《フューチャー・ハンド》 [編集]
フューチャー・ハンド UC 闇文明 (7) |
呪文 |
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい) |
次のうちいずれか1つを選ぶ。 |
▶相手のクリーチャーを1体破壊する。 |
▶相手のデュエリストを1つ破壊する。 |
DMEX-18で登場した闇の呪文。
相手のクリーチャー1体かデュエリスト1つを破壊するS・トリガー。
王道篇現在エレメントであること以外謎に包まれた特性「デュエリスト」のメタカードである。
同弾の《ルナ・デイブレイクΣ》も登場時点では未登場だったタマシードについてテキスト内で触れていたが、注釈文でカードタイプの例として挙げただけのそちらと異なり、名指しで破壊する効果となっている。
デュエリストが実際に登場してみないことには強いとも弱いとも言い難いと思われていたが、その後のインフレにより以下のような競合相手が登場した。
- 《邪招待》
- コスト4以下のエレメントを山札送りする。確定除去ではないものの圧倒的な軽さとそれによる手打ちのしやすさが魅力であり、将来的にデュエリストのカードプールがコスト4以下に偏るようなら、メタカードとしてこちらより優秀になりかねない。
- 《「師よ、これが私の感謝の結晶だ!」》
- エレメントを山札送りする確定除去。デュエパーティー向けの追加効果と、水晶マナ作成のおまけ付き。現行ルールで考えるなら《フューチャー・ハンド》からフィールドやタマシードも対象に取れるようになったほぼ上位互換である。
山札送りは破壊に比べてリアニメイトやpig持ちに強いというメリットがあるため、特に《「師よ、これが私の感謝の結晶だ!」》については差別化が難しいのが現状。
仮にデュエリストがエレメントでないなら上位互換にはならないが、このカードのデュエリストに対する挙動が「破壊」である以上は「バトルゾーンから墓地に置こうとすること」というルール上の定義によりバトルゾーンに存在するはずで、またエレメントが「バトルゾーンに表向きで出せるカード」の総称である以上は、なにか例外的な処理やこのカードがエラッタされない限りはエレメントでないとは考えにくい。
結果としては、デュエリストの情報が公開される前に半ば存在意義を否定されるという奇妙な顛末を辿ることとなった。
その他 [編集]
- DMEX-18時点ではキーワード処理「破壊」はクリーチャーにしか適用されなかったため、モードの2つ目は「デュエリストを種族に持つクリーチャーを破壊する」効果と解釈する必要があった。しかし、クリーチャーを数える単位が「1つ」なのはおかしい上に、情報解禁祭で「不明なカードタイプ」と紹介されたことと矛盾してしまう問題があった。
- 2022年4月8日総合ルール改定により、クリーチャー以外も破壊されることが明文化された。また、2023年3月10日にエレメントという用語が登場し、デュエリストがクリーチャーではないことがさらにわかりやすくなった。
- 「デュエリスト」は一般的にはデュエル・マスターズやその他一部のカードゲームにおいて「そのゲームをやっている人間」「プレイヤー」を指す語。しかし、公式Q&Aには「プレイヤーを指す言葉ではありません」との回答があったため、少なくともルール上ではプレイヤー以外の何かである模様。
- あまりにも奇妙なテキストのためか、他社ゲームのカードである《EM稀代の決闘者》にメタを張っているカードとネタにされることがある。
- デュエマあれから劇場 #8では???年後の未来から来た切札 勝舞が使用。デュエリストを破壊する効果によって過去の自分を抹殺しようとしたが、現代の切札 勝舞はしばらくデュエマに触れていなかったためデュエリストと判定されず無事だった。
- なお、先述のQ&Aが掲載されたのは、この動画公開のわずか5日後。
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| | オチを含めた考察
| 未来の勝舞が現代の勝舞を殺してしまうとタイムパラドックスが生じ、最悪の場合未来の勝舞も共倒れで消滅する。そのため未来の勝舞には最初から現代の勝舞を殺すつもりはなく、デュエマのやる気を出させることが目的だったと考察できる。
決闘者ではないので無事だったというくだりも現代の勝舞が早合点しているだけで、そもそも未来の世界における《フューチャー・ハンド》は公式Q&A通りプレイヤーを破壊できない可能性が高い。現代の勝舞が効果を知らないことを利用して脅しに使ったということ。
動画のオチは現代の勝舞が未来の勝舞の格好を真似するというものになっている。現代の勝舞もいつか彼の意図に気づき、タイムマシンに乗り込む日が来るのだろうか。
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DMEX-18のフューチャー呪文サイクル。いずれも未来フレームかつ、DMRP-06でフィーチャーされた呪文名称カテゴリに所属している。
フレーバーテキストでは、「もしも各文明のアイデンティティ形成の根幹に関わる要素が欠けていたら」というif世界線の様子が描かれる。
自然には存在しないが、《樹界の守護車 アイオン・ユピテル》が未来フレームかつこれらと似たフレーバーテキストを持つ。
関連カード [編集]
- DMEX-18
悪魔の存在しない闇文明。そこでは、主なき闇の存在が象徴を求めて強きものを求め続けるが、自らの手でことごとく握りつぶしてしまう。
収録セット [編集]
参考 [編集]
公式Q&A
Q.デュエリストとはなんですか?
参照:《フューチャー・ハンド》
A.まだわかりません。ただ、対戦相手やプレイヤーを指す言葉ではありません。
引用元