【アバク墓地ソース】 [編集]

《鬼札アバクと鬼札王国》を軸とした【墓地ソース】黒赤緑で組まれる。

鬼札アバクと鬼札王国 SR 闇/火/自然文明 (3)
クリーチャー:デモニオ 13000
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から5枚を墓地に置く。その後、このクリーチャーを破壊する。
<鬼タイム>自分と相手のシールドの数が合計6つ以下なら、真上の能力を無視する。
スピードアタッカー
マッハファイター
T・ブレイカー
このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。

主要カード [編集]

フィニッシャー
《暴走龍 5000GT》サイキック、軽〜中量クリーチャーを封じる大型フィニッシャー
《反逆龍 5000typeR/無法頂上会談》プレイヤー全員の手札以外からのクリーチャーを封じる《暴走龍 5000GT》の4枚目以降の大型フィニッシャー墓地から出すことになるフシギバースはこのクリーチャーが存在すると宣言そのものができないので注意。
《超神星DOOM・ドラゲリオン》攻撃時にメテオバーンファッティを踏み倒し
《百万超邪 クロスファイア》墓地6枚でG・ゼロスピードアタッカー
《大樹王 ギガンディダノス》フシギバース14。cipで相手の手札を全てマナ送り。このクリーチャーパワー(50000)より低いクリーチャー攻撃を制限する
《ドマンモ龍樹》フシギバース10。自軍にマナ召喚付与し、クリーチャーを展開するたびにセルフハンデス
《ブラキオ龍樹》フシギバース13。クリーチャーが出た時にトリガーする能力を封じる
《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》《DOOM・ドラゲリオン》からしか出せないが、《ブラキオ龍樹》と同様のロックに加えて1体バウンスリアニメイトEXライフによる除去耐性を持つ
《聖魔連結王 ドルファディロム》同じく《DOOM・ドラゲリオン》から出す前提のフィニッシャー呪文封じと全体除去
《“轟轟轟”ブランド》マスターG・G・Gで0コスト召喚、追加打点としても、色調整としても、有り余った手札墓地に纏めて落とすのにも使用できる
《大魔王 ウラギリダムス》シンパシー持ちの大型獣。フシギバースのタネにする。
ツインパクト
《カツラデランス/「アフロ行きま〜す!!」》手札にある《大樹王 ギガンディダノス》を墓地に落とす役割も兼ねた初動手札交換
《カラカラ・警・ルピア/「ここはお任せだッピ!」》
《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》墓地のクリーチャーの数を参照するコスト軽減かつcipでのパワー低下、呪文面は墓地肥やしと墓地回収
《イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ》マナブースト呪文、マナ色のバランスを調整する役割もある
《配球の超人/記録的剛球》同上。cipで相手のクリーチャーを一体マナ送りできる
《ドミー=ゾー/「倒したいか?」》同上だが多色なのが気になる。使用後はアビスラッシュでクリーチャー面を墓地肥やしに再利用できないこともない
《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》マナブースト、マナ回収、ただし上3つより1コスト重い
《偽りの名 13/種族選別》呪文面で手札補充。クリーチャー面はワールド・ブレイカーの準バニラ
《八頭竜 ACE-Yamata/神秘の宝剣》上は味方が場を離れた時マナゾーンに送る置換効果&バトルに勝った時自分のマナ以下の味方をタダ出し 下はタップインの擬似《神秘の宝箱》
《ほめほめ老/ホメホメ老句》手札交換しつつ実質3枚の墓地肥やし
《龍装車 ピオドーロ/毒汁100%》相手の出たターン攻撃制限を加える4マナ5000マッハファイター/相手1体に-4000パワー低下を施すS・トリガー付き3マナ呪文
《俺神豚 ブリタニア/「カツキング、俺とお前の勝負だ!」》自身も含めて4枚墓地肥やし+1体破壊S・トリガー。クリーチャー面は使わないが、墓地の頭数になる
《ハニー=マーガニー/「こっちは甘いぞー」》アビスラッシュ/山札の上3枚を表向きにしクリーチャーを1体手札に加え、残りを墓地
その他候補カード
《霞み妖精ジャスミン》自壊して1マナブーストする2コスト初動
《深淵の憤髄 ファウン=テイン》代替コストで墓地からコスト3以下のクリーチャーを2体までリアニメイトする
《ダンディ・ナスオ》単色マナゾーンに装填すれば実質1マナ。マナゾーンか墓地にサーチ
《グ:ルナグーシ》墓地を5枚になるように肥やし、リソース補充も兼ねるため安定感向上に繋がる
《盗掘人形モールス》自軍の墓地に6枚以上あればタダで墓地回収
《一王二命三眼槍》置換効果以外の単発的効果による敗北を回避
《超七極 Gio/巨大設計図》コスト7以上のファッティ限定だが最大4枚まで手札補充できる、手札リソースが枯渇しやすいため長期戦の場合、終焉の開闢などの墓地回収で使いまわすのも手
《竹馬の超人/テイクバック・チャージャー》主に呪文面を使用する。コスト3以下のエレメントを持ち主のマナ送り《キャディ・ビートル》などのメタクリーチャー除去
《ドアノッカ=ノアドッカ/「…開けるか?」》上に同じく主に呪文面での使用。相手クリーチャーを1体選び、-4000する。クリーチャー面はS・トリガーがついているので受け札としての採用もあり
《逆転の影ガレック》パワー低下-3000、墓地肥やし3枚、コスト3以下をリアニメイトから選択できる。ほぼS・トリガー専用だがデッキとの噛み合いは最高
《ヨビニオン・フレイムバーン》ヨビニオン手札交換しつつ《鬼札アバク》を山札から直接踏み倒せるが、《ハニー=マーガニー》など他のコスト3以下のクリーチャーと相性がすこぶる悪い
《ヨビニオン・マルル》上と同じくヨビニオンを持つが、こちらは手札交換ではなく山札の上を見て手札に加えるかマナにタップイン

このデッキの回し方 [編集]

マナブーストや手札交換で準備を行いつつ《鬼札アバクと鬼札王国》で墓地のリソースを稼ぎ、《龍装鬼 オブザ08号》《暴走龍 5000GT》《大魔王 ウラギリダムス》などをフシギバース元にフシギバース持ちを展開。
相手を制圧したら悠々打点を溜められるため、十分な盤面が作れ次第ワンショットする。

また、フシギバースで長期戦をするのではなく、《超神星DOOM・ドラゲリオン》から《聖魔連結王 ドルファディロム》等の強力なファッティを踏み倒し早々に殴りきるタイプも存在する。

《龍装鬼 オブザ08号》はコスト9、《暴走龍 5000GT》《超神星DOOM・ドラゲリオン》はコスト12、《大魔王 ウラギリダムス》はコスト13と主要フィニッシャーだけでも実コストが高い。次々にコストを軽減しながら召喚する豪快な動きができるのも魅力の一つ。

マナ色の要求値が非常に高いため難易度が高いが、3ターン目に《鬼札アバクと鬼札王国》召喚自壊の分も合わせて6枚墓地にクリーチャーが落ちることになるので《百万超邪 クロスファイア》G・ゼロで召喚し即時攻撃、4ターン目に墓地から再び《鬼札アバクと鬼札王国》を召喚、または《深淵の憤髄 ファウン=テイン》代替コストで召喚して墓地にある《鬼札アバクと鬼札王国》蘇生するなどして11枚以上墓地肥やしをすると自壊する分もあわせて11枚墓地にクリーチャーがいる状態になるので1コストまで軽減して《暴走龍 5000GT》《反逆龍 5000typeR/無法頂上会談》、または《超神星DOOM・ドラゲリオン》を召喚して《百万超邪 クロスファイア》と合わせて攻撃することで相手のS・トリガーが発動などしなかった場合最速である4ターンキルができる。
この4ターンキルを達成するには最低でも火文明2枚、闇文明1枚、自然文明1枚のマナチャージが必須であり、また4ターン目にはその三文明の内いずれか単色にする必要がある。
ただし、2ターン目には《「こっちは甘いぞー」》《記録的剛球》などで要求値を下げることもできる。

山札からコスト3以下のクリーチャーを踏み倒せる《八卦ヨーイ》の登場により、文明問わず4マナ貯まれば山札から《鬼札アバクと鬼札王国》を使うことが可能になった。続くDM24-RP3ではこれに文明ひとつと追加の能力を得た《ヨビニオン・フレイムバーン》《ヨビニオン・マルル》が登場し、より扱いやすくなった。ただし、このコンボを使うには《「こっちは甘いぞー」》や各種メタクリーチャーなどといったコスト3以下のクリーチャーをデッキ内から徹底排除しなければならず、環境次第では従来型より弱体化してしまう恐れもある。
やるならば、《記録的剛球》など2コストのマナブーストツインパクト呪文を少し多めに入れると安定するだろう。

弱点 [編集]

【墓地ソース】の御多分に漏れず墓地リセット不正メタ、早期の過剰打点などが苦手。
メタを除去できる《テイクバック・チャージャー》または《…開けるか?》を採用してある程度メタに対する対策はできるが墓地リセットに関してはどうしようもない。
近年《清浄のカルマ インカ/オキヨメ・水晶チャージャー》など墓地リセットカードが増えてきていることも逆風である。
また、デッキ内の文明の配分がシビアで、色事故により《鬼札アバクと鬼札王国》《暴走龍 5000GT》を召喚できない場面も多い。
最悪の場合《鬼札アバクと鬼札王国》マナ召喚するしかなくなる場合もある。色事故の際は大抵火文明のマナ不足が多く、また手札補充のリソースがお世辞にも潤沢とは言えないため《反逆龍 5000typeR/無法頂上会談》などの多色チャージしてそのままターンエンドするしかなくなる状況も大いにありうる。現在の環境では1ターンの動きが非常に勝敗を左右することは知っての通りであろう。そのため、豪快さの反面マナ管理が非常に勝敗を左右する繊細さも兼ね備えたデッキでもある。

DM23-RP1にて登場した新規アビスである《グ:ルナグーシ》DM23-RP3にて登場した《ハニー=マーガニー/「こっちは甘いぞー」》でかなり色事故や3ターン目までに《鬼札アバクと鬼札王国》を持っていないと厳しいような状況が緩和され少なくなった。
特に《グ:ルナグーシ》は初回限定ではあるものの《鬼札アバクと鬼札王国》と同様5枚墓地肥やしが出来る実質8枚体制になったのはかなり大きい。中盤以降も疑似置きドローできるため《鬼札アバクと鬼札王国》と明確に差別化できるのも良い点である。そして何より、墓地リセットを受けても次の自ターンに5枚墓地肥やしを行うことで早期にリソース回復が狙うことができ、リーサルを組むことが容易になったことは大きなポイントだろう。しかし5枚目以降はその他の墓地肥やしを行う必要があるため、完全な《鬼札アバクと鬼札王国》の代用であるとは決して言えない。あくまで5枚目以降、8枚体制にできる選択肢であることは覚えておくべきだろう。

また、黒赤緑構成であることは変わらないためこれらを採用する場合、相対的に火文明を持つカードがデッキ内に少なくなるため俄然色事故が必ず発生しなくなるわけではなく、《鬼札アバクと鬼札王国》を最速3ターンで着地させるのはマナ管理がなっていないと難しいのは変わらない。

環境において [編集]

《鬼札アバクと鬼札王国》の登場当初こそは期待されたが、やはり《鬼札アバクと鬼札王国》を3ターン目以内に引けるかどうかに依存する安定性の低さから環境ではさして活躍はせず、少数オリジナルチャンピオンシップで上位入賞した程度。

それでもツインパクトを含めて高コストクリーチャーが多いこととフシギバースを取り入れたことから、結果的には【グルメ墓地ソース】の原型となっている。

DM22-RP1期に入ると《若き大長老 アプル》型が散見された。そちらを取り入れてあるのが【グルメ墓地ソース】では真似できない持ち味。

DM23-RP3《ハニー=マーガニー/「こっちは甘いぞー」》を獲得。それ以降しばらく何件か上位入賞している。

超CSⅥ in群馬』ベスト126進出車中1人が使用。同大会ベスト16に【青黒緑DOOM】が残っていたことから、DM23-BD4DM23-BD5DM23-BD6DM23-BD7最終週末には同じく《超神星DOOM・ドラゲリオン》をフィニッシャーとした型の入賞が散見された。主な呼び出し候補は《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》《聖魔連結王 ドルファディロム》。《聖魔連結王 ドルファディロム》は相手が最速で動けないところに投げればその後のリソース系呪文を縛ることができ、相手がフィニッシュに到達できないようにしてくれる場合も多い。

2024年7月には、《レーホウ・衛・デカッチ/「暴竜爵様のお出ましだッチ!」》を2枚採用したドラゴン基盤寄りの型が確認された(オリジナル、50人参加、3位)。そちらは《ニアピン・モスキート》4枚積みした変則の型であった。

DM24-EX1期には《清浄のカルマ インカ/オキヨメ・水晶チャージャー》《U・S・A・BRELLA》を採用したメタ張り型が結果を出した(オリジナル、91人参加、3位)。

DM24-RP3《ヨビニオン・マルル》《ヨビニオン・フレイムバーン》《ティンパニ=シンバリー》《逆転の影ガレック》を獲得。

DM24-SP2期にはヨビニオンギミックや《DROROOON・バックラスター》を採用しつつ、フィニッシャーとして《復活の祈祷師ザビ・ミラ》《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》のパッケージを採用した型が確認された(アドバンス、リモートデュエマ、42人参加、4位入賞)。

DM24-BD3DM24-BD4期のオリジナルでは、《超神星DOOM・ドラゲリオン》で《聖魔連結王 ドルファディロム》や《暴走龍 5000GT》を呼び出して早期にリーサルを組む型が64人参加のチャンピオンシップで4位入賞。そちらのレシピでは《逆転の影ガレック》は別に無くても勝てるので単色マナの調整として1枚積みされる程度であった。《反逆龍 5000typeR/無法頂上会談》も既に旬が過ぎており、1枚に抑えられていた。

参考 [編集]