【5色ジョリー】 [編集]

【5色コントロール】除去に特化させ、《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》フィニッシャーとしたアーキタイプ。《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》が登場したDMR-23に成立し、新章デュエル・マスターズ環境で活躍した。

ジョリー・ザ・ジョニー Joe LC 火文明 (10)
クリーチャー:(種族無し) 19000
スピードアタッカー
Q・ブレイカー
このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、バトルゾーンに相手のクリーチャーがなければ、自分はゲームに勝つ。バトルゾーンに相手のクリーチャーがあれば、他のクリーチャーをすべて破壊する。
大革命のD ワイルド・サファリ・チャンネル VR 光/自然文明 (6)
D2フィールド
マナゾーンで多色カードをタップする時、そのうちの好きな枚数のカードのマナを2にしてもよい。(他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)
Dスイッチ:自分のターンのはじめに、このD2フィールドをゲーム中で一度上下逆さまにしてもよい。そうしたら、そのターン、クリーチャーを自分のマナゾーンから召喚してもよい。

主要カード [編集]

《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》核となるフィニッシャー
《大革命のD ワイルド・サファリ・チャンネル》ビッグマナ戦術の要
《凶鬼90号 ゾレーゴ/「大当たり!もう一本!!」》多色ツインパクト。クリーチャー面で時間を稼ぎ、呪文面で〆。
《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》禁断爆発による全体除去で《ジョリー》を補助

候補クリーチャー [編集]

《電脳鎧冑アナリス》多色マナ基盤になる初動ドローソースマナブースト
《爆砕面 ジョニーウォーカー》多色マナ基盤になる初動マナブースト兼2000火力
《天災 デドダム》初動。マナゾーンに多色を埋め、《獅子王の遺跡》等に繋げる
《青寂の精霊龍 カーネル》《プチョヘンザ》で盤面を処理するならカウンターで出せる革命チェンジ元として
《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》5色御用達のカウンター札
《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》コスト踏み倒しメタ山札破壊メタ
《トップ・オブ・ロマネスク》マナ基盤としても優秀な5コスト2マナブーストブロッカー
《龍仙ロマネスク》デメリットがある上に《サファチャン》があるため優先度は比較的低め
《飛散する斧 プロメテウス》多色戦術を阻害しないマナ回収
《ドキンダム・アポカリプス》19マナあればこれと《ジョリー》を出して勝ち確定
《時の秘術師 ミラクルスター》ハンデス対策を一手に引き受ける大量呪文サルベージ
《ボルバルザーク・エクス》cipでマナゾーンにあるカードをすべてアンタップ
《闇鎧亜キング・アルカディアス》適当な初動クリーチャーから進化できるロック獣。時間稼ぎに利用可能であり、時には1ショットキルプランに。クリーチャー軸にするなら
《闇鎧亜クイーン・アルカディアス》呪文主体のデッキに強烈に刺さる
《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》
《怒流牙 サイゾウミスト》マナゾーンカードが7枚あれば、原則ダイレクトアタックを1回防げる
《姫様宣言プリンプリン》強力なサイキック・クリーチャーを呼び出せる。《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》エクストラウィンを決めるのが難しい時のサブフィニッシャーにも

候補コマンド [編集]

候補呪文 [編集]

《謎帥の艦隊》フルスペックを発揮した場合、たった3コストで3体除去
《クリスタル・メモリー》《ゼノシャーク/クリメモ》を使っていてクリーチャー面が邪魔になると感じたら
《ドンドン水撒くナウ》S・トリガー。マナからシノビやジョリーを回収。手打ちも視野に
《ハムカツ団の爆砕Go!》モードで3000全体火力マナ送りによる1枚カード指定除去を選べる
《テック団の波壊Go!》相手のコスト5以下のカードをオールバウンスかコスト6以上のクリーチャーを確定除去
《獅子王の遺跡》多色マナ武装デッキ御用達のマナブースト
《ボーイズ・トゥ・メン》1ドロー1マナブースト1体タップ。S・トリガーで唱えることが前提で、基本はマナ基盤として初手マナ埋め
《裏切りの魔狼月下城》多色マナ武装4で3セルフハンデス
《無双と竜機の伝説》無条件追加ターン。大量のマナがある状態で唱えれば事実上のアンタップマナ生成手段に
《超次元ホワイトグリーン・ホール》防御札。時にループさせて《超覚醒ラスト・ストーム XX》プランに
《襲来、鬼札王国!》モードで相手の8コスト以下破壊/自分の8コスト以下リアニメイトできるS・トリガー 鬼タイム下では両方行う

候補ツインパクト [編集]

《天地命動 バラギアラ/輪廻暴聖》召喚時限定cipでマナゾーンにあるカードをすべてアンタップ
《天地命動 バラギアラ/輪廻暴冥》
《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》オリジナル版と異なりクリーチャー面が付いているのでクリーチャーを参照する回収に引っかかる
《残虐覇王デスカール/ロスト・ソウル》手札を貯め込むデッキには滅法強い定番オールハンデス呪文 上面で追い打ちも
《プロト・コア/暗黒の不法侵入》クリーチャー面は呪文のコスト軽減 呪文面はパワー低下でシステムクリーチャーを除去

候補超次元 [編集]

候補GR [編集]

《白皇世の意志 御嶺》高パワーのGRクリーチャー。攻撃できないデメリットもこのデッキでは気にならない
《カブXII》
《ドドド・ドーピードープ》パワー7000のGRクリーチャー。
《ダスティン・ジョーバー》パワー5000のGRクリーチャー。バウンス後の殴り返しにも使える
《P.R.D. クラッケンバイン》墓地の呪文の数だけパンプアップ
《防護の意志 ランジェス》貴重なブロッカーGRクリーチャー。パワーが低いのは欠点

候補オーラ [編集]

《ア・ストラ・ゼーレ》相手の中堅クリーチャーを一斉バウンスさせるオレガ・オーラ。あわよくば追加ターン

このデッキの回し方 [編集]

基本的には多色マナ武装4にたどり着けるように序盤は積極的に多色マナチャージ《裏切りの魔狼月下城》が無制限であったころは4ターン目に唱えるのが定番の動きであった。

中盤はS・トリガーに防御を任せてさらにマナブーストしたり、除去で妨害したりしつつ、マナ回収によって必要パーツを集めたりする。

《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》エクストラウィンを決める方は何通りかある。

  1. 十分マナブーストして《大革命のD ワイルド・サファリ・チャンネル》を立てたら、《謎帥の艦隊》などで相手のクリーチャーを全部除去してから、最後に《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》を召喚
  2. 《「大当たり!もう一本!!」》を唱えておいて《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》を召喚
  3. 《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》禁断爆発で全体封印してから、《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》召喚
    などが挙げられる。

《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》でフィニッシュできない場合はアンタップマナを生成するクリーチャー、《時の秘術師 ミラクルスター》《謎帥の艦隊》《超次元ホワイトグリーン・ホール》をループさせ、《超覚醒ラスト・ストーム XX》でのフィニッシュを狙おう。《姫様宣言プリンプリン》を使うのもいいだろう。

《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》《超次元ホワイトグリーン・ホール》が全て落ちしてしまった場合は、アンタップマナを生成するクリーチャー、《時の秘術師 ミラクルスター》《謎帥の艦隊》《無双と竜機の伝説》《怒流牙 サイゾウミスト》シールド回収ループさせる。

長所 [編集]

何と言っても除去が豊富なので【レッドゾーン】などの除去すれば止まるデッキには強かった。全体除去も豊富でありクリーチャーのコスト踏み倒しも主軸にはないので《異端流し オニカマス》に対しても強固であった。

クリーチャーを残す必要が基本的にはないので相手の除去を腐らせやすい。

カードパワーの高さを優先した構築なので、終盤に近付けば近付くほど強くなる。

新章デュエル・マスターズ環境当時としては、【モルト NEXT】対面の場合、閣ループをされない場合なら、相手の攻撃を捌いてから適当に打点を形成しつつ《超次元ホワイトグリーン・ホール》による防御で保険を掛けながらワンショットすることで勝てる場合があった。

短所 [編集]

多色が多い上に軽量級の初動は最低限しかないため、5ターン目にゲーム最初のアクションが行われるケースも珍しくない。

呪文軸の場合は《ヴォルグ・サンダー》に脆弱。《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》で対策はできるが、《アクア・ベララー》山札操作されると事実上貫通されてしまう。

純粋な手札補充がほぼ無いのでハンデスに弱い。《時の秘術師 ミラクルスター》でケアできるかどうかにゲームが懸っていると言っても過言ではない。

新章デュエル・マスターズ環境の頃には、【モルト NEXT】に大量展開にも手を焼く場合があった。そのまま殴り切られる場合は当然の事、よしんばターンがこちらに渡ってもあまりの頭数に《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》でのエクストラウィン条件を満たすまでに至らない場合も厄介であった。

《煌龍 サッヴァーク》などの除去耐性のある敵も面倒。デッキ40枚のうち10枚を単純な除去に費やすことがざらなので、この手の相手は厳しい。

最大の弱点は呪文メタ。しかし新章デュエル・マスターズ環境では《タイム3 シド》などの呪文コスト増加手段が減少しており、だからこそ環境で活躍したのだと言える。

環境において [編集]

革命ファイナルカップエリア代表決定戦中部大会ベスト4入賞を果たした【謎帥ループ】がその原型。

環境では2番手程度の実力を発揮し、中速ビートダウン速攻に対しては概ね有利であった。

デッキ成立当初から《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》《龍素記号Sr スペルサイクリカ》、各種サイキック・クリーチャーが揃っており、ワンショットプランも最低限取れた。

DMBD-01クリーチャーによる1ショットキルというサブルートが強化され、DMBD-02《怒流牙 サイゾウミスト》で防御性能が上がった。

「デュエル・マスターズグランプリ-5th」ベスト64(いわゆる【4色ジョリー】と呼ばれる構築)、「デュエル・マスターズグランプリ-6th」(3人1チーム戦)ベスト8などの実績を残している。

2018年3月1日に《裏切りの魔狼月下城》殿堂入りし、早期の妨害は若干不自由になった。

その後、多色でデッキを固める必要がある点が祟り、双極篇で登場したツインパクトを今一つ組み込めない状況になり、相対的に弱体化。そうでなくとも速攻ランデスを両立する【“轟轟轟”ブランド】の成立、《天使と悪魔の墳墓》の導入化など、【サッヴァーク】の環境入りなど、双極篇環境では向かい風を受けた。

DMEX-03《ナゾの光・リリアング》が登場し、トップメタの【赤白“轟轟轟”ブランド】に入るカードとして双極篇環境超天篇環境に定着すると、フィニッシュそのものが封じられることが多くなった。このクリーチャーを除去する為に、バウンスパワー低下を積んで対処する事が今後は必須であろう。一応《ドキンダム・アポカリプス》で処理できるが、自分のブロッカーまでスポイルしてしまうので一長一短。
超天篇からは《凶鬼90号 ゾレーゴ/「大当たり!もう一本!!」》《プロト・コア/暗黒の不法侵入》といった相性の良い多色ツインパクトを獲得し始めたので、今後の展開に注目がかかる。

DMRP-11期には、比較的流行した型デッキをコスト5以上のコマンド《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》に寄せた【5色ジョルマゲドン】とも呼ばれる型が誕生。この基盤は【5色ドルマゲドン】に引き継がれることとなる。

DMBD-13DMBD-14期には、《姫様宣言プリンプリン》を2枚投入した型が、優勝したという報告が上がっている。

十王篇環境序盤には【5色ジョリー】の亜種であり、抜き4色で組まれる【4色万軍投ジョリー】が比較的流行していた。その型は、《“魔神轟怒”万軍投》重量級マナドライブアドバンテージを稼ぎ、《斬罪 シ蔑ザンド》などを活かして除去し、最後に《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》でフィニッシュするという内容のデッキであった。

王来篇環境になるとEXライフが登場したため、爆発的に【5色コントロール】系統が強化された中でこのデッキは致命的に弱体化。ただ、通常の【5色コントロール】に入るようなグッドスタッフを利用することができ、《ドキンダム・アポカリプス》さえ着地すれば相手のEXライフも貫通するため、全く上位入賞しない訳ではない。

その他 [編集]

参考 [編集]