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大量展開メタ [編集]
相手が同一ターン中に特定回数以上クリーチャーなどを出す際、出すことそのものに作用する形で妨害できる能力のこと。あるいはそのような能力を持ったカードの総称。
DMRP-05の《アイアン・マンハッタン》が史上初とされる。
基本的に除去を受け付けないようにするためにクリーチャーを1ターンの内に大量展開し、ワンショットなりループなりで勝つのが理想となる。そのため、大量展開メタは一度場に残れば余程特殊なデッキとの対面でもない限り劇的な効果を示すメタカードと言える。
ただし、《水晶の王 ゴスペル》や《勝利宣言 鬼丸「覇」》など、比較的簡単に「1ターン1体縛り」でフィニッシュできるフィニッシャーも中には存在するため、絶対視されるメタカードとまでは言い切れない。
対策 [編集]
大量展開メタへの対策は、何と言っても出させないことである。というのは、パワー低下と封印以外では無効化できない《支配の精霊ペルフェクト》、EXライフを持つ《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》、クリーチャー指定除去が無効な《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》、《マンハッタンの心絵》など、除去困難なエレメントが目立つためである。そのため、ハンデスで手札の段階から叩き落としたり、こちらもコスト踏み倒しメタやロックなどで対策するのが賢明。離れることに対する耐性は能力無視や封印で対処し、非クリーチャーはカード指定除去やエレメント除去があると便利。
ただし、4コスト帯の軽量級ないし軽中量級のクリーチャー、《無双の縛り 達閃》のようなまともな除去耐性が無く非力なものは、軽量級除去や手頃なマッハファイターで十分である。また、再利用されなければいずれは能力の有効期間が切れる誘発型能力系は、それなりの範囲の除去があればなんとかなる。
また、大量展開を主体とするデッキの場合、大量展開メタを立てられるとゲームにならない場合がある。そこで、大量展開せずにワンショットなどの勝ち筋を狙うプランを用意したり、軽量級ビートダウン要員を使ったりすると良い。
コスト踏み倒しメタの多くはクリーチャーを出すことに反応するため、出すクリーチャーの数を絞りつつ呪文で強化するのも良い。
環境において [編集]
DMRP-05で史上初の大量展開メタである《アイアン・マンハッタン》が登場する。そちらはJ・O・Eによる取り回しの良さ、ビートダウン性能、cipによるメタ能力という対処の困難さから、【ジョーカーズ】系統で大活躍。ジョーカーズでありながらウィニーを重用する【ジョーカーズ】系統を縛り付ける現象が見られた。
《キャンベロ <レッゾ.Star>》も【JO退化】や【青赤緑ドギラゴン閃】、【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】、【白青赤鬼羅.Star】系統などの進化基盤、グッドスタッフで、それなりの長期にわたって実績を残し続けた。
特に《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》は、除去の困難さ、受けられるサポートの豊富さ、汎用性の高さ、取り回しの良さから、登場するなり大量展開メタの最強格の名声をほしいままにした。
《支配の精霊ペルフェクト》も強力なチャージャーのオマケとしては十分すぎるほどの性能を誇る。
一方、《リツイーギョ #桜 #満開》、《閃閃-ダセンゼ》、《ベイビー「刃鬼」/「俺たちも必ず勝つ!!」》、《星姫械 マリハダル》のような軽量級ないし軽中量級のクリーチャーは、まともな除去耐性も持たないためそれほど環境で悪質な働きを示すことはなかった。
大量展開メタがカードプール上に増加したのは十王篇意向である。これはGRが暴走した超天篇環境を鑑みてのカードプールの整備であった。
備考 [編集]
- 大量展開メタのコスト論は、絶対数がそれほど多くないため、そもそも不明である。
参考 [編集]