斬札 ウィン [編集]
漫画・アニメ『デュエル・マスターズ WIN』の登場人物であり、「デュエル・マスターズ」シリーズの四代目主人公。
名前の読みは「きりふだ うぃん」。
アニメの声優は鵜澤正太郎氏で、幼少期はエリザ先生を担当した南早紀氏。
千葉の片田舎、シラハマの町[1]で、父のパパリンとタコアザラシの源さんとともに暮らすデュエマ好きの12歳の少年。小学6年生[2](GoA時)(漫画版は小学生の可能性あり[3])→中学1年生(決闘学園編)、高校1年生(追憶の水晶)。
一人称は「俺」で、口癖は「~っと」。
普段は天真爛漫な少年だが、本気モードになると驚きのデュエマセンスを発揮する。
デュエル・マスターズの大会中に邪神界の王・邪神くんと出会い、アビスロイヤルのカードを手に入れる。
邪神くんを使ったデュエマは「ジャシンデュエル」と呼ばれ、「攻撃は身をひきさき、敗北は死を意味する[4]」苛烈なものとなる。
- 月刊コロコロコミックで松本しげのぶ氏が連載する漫画『デュエル・マスターズ』シリーズにおいては史上初の『切札』の名前を持たず、切札家とも関係がない主人公[5]。
一応読み仮名は従来通り『きりふだ』であり名前のウィンも『勝つ』を意味する英単語『WIN』から来ているため法則そのものは外れてはいない。
- 担当声優も今まで切札一族の主人公の声を演じてきた小林由美子氏ではなく、鵜澤正太郎氏が務める。
- 基本的に家庭に父親がいなかった切札家の主人公とは対照的に父親が家庭の大黒柱として支えている。
- 結構な筋肉質体型(いわゆる細マッチョ、特に漫画)であり、LOSTでも服の上胸部に影があるほど胸板が厚い。
週刊コロコロコミック連載の漫画「Duel Masters LOST ~追憶の水晶~」では高校1年生で、アパートらしき場所で一人暮らしをしている。
デュエマセンスは健在のようだが現在の生活を始めた半年より前の記憶がなく、WINにおける彼との関連性も不明。
漫画では着替え中のカレンをうっかり見てしまい、LOSTでは事故でニイカと体が密着してしまう、とラッキースケベ体質疑惑がある。
アニメでの活躍 [編集]
ボルシャックにあこがれを持つ少年。《アビスベル=ジャシン帝》の声を受信するが、当初は《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》のものと勘違いしていた。
町内のデュエマ大会に向かう途中、アビスロイヤル10枚がボルシャックデッキに混入したが気付かず、でたらめな構成のまま覚知山 ボウイと戦う。召喚された《ジャシン帝》に対してもマイペースに接し、ジャシンデュエルに巻き込まれても平然としていた。
その後、《ジャシン帝》のテキストを読んでアビスロイヤルの扱い方を理解してからは本気モードへと移行し、元々使っていたボルシャックのカードを《ジャシン帝》のコストにする、《フォーク=フォック》で回収したカードを《ジャシン帝》の身代わりにして「ジャシン帝は死なないんだよ」と冷酷に言い放つなど、まさに闇に堕ちたかのような言動でボウイを追い詰め、勝利した。試合後にジャシンがカードに封印された後は元の性格に戻っていた。
先述の通り、本気モードになった際は声が低く性格も沈着冷静なものになり、ジャケットをマントのように羽織るようになる。また、S・トリガーの有無など勝負の流れを見切れるようだ。
邪神くんを蘇らせるほどの強い心の闇を持っており、ウィンが完全に闇に飲まれることで邪神くんはジャシン帝として完全に復活を果たすようだ。
一方で、邪神くん曰く「闇を晴らす力」も持っているようで、プリンス・カイザとのデュエマでは一度は心の闇に飲まれかけたもののすぐに立ち直っている。
第28話(無印最終話)でマイハマ学園への特別推薦入試としてエリザ先生へのデュエマを行い、勝利し、マイハマ学園への進学を決めた。
マイハマ学園に入学、ウガタとルームメイトに。学園の授業が座学ばかりであることに辟易、「デュエマは楽しむものだ」という考えから「デュエマさいこークラブ」を設立する。
これまでも本人は無自覚だったが、闇のマナを操ることができ、デュエマを通じて邪神くんにマナを供給していたことがリッパー教授によって明かされた。
「さいこークラブ」を潰そうとした霞ヶ関 ファルゴに全校生徒の前で勝利、最上川 イッサには一度完敗したがその後リベンジを達成。遂にD4全員に勝利した。
デュエル・ウォーズの願いは「皆と楽しくデュエマすること」のようだが、母親に触れた話になると闇のマナが噴き出しており、それを邪神くんに利用されそうになったが、制御した。
そして自分と邪神くんを全ての元凶と勘違いし、復讐心のままに暴走するプリンス・カイザを止めるべくこれに挑む。
漫画での活躍 [編集]
町内で開かれたデュエマ大会での覚知山 ボウイとの対戦中、何故かデッキに混入していた見知らぬカード群、アビスロイヤルを手に入れる。
デュエマの実力は高く、初見のアビスロイヤルと残っていた自分のカードでコンボを決め、《アビスベル=ジャシン帝》の力に驕ることなく使いこなして見事に勝利してみせた。
基本的には明るく朗らかであるが、「いくら強カードがあっても勝利はない」「切り札はデュエリストの頭脳」と発言しており、デュエマに関しては冷静で現実主義な面が窺える。
基本的なパーソナリティはアニメ版と同様だが、ジャシン帝の物理攻撃にも全く動じず、自分を本気で怒らせた相手を躊躇なく葬り去るなど、朗らかではあるが冷酷な面が見え隠れしている。
また、非常に頭が良いことも特筆すべき点であり、一切受験勉強をしていないにもかかわらず、名門であるマイハマ学園の試験で満点をとって合格している[7]。
マイハマ学園入学後はアニメ同様「デュエマさいこークラブ」を立ち上げている。こちらでは明確な仲間がカレンとウガタしかいない[8]上やはりD4とは折り合いが悪いようだが、デュエルの腕の高さも幸いして露骨な冷遇もされていない様子。カレンの一時的な裏切りの後に[9]、プリンス・カイザが無理矢理《轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー》のパワーアップを行おうとして学園を猛暑に見舞わせた事件を解決してからは全校生徒からヒーロー視され、元々主席で入学したこともあってカイザに代わる生徒会長に任命された。
その後のカイザとのデュエルでも勝利するが、その少し後、取り返しのつかない悲劇が発生。ジャシンを覚醒させて勝利するも、これまで以上の憤怒から、ジャシン曰く「滅びより生まれし闇の王」として覚醒し…
高校生になっているが、半年より前の過去の記憶を失っている。
「WIN」同様アビスロイヤルを使用するようだが、大半のアビス達は「境界線」の向こうに閉ざされており…
使用カード・デッキ [編集]
漫画・アニメともに《アビスベル=ジャシン帝》及びその派生カードを切札とするアビスロイヤルデッキを使用する。
アニメ『デュエル・マスターズ WIN』第1話では、当初は大量のデッキの中から【赤緑ボルシャック】と思しきデッキを選んで使っていたが、一部のカードがアビスロイヤルに差し替えられてしまい、アビスロイヤルを初めとした闇のカードも使うことになる。第2話のパパリン戦以降からは完全に【黒単アビスロイヤル】に切り替えたようだ。
漫画『デュエル・マスターズ WIN』第1話でも同様に《ボルシャック・ドラゴン》が入ったデッキを使っていた。「大会に向けてデッキを20個組んできた」と発言しており他にも様々なデッキを持っているようで、アビスロイヤルが混入したデッキも元々黒単だった。
漫画・アニメの主人公としては珍しく、デザイナーズコンボのみをデッキの核とせず、銀の弾丸を詰め込んだデッキを初期から好んで使用している。アビス以外の種族はおろか、使用する手段さえ確保できれば他文明のカードを混ぜることもあるが、全体としては黒単のデッキに落ち着いている。
また、ここぞという場面ではS・トリガーの引きが非常に強い傾向がある(その理由として「S・トリガーを大量に採用している」と霞ヶ関 ファルゴから述べられている。現に、決闘学園編の彼とのデュエマではそれを指摘された時に一瞬顔を歪めていた上、5枚全てがS・トリガーであった。)。
《アビスベル=覇=ロード》と革命チェンジ入手後は【黒緑アビス】に移行。前述のカードに加えてヴェールアビスも投入している。
戦績 [編集]
使用カード [編集]
※はスペシャルゲストとして使ったカード
関連デッキ [編集]
登場カード [編集]
参考 [編集]
ちなみに千葉は、実際に「シラハマ」と呼ばれる地名が存在する。すなわち南房総市の白浜町乙浜、白浜町白浜、白浜町滝口、白浜町根本の4地区である。
アニメ第26話にて、いいやん、うんちく、ランナーと「中学生になったらやりたいことリスト」を作成していたこと、およびその年にマイハマ学園の入試が実施されることによる
チバカブラを捕獲に行った時は小学校最後の春休みで既にジャシンくんに出会っている
漫画デュエル・マスターズWIN第2話より
別冊コロコロコミックおよびアニメにおいては夢実 テルの前例が存在する。
アニメ決闘学園編第34話のボウイの発言。漫画第2話とLOSTでもタコさんウインナーが出てきて喜ぶ場面がある。
しかもアニメのようにこれといった描写もなく、あっさり突破している。
後にリッパー教授にも協力してもらっている。
アニメ版同様和解している。
デュエパーティー形式
途中の描写はカットされた。
敗北寸前でリッパー教授から中断。
最初はウガタが相手をしたが、時間をかけ過ぎたため、無理矢理交代した。デッキはウガタのものを引き継いで使用。
デッキ交換デュエルでの対戦。