《アルカディア・スパーク》 [編集]

アルカディア・スパーク P(R) 光/水文明 (8)
呪文
S・トリガー
次のうちいずれか1つを選ぶ。自分のエンジェル・コマンドがあれば、両方を選んでもよい。
►相手のクリーチャーを1体選ぶ。相手は、それを山札に加えてシャッフルし、相手はカードを1枚引く。
►相手のクリーチャーをすべてタップする。

DMD-32で登場した/呪文

モード山札送りの後ドローさせる効果オールタップを選んで使うS・トリガー。自分のエンジェル・コマンドがあれば任意で両方選べる。

除去+オールタップS・トリガーとしては《支配のオラクルジュエル》が比較対象になるが、こちらはエンジェル・コマンドがなければ片方の効果しか使うことができず、山札送りも相手にドローさせるデメリット付きとカタログスペックは抑えめ。仮に山札送りしたクリーチャーと同じクリーチャーを手札に加えられたら《スパイラル・ゲート》などのバウンスと変わらない。

しかし、アンタップ破壊確定除去の違いは大きく、基本的にどのタイミングでトリガーしても腐りにくい防御札として評価されている。例えば【緑単ベアフガン】との対戦で、2ターン目《獣軍隊 ベアッサー》の1点で《支配のオラクルジュエル》を踏んでも無駄なS・トリガーでしかないが、このカードなら《ベアッサー》を山札送りして3ターンキルを失敗させられる。他にも《永遠のリュウセイ・カイザー》《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》などの強力なロッククリーチャーが自分を攻撃してきた時に、タップ状態のそれらを除去できるのとできないのとではターンが返ってきた場合の逆転しやすさが明確に変わる。

また、カードとしては白青なので【5色コントロール】で採用率の高い《偽りの王 ヴィルヘルム》と合わせて5文明が揃う。序盤における《フェアリー・シャワー》のプレイしやすさを考えても、を含む多色カードにスペースを割いて損はないだろう。

前記した通りドローは基本的にデメリットだが、山札送りできる相手のクリーチャーがいなくても強制で引かせることに注目すると山札破壊としての利用価値がある。名目コストの関係で《龍素記号Sr スペルサイクリカ》《目的不明の作戦》ではギリギリ使い回せないものの、そのハードルを乗り越えて無限ループさせた場合の恩恵は極大。
《完全防御革命》などによる逆転の余地を残さないというライブラリアウトの強みは元より、墓地を介さないため《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》にもデフォルトで耐性がある。また、《不敗英雄 ヴァルハラ・グランデ》などの敗北回避クリーチャーはループの過程で自然と除去できる。
光以外の呪文をロックする《アルカディアス・モモキング》《頂上混成 ガリュディアス・モモミーズ'22》をすり抜けて唱えられるという隠れたメリットも存在する。

ループデッキで信頼性の高いフィニッシャーには《黒神龍ザルバ》《光霊姫アレフティナ》などもあるが、いずれもフィニッシュ以外役割がないカードのため、対ビートダウン防御札にもなるこちらの強みにかなわないだろう。

DMRP-17で防御用S・トリガーとして汎用性でこちらを上回る《S・S・S》が登場。比較した場合のこちらの強みはガチンコ・ジャッジにやや勝ちやすい程度だが、名目コスト利用デッキの代表格である【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】にすら《S・S・S》が優先採用されるという状況。
そのため、王来篇以降の構築でマナゾーンにこれが見えた場合、ループデッキと決め打ちしてほぼ問題ない。

ルール [編集]

テキストの不備について [編集]

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他のカード・デッキとの相性 [編集]

環境において [編集]

革命ファイナルでは【天門ループ】【マーシャルエクストラウィン】【ラララオプティマス】などで防御札フィニッシャーとして採用された。特に【ラララオプティマス】にとっては《Dの花道 ズンドコ晴れ舞台》と共に当デッキを一気にメタゲームに押し上げた1枚であり、第3回公認グランプリでは準優勝を収めて一躍有名となった。

登場から新章デュエル・マスターズ頃までは【5色ドギラゴン剣】の防御札としてもメジャーだった。オールタップ《異端流し オニカマス》タップキルに役立った。

新章デュエル・マスターズ【5色ジョリー】でも結果を残した。

遅くとも「DMGP-5th」前後には【5色蒼龍】での採用も見られるようになった。採用する場合は役割が被る《レインボー・スパーク》との入れ替え枠となる。

エンジェル・コマンドをふんだんに入れた【ロージアミラダンテ】にも使われ、「DMGP-5th」優勝デッキには4枚積みされていた。

《真・龍覇 ヘブンズロージア》殿堂入り後に開催された「全国大会2017」では3位に白青黒【ロージアミラダンテ】が1人残ったものの、このカードは採用されていなかった。理由としては当時《ヘブンズロージア》→《龍魂城閣 レッドゥル》《時の法皇 ミラダンテXII》という押し付けより、非エンジェル・コマンド《煌龍 サッヴァーク》を立ててターンを返す場面が多くなっていたこと、《裏切りの魔狼月下城》殿堂入りによって多色カードの優位性が低下したことが挙げられる。
ただし、その後も《時の法皇 ミラダンテXII》殿堂入りするまで採用例自体はなくならなかった。

超天篇では【インパクトリガー】のフィニッシャーとして活躍。このシリーズでは《ジョギラスタ・ザ・ジョニー》《偽りの名 ゾルゲ》を揃えて《アカカゲ・レッドシャドウ》《防羅の意志 ベンリーニ》をループさせる型の【5色蒼龍】でも使用された。

十王篇で成立した【ライベルモットループ】でも好みで使われた。

王来篇環境 (オリジナル)ではDMEX-17発売からしばらくの間、【ネロ天門ループ】のフィニッシャーとして姿を見せていた。

その他 [編集]

デュエル・マスターズ プレイスでは [編集]

アルカディア・スパーク VR 光/水文明 (8)
呪文
S・トリガー
次のうちいずれかひとつを選ぶ。自分のエンジェル・コマンドがあれば、両方を選ぶ。
▶相手のクリーチャー1体を相手の山札に加えてシャッフルする。そのクリーチャーが山札に加えられたなら、相手はカードを1枚引く。
▶相手のクリーチャーをすべてタップする。

DMPX-01で実装。ベリーレアになった。

モードの1つ目のテキストが変更され、選んだクリーチャーが山札に加えられないとドローが発生しなくなった。また、条件達成時には強制で両方の効果を使うようになった。

何らかの耐性でクリーチャーがとどまった場合にハンドアドバンテージを与えることがなくなったため、基本的には強化。TCG版《アルカディア・スパーク》の個性だったライブラリアウト戦術は取れなくなったが、カードプールの狭いデュエプレでは普通に汎用性の高いマナ基盤防御札として利用されている。
TCG版は解除龍回避持ちに対して刺さっているとは言い難かったのでこの変化は大きい。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

デュエル・マスターズ [編集]

デュエル・マスターズ プレイス [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 2つ目の効果について

Q.《アルカディア・スパーク》《不死火フウタ・ドラグーン》が山札に加えられる時、山札の一番下に置いた場合は《不死火フウタ・ドラグーン》の効果を使うことはできますか?
A.はい、使えます。
引用元(2019.9.30)

Q.相手が唱えた《アルカディア・スパーク》の効果によって、自分の《氷結龍 ダイヤモンド・クレバス》がバトルゾーンを離れました。下にあったカードはどこから手札に加わりますか?
A.自分の山札に《氷結龍 ダイヤモンド・クレバス》を加えてしまった場合、《氷結龍 ダイヤモンド・クレバス》の下に重ねてあったカードは手札に加えることができません。
引用元(2020.7.17)

Q.相手は《アルカディア・スパーク》を使って、自分のオーラの付いたGRクリーチャーを選んで山札に加える際、そのオーラを山札の好きな位置に加えるタイミングは、山札をシャッフルする前ですか?
A.シャッフルする前に、山札の好きな位置にオーラを加えます。
この場合、まず、自分はGRクリーチャーを山札の好きな位置に加えます。その後、付いていたオーラを山札の好きな位置に加えて、GRクリーチャーは超GRの一番下に置きます。その後、《アルカディア・スパーク》の効果処理の続きを実行し、山札をシャッフルします。
引用元(2021.5.21)


[1] 101.3. できることは全て行う カードの指示の一部が実行不可能であった場合でも、できることを全て行い、実行不可能な部分は無視します。