凶鬼卍号(きょうきばんごう) メラヴォルガル》 [編集]

凶鬼卍号 メラヴォルガル VR 闇文明 (8)
クリーチャー:マフィ・ギャング/デーモン・コマンド/ドルスザク 11000
無月の門:自分の魔導具が出た時、自分の魔導具をバトルゾーンと墓地から2つずつ選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら4枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、相手のシールドを2つブレイクする。その後、自分のシールドを2つブレイクする。
自分のシールドが1つもなければ、このクリーチャーに「ブロッカー」を与える。

DMRP-07で登場したマフィ・ギャング/デーモン・コマンド/ドルスザク

無月の門召喚でき、cipで各プレイヤーシールドを2枚ずつブレイクする。さらに自分のシールドが空になるとブロッカーを得る。

素のコストは8と高いので、今までのドルスザクと同様に主に無月の門で出す事になるだろう。
出ただけでシールドを2つずつブレイクするcipらしいリスキーな能力を持つが、《堕魔 ドゥグラス》を当てることができればそこからさらなる無月の門も狙える。同弾に登場したS・トリガー付きの魔導具ならば、無月の門を発動できないもののデメリットを転回できる。
コスト8なので、《追憶人形ラビリピト》ブレイクしたシールドを即墓地送りにすれば反撃の手段を大きく減らせる。

《煌龍 サッヴァーク》などによってシールド送りにされたクリーチャーを手札に戻すことも出来る。
また、種族にコマンドを持つので封印も外せる。無月の門召喚扱いなので、【ドルマゲドンX】とのハイブリット型デッキ構築も面白いだろう。

仮に自分のシールドを削りすぎたところでブロッカー付与されるため、相手がS・トリガーで援軍を呼んだり、このクリーチャー破壊されたとしても、無月の門で何度でも復活するので粘り強く防御することが出来る。

着地できなくてもブレイクした時点で既に仕事を果たしているので、コスト踏み倒しメタにはある意味強い。

環境において [編集]

当初はブレイク後のスキを埋めるのが難しく評価が低かったが、【青魔導具】では《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》により追加ターンの前にシールドを割れることで出番が増え、需要も高くなった。《終末の時計 ザ・クロック》《閃光の守護者ホーリー》などの1ターンを凌ぐ類のS・トリガーをあらかじめ追加ターン前に踏んでおけばある程度安全に詰めることが可能。S・トリガー獣コスト踏み倒しS・トリガー呪文で出たクリーチャーのcipは《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》を唱えた側のドルスザクcipを使った後に解決されるため、このクリーチャーのブレイク能力は捲れたS・トリガーに関わらず原則出した分だけ解決できる。暴発によって2枚目以降の《卍 新世壊 卍》に魔導具呪文を装填できるのも美味しい。

【デ・スザーク】ではあまり投入されることがないが、先の通りシールド送りにされたパーツ回収のために1,2枚投入されることが稀にある。

しかし《「無月」の頂 $スザーク$》を獲得した辺りから【青魔導具】《卍 新世壊 卍》への依存度の低い構築となり、《卍 新世壊 卍》ありきのスペックとなる上にコスト踏み倒し系デッキから《ガル・ラガンザーク》で守ったシールドをフイにしてしまうということで、徐々に採用枚数を減らしたり不採用としたりする構築が目立ち、《凶鬼98号 ガシャゴン/堕呪 ブラッドゥ》の登場を機に本格的に枠を追われた。

それでも《ガル・ラガンザーク》殿堂入りした辺りからフィニッシュ力増強のために1枚積みするケースが散見されるように。1枚あればフィニッシュには十分な上に、その1枚も盾落ち以外ならデッキに備わる自慢の山札掘削能力で確実に引っ張り込める。

その他 [編集]

  • DMEX-18では第一世代枠となって再録された。
    なぜか「卍」の字体に仰々しいものが採用されており、以降の弾で再録された名前に「卍」とあるカードにも同じ書体が使われている。[1]
  • DM23-RP3版では、薄水色の髪と深緑眼の女性キャラクターが描かれている。《メラヴォルガル》と同様のガスマスクを持っており、髪型も元イラスト風の特徴的なものとなっている。

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

Q.相手の《地封龍 ギャイア》がバトルゾーンにいる状況で、自分は《凶鬼卍号 メラヴォルガル》を「無月の門」能力で召喚しました。どうなりますか?
A.《凶鬼卍号 メラヴォルガル》は「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力を持つ能力を持ちます。「無月の門」能力で召喚するクリーチャーは下に4枚重ねた状態でバトルゾーンに出ますので、《凶鬼卍号 メラヴォルガル》は下に重ねたカードと一緒に《地封龍 ギャイア》の置換効果によってマナゾーンに置かれます。
引用元(2020.12.15)

Q.自分は《卍夜の降凰祭》を唱えて、効果で魔導具を4枚下に重ねた状態の《凶鬼卍号 メラヴォルガル》を出しました。この《凶鬼卍号 メラヴォルガル》は召喚酔いしますか?
A.はい、召喚酔いしています。

+  (総合ルール 301.5)

引用元(2021.2.5)

  • 3つ目の能力について

Q.《凶鬼卍号 メラヴォルガル》がバトルゾーンに出て、相手のシールドを2つブレイクしました。そのうちの1つが「S・トリガー」を持つ呪文で、もう1つが「S・トリガー」を持つクリーチャーでした。どうなりますか?
A.「S・トリガー」は能力の解決中であっても割り込んで使用されます。呪文は即座に解決され、クリーチャーはバトルゾーンに出て能力が待機します。この呪文の効果で《凶鬼卍号 メラヴォルガル》がバトルゾーンを離れていたとしてもその後の自分のシールドを2つブレイクすることに変わりはありません。
引用元(2019.7.2) 引用元2(過去のよくある質問より)

Q.自分の《追憶人形ラビリピト》がバトルゾーンにいる状況です。自分は《卍夜の降凰祭》を唱えて《凶鬼卍号 メラヴォルガル》をバトルゾーンに出しました。この《追憶人形ラビリピト》の「唱えた時」の能力と《凶鬼卍号 メラヴォルガル》の「出た時」の能力は、好きな順番で解決できますか?
A.はい、好きな順番で解決できます。

+  (総合ルール 603.3)

引用元(2021.2.5)

Q.相手のターン中、相手の《凶鬼卍号 メラヴォルガル》の「出た時」の能力で自分のシールドが2つブレイクされた際、その中に《S・S・S》がありました。《凶鬼卍号 メラヴォルガル》の効果処理の途中ですが、この《S・S・S》の「S・トリガー」を使う場合、効果処理はどうなりますか?
A.《凶鬼卍号 メラヴォルガル》の効果で、相手が自身のシールドを2つブレイクする前に《S・S・S》を唱えます。
「S・トリガー」は他の効果より優先して解決されるので、《凶鬼卍号 メラヴォルガル》の効果中ですが、割り込んで解決を行います。
「S・トリガー」で呪文を唱えた場合、効果をすべて解決するところまで処理を行うので、《S・S・S》の解決が終わった後、《凶鬼卍号 メラヴォルガル》の効果処理の続きを行います。

+  (総合ルール 101.4)

引用元(2022.02.18)

Q.相手のターン中、相手の《凶鬼卍号 メラヴォルガル》の「出た時」の能力で自分のシールドが2つブレイクされた際、その中に《終末の時計 ザ・クロック》がありました。《凶鬼卍号 メラヴォルガル》の効果処理の途中ですが、この《終末の時計 ザ・クロック》の「S・トリガー」を使う場合、召喚するのはどのタイミングですか?
A.《凶鬼卍号 メラヴォルガル》の効果で、相手が自身のシールドを2つブレイクする前に《終末の時計 ザ・クロック》を召喚します。
「S・トリガー」は他の効果より優先して解決されるので、《凶鬼卍号 メラヴォルガル》の効果中ですが、割り込んで解決を行います。
クリーチャーの「S・トリガー」は召喚するところまで処理を行うので、《終末の時計 ザ・クロック》を召喚した後、《凶鬼卍号 メラヴォルガル》の効果処理の続きを行い、それが終わったら《終末の時計 ザ・クロック》の「出た時」の能力を解決します。

+  (総合ルール 101.4)

引用元(2022.02.18)


[1] 2022年秋からの海外展開を見据えて、「卍」によく似た「ハーケンクロイツ(鉤十字)」との混同を防ぐために変更となったとの噂や憶測はある。