリーチャーが両方いても、それらを足すと「無限+整数」になるので「無限以下」を超えてしまうため、結果的に「コスト無限のクリーチャー1体のみ」か「コスト整数のクリーチャーを好きな数」しか選べない。
  • 「無限の数破壊する」能力は対象の全てを選ばずに破壊する(全体除去と同義)。1回ずつ選ぶことを無限に繰り返すのではないため、アンタッチャブルで防ぐ事はできない。

裁定不明のルール [編集]

  • 「無限に整数を足す」と無限のままであるが、逆に「整数に無限を足す」とどうなるかは不明。
    • 例えば、相手の《∞龍 ゲンムエンペラー》がいる時に、自分の《イッスン・スモールワールド》のパワーは、《∞龍 ゲンムエンペラー》と同じになるか、《∞龍 ゲンムエンペラー》より自身の元のパワー分大きくなるかは不明。
      • 通常は《ゲンムエンペラー》の能力で《イッスン》のパンプアップ効果は無視されてしまうが、《あたりポンの助》で《ゲンムエンペラー》の能力を無視した場合に起こり得る。

その他 [編集]

先述のアウトレイジもそうだが、『無限 対 ゼロ』という構図は、デュエル・マスターズの背景ストーリーにおいて何度か登場している。

関連するカード [編集]

名前に∞とあるキーワード能力 [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • パワー∞について

Q.相手の《爆裂筋肉養成所》がバトルゾーンにある状況です。
《邪闘 シス》の「出た時」の能力で、相手の《∞龍 ゲンムエンペラー》のパワーを–∞した場合、どうなりますか?
A.《∞龍 ゲンムエンペラー》のパワーは0になり、破壊されます。のパワーを持つクリーチャーがパワー修正を受けてもパワーはのままです。

+  総合ルール 108.1c

引用元(2023.6.23)

Q.《邪闘 シス》の「出た時」の能力で、《∞龍 ゲンムエンペラー》のパワーを–∞した場合、どうなりますか?
A.《∞龍 ゲンムエンペラー》のパワーは0になり、破壊されます。

+  総合ルール 108.1c

引用元(2023.6.23)


[1] 一口に無限といっても、様々な種類があり、数学の正解では「正の無限大」を意味することが多いが、デュエマでは扱いが異なるため注意。
[2] 数学における無限とは解釈・扱いが異なる。共通している部分もあるが、基本的に別物として考えた方がいいだろう
[3] 数学的には無限の逆は整数ではないので注意
[4] デュエル・マスターズにおいて∞はそれよりも大きい数を選ぶことのできない数字として扱います。∞のパワーを持つクリーチャーがパワー修正を受けてもパワーは∞のままです。ただし、パワーがマイナス∞されたときは破壊されます。
[5] 感覚としては、0より無限に小さいといった方が分かりやすいか
[6] https://dmvault.ath.cx/cardfaqs.php?faqId=2708