《お
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お騒がせチューザ UC 火文明 (4) |
クリーチャー:ドリームメイト 2000 |
このクリーチャーは、可能なら毎ターン攻撃する。 |
このクリーチャーがタップしていれば、すべてのプレイヤーは呪文を唱えられない。 |
ひとたび攻撃を始めれば【ミラクルとミステリーの扉】などの呪文を主体にしたデッキを完封することができる。
攻撃はメインステップの後なので、自分のターン中はほぼ問題なく呪文を使える点が優秀である。
カードとしての欠点は、このクリーチャーをタップさせて相手にターンを返した場合、自分のシールドにあるS・トリガーなどの方法でも呪文も使えなくなってしまうというデザインになっている。
とはいえ、《お騒がせチューザ》がタップしたターンにワンショットを決めてしまう、自分のデッキ構築でS・トリガーやS・バック系のカウンター呪文に依存しない方法で防御札を積むといった方法で簡単にデメリットを帳消しにすることが可能。S・トリガー獣やブロッカーを駆使したい。
ただし、可能であれば毎ターン攻撃しなければいけないため場持ちが悪い。《凶戦士ブレイズ・クロー》と同じく相手がブロッカーを出していても攻撃を強いられてしまう。出たターンは召喚酔いで自力ではタップ状態になれず能力の発揮までにタイムラグも生まれる。それら弱点をサポートしてやる必要がある。
使用の際はこのカードに合わせてうまくデッキを組んでやる必要があるので、非常に玄人向けなカードと言える。
《お騒がせチューザ》をタップさせることを代替コストやコスト軽減にして呪文を唱えようとした場合、唱えられなくなる前に「唱える」ことが確約されるため、そのまま唱えることができる。《シンクロ・チューン》、《カエルB ジャック》効果、ムゲンクライム呪文などが該当。
旧裁定 |
当初は毎ターン殴らないといけないデメリットで場持ちが悪い性質をケアするのは難易度が高いと考えられており、殴り返しでも簡単に処理されてしまうことから評価はマチマチであった。《アクア・サーファー》で相討ちになるパワーラインであるのは如何ともし難かった。
ところが、2006年公式大会である「サマーギャラクシーリーグ」で意表を突くかの如く登場し、見事優勝した【チューザビートダウン】の主要パーツとして知られるように。
当時は《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》を《インフェルノ・ゲート》で呼び出すデッキが流行っており、このクリーチャーを速攻で出せば一方的に出来る状況を作れたのである。
【サファイア】系に強い【白青黒赤ライブラリアウト】なども、《チューザ》を一度立ててしまえば動きの大部分を封じ込めることができた。
天敵である《アクア・サーファー》が《サファイア》の流行によって採用率を落としていたこと、日本一決定戦は最上級者同士の対戦であり地雷デッキと遭遇しにくかったことも有利に働いており、正に環境をよく読んだ故の勝利であると言えよう。
エピソード3環境で【シューゲイザーワンショット】のパーツとして需要が拡大。【ガネージャビート】で使われることもあった。
《邪帝斧 ボアロアックス》殿堂入り前、【イメンループ】におけるフィニッシュ手段として利用されることがそこそこあった。
その後、革命編以降は手軽な呪文ロックが普及したため存在感が薄れる。特に《音精 ラフルル》の存在が痛かった。
2020年1月1日の殿堂レギュレーション改訂により《音精 ラフルル》がプレミアム殿堂に指定されると立場は一変。【BUNBUN・ヴァイカー】におけるロック手段として需要が高まり、チャンピオンシップでもよく見かけるカードとなった。【BUNBUN・ヴァイカー】の場合は1ショットキルなので、相手の防御札が呪文だけである時点で安全に詰めることができるのである。自軍をスピードアタッカーにする《チキチキ・JET・サーキット》や味方をタップさせる《爆烈マグマロイヒ》もテンプレパーツとして搭載されているので、タイムラグという欠点はこちらのデッキでは目立たない。
DM24-EX1発売を機に成立した【白赤緑ドリームメイト】でも色と種族の合う呪文ロックであるため採用される。【白青天門】や【シールドプリズン】に対してよく刺さる。ハイパー化コストにすることでタイムラグなしに呪文ロックが可能。だが、呪文ロックなら《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》の方が高い汎用性を持つ上に、呪文ロックが無くとも《ベイB セガーレ》や《単騎連射 マグナム》で十分詰められるため、少なくともDM24-EX1発売直後時点における需要はマチマチ。しかし2024年8月に入ると、新進の【白赤緑ドリームメイト】や【白緑ドリームメイト】、【白黒赤ファイアー・バード】との対面で、唱えられさえすれば《テック団の波壊Go!》が劇的に刺さるということでそちらが流行し、【白赤緑ドリームメイト】や【白緑ドリームメイト】にこのカードが1〜2枚積まれる事例が増加。横展開には貢献しないためあまり枚数を増やしたくないカードではあるが、光臨で引っ張り込めるため、1枚積みしておくだけで銀の弾丸として機能する。
そもそも王道篇から数えて約18年前の呪文ロックが環境でよく見かけられるようになった時点で、種族がどれほど重要かということと同時に、呪文ロックという行為自体がいかに強力かが窺い知れる。
DMPP-20で実装。能力は変更無しで、レアリティがレアになった。
この色で呪文を対策できるのは貴重で、【ドリームメイト】や《邪帝遺跡 ボアロパゴス》などで動員されることがあった。
DMPP-25には《轟く侵略 レッドゾーン》や《音速 ガトリング》のデッキに採用されるようにもなった。
コマンドシナジーは皆無だがDMPP-25の《キリモミ・ヤマアラシ》によりタイムラグなしに呪文ロックすることができるようにもなっている。2ターン目に《一撃奪取 トップギア》や《フェアリー・ライフ》といった行動があれば、最速3ターン目から動き始める。
Q.《夢罪放免》を「ムゲンクライム」で唱える際、《お騒がせチューザ》をタップしたらどうなりますか?
類似例:《シンクロ・スパイラル》
A.カードを使う事が禁止されていない状況であれば、コストを支払う手順を完了することで、呪文は唱えられたことになります。なので、《お騒がせチューザ》をタップしたとしても《夢罪放免》の効果を解決できます。
(総合ルール 601.1f) 引用元(2020.12.15)