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| 魔誕神官ドルゴ・バーロウ R 闇文明 (9) |
| クリーチャー：デーモン・コマンド 3000 |
| S・トリガー |
| このクリーチャーが出た時、相手は自身のクリーチャーを1体選び、破壊する。 |
| バラバラエティ3：このクリーチャーが出た時、コスト8以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。（コストが異なる自分のエレメントが3つ以上あれば、このクリーチャーにこの能力を与える） |
DM24-RP4で登場した闇のデーモン・コマンド。
相手に1体の選ばせ除去を行う。更に、バラバラエティを達成していれば、コスト8以下を無条件に墓地から蘇生できる。
除去S・トリガーとして見ると、ただ相手に無条件の選ばせ除去1回を行わせるだけである。
既に攻撃を終えたクリーチャーを対象にするだけでほぼ損害なしで切り抜けられてしまう、呪文とはいえ同じ内容の除去効果を持つ《邪風風邪》が手打ちしやすい3コストで存在している、準備中の相手の足止めに向く選ばせ除去の性質と噛み合わないS・トリガー前提の高コスト、と除去札としてはお世辞にも優秀とは言いにくい。
本領はやはりバラバラエティにあるだろう。今までにリアニメイト能力を持つS・トリガー獣は数多存在したが、マナの枚数に依存することなくコスト8を出せるものは希少。
進化／非進化、文明、種族などを一切問わずコスト8以下ならなんでも出せるため、《悪夢神バロム・ナイトメア》を筆頭に、《飛翔龍 5000VT》、《聖魔連結王 ドルファディロム》等々強烈なフィニッシャー級大型全体除去クリーチャーで強引に戦況を打開することができる。
呪文に絞れば、《襲来、鬼札王国!》や《ブレイン・スラッシュ》など確実に8以下をリアニメイトするS・トリガーは多く存在するため、可能なら進化元になるS・トリガー獣という点を有効活用出来るデッキに採用したい。
バラバラエティの例に漏れずゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来る禁断との相性は良く、無条件でバラバラエティのカウントを緩めることができ、特に高コストコマンドなので《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》ならば封印を剥がしつつそれをリアニメイトの選択肢に入れることが出来る。
しかし、恐らくデザイナーズコンボと思われる《悪魔世界ワルドバロム》との相性は微妙。
S・トリガーでこのカードを使って蘇生したとしてもハンデスしか効果が無いため、cipで全体破壊を行える他のバロムを優先した方がいいだろう。
なお、他のバロムと合わせた場合、そちらのcipを先に解決する事で闇以外を全て破壊した後、このクリーチャーのcipで生き残ったアンタップクリーチャーを破壊できる場合がある。とは言っても、バロムのcipで一掃する場合もザラにあるのでおまけ程度のシナジーか。
むしろ相性が良いのは《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》。あちらのcipで残った一体をこちらのcipで綺麗に狩り取れる。
自身をリアニメイト対象から外すためかコストは9と非常に重く、手打ちは非現実的。
このカードはあくまで保険程度に考えつつも、いつトリガーしてもいいようにある程度の枚数の墓地と2つ以上のコストの異なるエレメントを維持できるようなデッキ構築を心掛けたい。