謎帥(なぞすい)艦隊(かんたい) [編集]

謎帥の艦隊 R 水文明 (3)
呪文
S・トリガー
クリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
マナ武装 4:自分のマナゾーンに多色カードが4枚以上あれば、クリーチャーをさらに2体まで選び、持ち主の手札に戻す。

DMR-22で登場した呪文

通常時でも1マナ重いだけの《スパイラル・ゲート》であり、手打ちもしやすくコストパフォーマンスは中々良好。
同コストの《Rev.スパイラル》と異なり自分のクリーチャーバウンスの対象に選べるため、あちらでは出来なかったセルフバウンスで《解体人形ジェニー》などのcipを使い回す戦術も取れる。

更にマナ武装4を達成することで《幾何学艦隊ピタゴラス》を上回る計3体のバウンスが可能。
条件はやや厳しいが、同サイクルの他の呪文と比べて未達成時でも十分に優秀なので序盤から無理して狙う必要はないだろう。

環境において [編集]

革命ファイナルカップエリア代表決定戦中部大会ベスト4に輝いたデッキは、《大革命のD ワイルド・サファリ・チャンネル》で用意した14マナ以上もの大量のマナを使って《龍素記号Sr スペルサイクリカ》《ボルバルザーク・エクス》を延々と使い回し、コスト7以下の呪文を好きなだけ使って相手の盤面や手札などを処理しつつ《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》のエクストラウィン条件をより確実に満たす、いわゆる「謎帥ループ」であった。

新章デュエル・マスターズ環境では《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》のエクストラウィン能力を確実にトリガーさせるために【5色ジョリー】で使用されていた。「《大革命のD ワイルド・サファリ・チャンネル》で大量のマナを用意し、このカードで盤面を処理してから、《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》をぶつけるだけ」というプレイングの簡潔さから、大会でもこのコンボが使用されるようになった。【赤黒ドルマゲドン】のような頭数の並びづらいデッキとの対面ではこれ1枚がS・トリガーで捲れただけで《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》での勝ち確定盤面になることもあった。

《怒流牙 サイゾウミスト》《轟牙忍 ハヤブサリュウ》など優秀なシノビが登場するにつれて、相手ターン中に唱えることでそれらを再利用する札としての個性が活きるようになった。特に《怒流牙 サイゾウミスト》の場合、ニンジャ・ストライクで出た自身のcipシールド追加したカードS・トリガーなら、それを捲ることで即座に自身を再利用する体制を整えることができるという利点がある。

ところが2021年のゴールデンウィーク直前になると立場は一変。汎用性の高い《フェアリー・ミラクル》マナ基盤がカードプール上に出揃い、3ターン目に安定して《フェアリー・ミラクル》のフルスペックを発揮できるようになったため、多色マナ武装に依存しない【5色コントロール】が一般化。それに伴い、《獅子王の遺跡》と共にデッキパーツの座から陥落。それ以降、打点が並びにくく盤面の取り合いになりやすいオリジナルではアドバンス以上に除去が重視されるため、しばらく一定数使われた。《奇天烈 シャッフ》で汎用除去の集まる「5」を宣言されるのを避ける意味でも採用されることがあった。多色マナ武装4による追加バウンスと通常バウンスが別テキストに分かれているため、EXライフ持ちも1発解体できる。

【青黒赤緑邪王門】でも自軍の再利用や防御札に使われることが中にはあった。

アビス・レボリューションに入ると採用がまばらになり、精々が2024年3月11日殿堂レギュレーション改訂によって増えた【5色蒼龍】に水単色マナとして1枚積みされる程度。相性の良いデッキにおいても採用枚数を減らしたのには、防御札カウンター札がインフレし切り、汎用性が高すぎるものに枠を追われたのもある。多色マナ武装の条件が超速系に対して厳しすぎるという事情も無視できない。

その他 [編集]

サイクル [編集]

DMR-22S・トリガー&マナ武装4呪文サイクル。DMR-13マナ武装5呪文サイクルのリメイク。

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]