【5色ドギラゴン剣】 [編集]【5色バスター】とも呼ばれる。
概要 [編集]革命ファイナル環境ではおなじみとなったこの一連の動き(以下、「3連鎖」と呼称する)が環境の中心となり、大きな対策要因となった。それに伴い、《閃光の守護者ホーリー》、《音階の精霊龍 コルティオール》といった、1ショットキルの足止めを行う強力なS・トリガークリーチャーの採用率が上昇、《時の法皇 ミラダンテXII》や、【ジョバンニスコール】といった好敵手や天敵の出現によって、3連鎖による1ショットキルを妨害される機会が増えたように感じられた。 ところが、DMR-22の発売からしばらくして、「ドギラゴン剣の5色化」が容易に可能であることが巷で議論され始める。その主な理由として、
といったメリットを獲得し、色事故さえ注意すれば非常に強力極まりないデッキが構築可能という点で、このデッキタイプが始動することとなった。 歴史 [編集]【成長ドギラゴン剣】、【赤黒ドギラゴン剣】といったメジャーなデッキや、マイナーな派生デッキを生み出した【ドギラゴン剣】であるが、革命ファイナル環境の終期に差し掛かり、突如として現れたのがこのデッキタイプである。 デュエル・マスターズ史上初の、5色で組まれた環境レベルのビートダウンデッキでもある。 登場からしばらくはDMR-23でコントロールが強化されたこともあってコントロールデッキがそれなりに存在しており、それらに覿面に刺さるのが強かった。 革命ファイナル環境でのトップメタにたったこのデッキタイプだが、2017年2月26日をもってキーパーツである《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》が殿堂入り。大幅な弱体化を余儀なくされる。しばらく【青黒赤ドギラゴン剣】の後塵を拝する形となる。 2018年3月1日より詰めの要である《単騎連射 マグナム》、《音精 ラフルル》、初動の1つを務めるハンデスの要である《裏切りの魔狼月下城》が共に殿堂入り。これによりフィニッシュ性能と序盤から中盤にかけての妨害性能が低下に至った。《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》のカウンター性能に関しては被害を受けていないため、それに特化した構築が求められるようになった。また、5コスト以下のクリーチャーを拡充することによって《Mの悪魔龍 リンネビーナス》リアニメイト戦術を補強した構築も良いだろう。 DMRP-06で《マッド・デーモン閣下/デーモン・ハンド》と《オブラディ・ホーネット/「Let it Bee!」》が登場すると、墓地回収能力とコスト踏み倒しメタへの対処能力、汎用性が上昇。ほぼ同時期に【赤青ドギラゴン剣】が殿堂レギュレーション改訂によって弱体化したこともあって、【ドギラゴン剣】としては相対数を伸ばした。 DMEX-03期になって【赤白“轟轟轟”ブランド】が安定化すると、より高い速度で十分安全にフィニッシュできる【赤白“轟轟轟”ブランド】を差し置いて果たしてこのデッキを使う意義があるのかと問われることもあった。DMEX-04期になって殿堂レギュレーション環境でも増加した【クラッシュ“覇道”】は《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》によってピンポイントで《単騎連射 マグナム》をサーチすることで安全なフィニッシュを比較的楽に実現しており、少しずつ山札を掘り進めてキーパーツを集めるというこのデッキの戦略自体が時代遅れになりつつあった。 そんな中、2019年3月1日に本体の《蒼き団長 ドギラゴン剣》が殿堂入り。やはりリペア型には《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》が使われた。ところが、新殿堂レギュレーション施行直後のチャンピオンシップで4位入賞したデッキリストには2枚目の《蒼き団長 ドギラゴン剣》として《天罪堕将 アルカクラウン》が1枚投入されており、カウンター札として《怒流牙 佐助の超人》、《サイバー・チューン》、《斬隠蒼頭龍バイケン》が各3枚投入され、果ては天地命動 バラギアラ群がデッキに存在するなど、もはや《蒼き団長 ドギラゴン剣》とのシナジーより受けを優先したデッキというべき様相を呈しており、《ダーク・ライフ》墓地を肥やしつつ多色マナを確保して《超次元リバイヴ・ホール》から走り出すというデッキ成立当初のレシピとは完全に別物になっていた。 DMBD-09・DMBD-10期にはオーソドックスな型から既存のカード(特に《ダーク・ライフ》)を削って《悪魔妖精ベラドンナ》、《天災 デドダム》、《SSS級天災 デッドダムド》を投入し、《蒼き団長 ドギラゴン剣》とは別の勝ち筋を設けた型が成立。同期のチャンピオンシップでも4位以内入賞が報告されるなど勢いを取り戻した。《Mの悪魔龍 リンネビーナス》、《奇天烈 シャッフ》、《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》など、《天災 デドダム》以外の《SSS級天災 デッドダムド》への侵略元には事欠かない。 DMBD-09・DMBD-10発売から1ヶ月が経過した頃、《SSS級天災 デッドダムド》折衷型から白をほとんど抜いた【4色ドギラゴン剣】が成立。 2020年1月1日に《音精 ラフルル》がプレミアム殿堂に指定される。カウンター封じは不自由になったため、《SSS級天災 デッドダムド》に寄せることが重要となった。 DMEX-08期に準優勝が報告され、久々のチャンピオンシップ4位以内入賞となった。レシピは《SSS級天災 デッドダムド》軸でありつつも《BAKUOOON・ミッツァイル》、《時の法皇 ミラダンテXII》など殿堂入りカードが7枚、それらを含めて1枚積みが10種類と、玄人向けの仕様であった。 十王篇で数々の多色カードを得て大幅強化された。目ぼしいのはデッキの潤滑油になる《ライマー・ドルイド》、事実上のメインフィニッシャーとなった《爆龍皇 ダイナボルト》、ファッティ戦術に役立つリアニメイト手段である《襲来、鬼札王国!》あたり。 DMBD-15にて《蒼き守護神 ドギラゴン閃》が登場してからは、そちらが主体で《ドギラゴン剣》がサブフィニッシャーとなるタイプが増えた。それ以降のデッキタイプは【ドギラゴン閃】を参照。 特徴 [編集]5コストスピードアタッカーからスタートする1ショットキルの流れは、従来のドギラゴン剣にもあった特徴だが、これに加え、
を搭載したデッキタイプである。 但し、5色という性質上、構築の段階で非常に高い能力を求められ、プレイの段階でも、マナにどのカードを置くかも非常に重要な要素となりうる(「多色マナ武装4」、スーパーS・バックを利用するため) 基本的にマナチャージステップで多色マナを置くことを優先するデッキであり、そのため初動マナ加速も3ターン目に打つのが原則である(3ターン目なら1枚マナがタップインで使えるマナは2枚)。4マナに達するまですべて多色マナであるというケースもざらである。高速系統から低速系統まで万遍なく活躍する双極篇環境では《ダーク・ライフ》は2枚程度に抑え、多色のカードをマナゾーンにチャージすることを優先するのが吉。 《超次元ガロウズ・ホール》の殿堂入り前は《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》展開によりそちらを構えることでカウンターにより打点を溜めつつ多色マナ武装4達成まで時間を稼ぐこともあった。 成立当初から墓地肥やしやマナブースト、墓地回収やマナ回収が豊富なおかげで必要パーツの用意がプレイング次第で容易にできるので、《神秘の宝箱》を抜きにしても対応力や柔軟性が非常に高い。5色らしく4積みは比較的少なめ。ゲーム開始から1ショットキル始動までの間にデッキの実質的に約半分を掘り進められるので、2018年3月1日以降の殿堂レギュレーション下でも殿堂入りパーツの回収枚数をある程度妥協すればカードパワーを活かしたプレイングもある程度は可能である。 弱点 [編集]言うまでもなく、《メガ・マナロック・ドラゴン》とコスト踏み倒しメタが弱点。これらは《ザ=デッドブラッキオ》や《百族の長 プチョヘンザ》などである程度ケアできるので、この点は構築やプレイングの腕前の見せ所である。 寧ろそれより辛いのがデッキとしての速度の遅さである。 何より色事故に気をつけなければならない。従来の【5色フェアリー・ミラクル】の様な5色デッキとは違い、このデッキは適当な構築やプレイングでは常に色事故を起こすだけで何もできずにゲームセットというのも十分にあり得る。入念なテストプレイは欠かせない。 デッキパーツ [編集](☆を付けたカードは、特に重要度、およびグッドスタッフ指数が高い。) 切り札 [編集]
多色の恩恵を受ける主要カード [編集]
自然文明系統のサポート [編集]
火文明系統のサポート [編集]
闇文明系統のサポート [編集]
水文明系統のサポート [編集]
光文明系統のサポート [編集]
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