戦国接続(せんごくせつぞく) ギャラクテスト・シデンシーザー》 [編集]

戦国接続 ギャラクテスト・シデンシーザー SR 光/闇/自然文明 (8)
クリーチャー:ディスペクター/ナイト/サムライ 14000
EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、カードを3枚まで、自分のマナゾーンまたは墓地から手札に戻す。
自分のディスタスとディスペクターの召喚コストを最大2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。

DMRP-20で登場した//自然ディスペクター/ナイト/サムライ

コスト8というサイズに比してパワー14000W・ブレイカーと控えめな打点クリーチャー
そしてEXライフ耐性と、マナ/墓地から合計3枚までできるcip、そしてディスタスディスペクター召喚コストを2軽減できる常在型能力を持つ。

やはり注目すべきはマナゾーン墓地からどんなカードでもできるcipだろう。
合計3枚まで回収ができる、《月の死神ベル・ヘル・デ・スカル》《神聖で新生な霊樹》などの強化版と言える効果であり、長期戦にはもってこいと言える。
特に白黒緑呪文に干渉出来るディスペクターは初。《零獄王秘伝 ZERO×STRIKE》を真っ先に回収してやりたいところ。

常在型能力ディスタスディスペクター召喚コストを最大2軽減する。
サポート関係にあるこの2種族を同時に軽減するのは初。また、ディスペクターにとっては初めての、恒常的な専用コスト軽減手段となる。
特に、自身の名目コストより数値の小さいササゲールを持つディスタス軽減コスト数を、召喚コストより大きい物として扱える点は見逃せない。
例えば、《勇騎 ギャラガ-2》であれば火1マナでシールド回収ササゲール2が、《妖精 アジサイ-2》なら水/自然2マナで手札マナ(アンタップイン)を補充しつつササゲール2を確保できる。
こうして効率化されたササゲールにさらに《シデンシーザー》自身のディスペクター召喚コスト軽減が乗るため、状況がハマった時の爆発力は非常に高い。

ササゲールの連打は手札消費が激しくなるが、cipで相殺しており、事前に肥やしておいたマナ墓地から必要なディスタスディスペクター回収し、盤面を強固にできる。
EXライフ耐性によって返しのターンでの生存能力が高く、仮にこのクリーチャー召喚したターンに他の動きが出来ずとも、次の自分ターンで活かせる可能性が高い。

所持する能力はいずれも使い勝手がよく優秀だが、難点はこのクリーチャー自身がかなり重く3色でもあること。
その上、コマンド/ドラゴン種族ブロッカーなど、メジャーなコスト踏み倒しの対象となる要素も持たない。
同色同コストには、墓地からマナブーストするcipディスタスならコスト踏み倒しとなるマナ召喚許可能力、さらにT・ブレイカーブロッカーまで持つ《砕慄接続 グレイトフル・ベン》が存在するのも向かい風。
こちらはディスペクターまで恒常的に軽減でき、カード回収によって手札の選択肢を増やせる点で差別化したい。
またDMEX-18で登場した《邪帝縫合王 ザ=デッドルナ》も同じくコストを下げる能力を持つが、カードの持っている文明の数だけコストを下げれるためあちらは種族を選ばない。
ディスタスはこちらの方に分がある場合もあるが、フィニッシャーになり得るディスペクターはたいてい文明を3つ持っていることが多くそちらの恩恵を受けやすい。ただ、あちらはcip等ですぐに手札を増やせない為、手札を調整することができるのも差別化できる部分である。

総じて、圧倒的なアドバンテージを稼ぎ出すような派手さは無いものの堅実なクリーチャー
ディスペクター種族デッキにおいては、終盤の息切れを防ぎ攻勢をかけるための繋ぎ役として登用することも出来るだろう。
ただし、同じ文明であっても文明を3つ持っている《Disゾロスター》および《Disカルセ・ドニー》は基本的に最低コストが3である為注意したい。

その他 [編集]

戦国戦国武闘会決勝で激戦を繰り広げた《超聖竜シデン・ギャラクシー》と「暗黒王」《暗黒皇グレイテスト・シーザーを合成した『接続』ディスペクター

  • 《シーザー》は超獣王来列伝において「獅子王」との合成が示唆されていたが、後述する事情により《シデン》と組み合わせて新たなディスペクターとして再構成されたようだ。
+  合成元との関係
  • フレーバーテキストは、まるでこのクリーチャーが生き続ける限り戦国武闘会も終わることなく続くかのような文章になっている。
    戦国武闘会最後の戦いを世界規模で繰り広げた《シデン》《シーザー》の合成体が立つ戦場は、悉く「戦国武闘会」会場であるに等しいということだろうか。

背景ストーリーでの活躍 [編集]

元々、“次元を撃ち抜く銃の射手”《暗黒皇グレイテスト・シーザー》は、超獣王来烈伝に記されし「獅子王《「俺」の頂 ライオネル》と合成され《暗獅連結 グレイテスト・ネルザ》として完成していた。
しかし、度重なる「王」の敗北と、その力を得てパワーアップしたモモキングを目にした《龍魂珠》は、彼に対抗するべく残る二体の王を直接縫合し「終末を招く王」を生み出すことを決定した。
「終末王」作成のため《「俺」の頂 ライオネル》から《暗黒皇グレイテスト・シーザー》を引き剝がし、そうして残った躰を、今度はその宿敵たる《超聖竜シデン・ギャラクシー》と合成し、新たなとして再利用するのだった。

モモキングミカドレオと戦っているのと時を同じくし、文明へと襲撃をかける。
超銀河弾超銀河剣を交互に繰り出し、そのパワーでゲンムエンペラーテ・ラ・スザークを圧倒する。
ゲンムエンペラー夢幻の無乱射すら、超銀河兵器により生み出される「次元の裂け目」によってかき消し、超銀河弾で2体を追い詰める。
しかし、ゲンムエンペラー夢幻の無テ・ラ・スザーク無月の門を重ね出力を倍増させ発動した秘奥義「夢想封月」によって超銀河弾を相殺され、さらに超銀河兵器を撃破される。
そのまま夢幻の無によって超加速したゲンムエンペラーのすれ違いざまの翼の一閃を受け、粉々に粉砕されて敗北した。

サイクル [編集]

DMRP-20にて登場した、エキスパンションシリーズをその名に冠する3色ディスペクターのサイクル。
歴史の転換点となった戦いにおいて中心となった超獣たち」[1]ディスペクターとして、王来篇背景ストーリーの最終盤に登場した。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]