DMC-46 「Arcadias騎士団」 [編集]
2008年11月23日発売。価格は2200円(税抜)。現在は絶版。
スーパーデッキ・クロスシリーズの構築済みデッキの一つ。
原作の敵キャラクター・ザキラと、彼に洗脳されて配下となったW(ホワイト・白凰)がそれぞれ使用するカードや戦略が組み合わさっている。
このデッキの販売時期はアニメ「クロス」においてザキラとW(ホワイト)と敵として対峙しており、アニメの展開を意識している。
同時発売されたDMC-45とは対照的に、豊富なブロッカーと除去呪文で粘り強く戦うコントロール。新規収録カードのスペックがいずれも高く、改造せずとも安定した戦いができる。
新規収録カードは《天雷の聖霊ユリウス》《魔光騎聖ブラッディ・シャドウ》《魔光死聖グレゴリアス》《魔光大帝ネロ・グリフィス》《魔弾グローリー・ゲート》《魔弾アルカディア・エッグ》の6種類で、収録されたナイト全てが新規収録である。
また発売時に絶版となっていた《光神龍ダイヤモンド・グロリアス》も再録されている。
- 他のスーパーデッキ・クロスシリーズとは違い、付属リーフレット裏面のポスターからイラストが切り出されているわけではない。《魔光大帝ネロ・グリフィス》に見られる個々の関係性はあるが、1枚のカードに他のカードのイラストはほとんど描かれていない。
収録カード [編集]
- 序盤は低コストのブロッカーで守りつつ、《魔弾グローリー・ゲート》と《魔光死聖グレゴリアス》でナイトを手札に集める。
- 中盤は《魔光大帝ネロ・グリフィス》を《魔弾アルカディア・エッグ》の能力でバトルゾーンに出し、呪文とパワーの圧力でバトルゾーンを支配。
- 終盤は聖霊王達で相手の行動を完全に停止させて勝利。
エンジェル・コマンドとナイトの2つの種族シナジーを持っており、両者共存していてコンセプトデッキとして高い完成度を誇る。【ナイト】としては非常に重い部類であり、アーキタイプの1つ【ネロ・グリフィス】として確立している。
大量のブロッカーと除去を積み込んだ重コントロールで、盤面支配能力が非常に高い。ビートダウン耐性はもちろんのこと、軽量ブロッカーによる速攻耐性、《聖鎧亜キング・アルカディアス》・《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》による積ませ性能など、コンセプトデッキながらも総合力の高いデッキである。
《天雷の聖霊ユリウス》や《悪魔聖霊アウゼス》など適度な打点もあり、攻めの立ち回りもしやすい。
欠点をあげるなら、重コントロール故の動きの重さか。また、ランデスには致命的に弱く、【ナイト】の宿命として《天使と悪魔の墳墓》が刺さりやすい。
《魔弾グローリー・ゲート》の関係で、ナイトではないカードを手札に引き込むのが難しい。序盤に優位をとってもフィニッシャーが引けないなんてこともしばしば。加えてナイト以外の墓地回収がないため、《聖鎧亜キング・アルカディアス》等をハンデスされると非常に手痛い。
改造案としては、まずはコンセプトの軸である《魔弾グローリー・ゲート》を1枚追加して4枚積みにする所からであろう。
《魔弾グローリー・ゲート》を手札に呼び込みやすくするために《天雷の導士アヴァラルド公》も入れると良い。《邪魂創世》とも相性がよく、これは上記の「ナイトではないカードを手札に引き込むのが難しい」欠点を改善することにもつながる。
また、《魔弾グローリー・ゲート》の運用性を上げることを重視するなら《魔光ドラム・トレボール》も候補となる。その時は《魔弾バレット・バイス》も同時に投入したい。【ナイト】らしいハンデス戦術が可能となる。
上記の墓地回収の欠点を改善するために、《魔弾ソウル・キャッチャー》は必ず入れたい。《魔光死聖グレゴリアス》とお互いをサルベージすることで脅威の粘り強さを取得する。
他《魔光死聖グレゴリアス》があるとはいえ、《デーモン・ハンド》や《邪魂創世》や《スーパー・スパーク》を回収できる《魔光王機デ・バウラ伯》も便利。墳墓避けも含めて、1枚差し替えてみても良いだろう。
《魔弾 ゴッド・ジェノサイダー》はネタカードに見えるが候補であり、《デーモン・ハンド》と比較すると《魔弾グローリー・ゲート》でサーチできる、《魔光死聖グレゴリアス》でサルベージ出来る点で運用性が非常に高い。同じく墳墓避けも含めて、1枚差し替えてみても良いだろう。
《魔弾グローリー・ゲート》や《魔光死聖グレゴリアス》の影響で、ナイト・マジックシナジー以外にも、種族にナイトを持つカードの運用性が高いのが、アルカディアス・ナイツ型【ナイト】の特徴であるといえる。
参考 [編集]