《ひみつのフィナーレ!》 [編集]

ひみつのフィナーレ! P 水/闇/火文明 (7)
呪文
S・トリガー
相手は、自身の山札の上から1枚目を墓地に置く。そのカードがクリーチャーなら、相手のクリーチャーを1体破壊する。呪文なら、自分がコストを支払わずに唱えてから持ち主の墓地に置いてもよい。クリーチャーでも呪文でもない場合、クリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。

DMEX-08で登場した//呪文

S・トリガーを持ち、相手に山札の上から1枚目を墓地に置かせることができる。そのカードがクリーチャーなら相手クリーチャー1体破壊呪文ならそれを横取りして唱え、それ以外ならクリーチャー1体を墓地からリアニメイトする。

相手依存の能力ではあるが、墓地に落としたカードが何であれ何かしらの効果は発生する。オーラフィールドタマシードなどのその他のカードタイプだった場合は制限のないリアニメイトが行えるので、場合によってはS・トリガーらしからぬ膨大なアドバンテージが得られることも。

逆に手打ちでは相手がツインパクトオーラ主体のデッキでない限り、コスト以上のリターンは期待できない。特に呪文詠唱は《フェアリー・ライフ》のような軽量呪文を引き当てることもありうる。

幸い貴重な3色カードなので、デッキのマナ基盤として役立つ機会は多い。他の重量級S・トリガーと同じく序盤に引いたらマナチャージし、中盤以降S・トリガーや他のカードによるコスト踏み倒しで使うのが望ましい。

ルール [編集]

  • 呪文横取り任意である。後述するループ証明が楽になるので地味ながら重要なルールと言える。

他のカード、デッキとの相性 [編集]

即死コンボ [編集]

マナゾーンにカードが12枚、手札に《龍素記号Sr スペルサイクリカ》《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》《ボルバルザーク・エクス》、墓地にこのカードが1枚ずつ必要。

  1. 《ナウ・オア》を唱えて《サイクリカ》を出して戻す。
  2. 《サイクリカ》のcipで《ナウ・オア》を墓地からもう一度唱えて、《サイクリカ》を出して戻す。《ナウ・オア》が手札に戻る。
  3. 《サイクリカ》の能力墓地にあるこのカードを唱える。
  4. 《ナウ・オア》を唱えて《サイクリカ》を出して戻す。
  5. 《サイクリカ》のcipで《ナウ・オア》を墓地からもう一度唱えて、《エクス》を出して戻す。《ナウ・オア》が手札に戻る。
  6. 《エクス》のcipマナをすべてアンタップ
  7. 手札からこのカードを唱える。
  8. 《ナウ・オア》を唱えて《サイクリカ》を出して戻す。
  9. 《サイクリカ》のcipで《ナウ・オア》を墓地からもう一度唱えて、《エクス》を出して戻す。《ナウ・オア》が手札に戻る。
  10. 《エクス》のcipマナをすべてアンタップ
  11. 1.に戻る。これを繰り返すことによって相手の山札がすべて墓地に置かれる。

環境において [編集]

DMEX-08期には【4色ドッカンデイヤー】の防御札としてCS優勝の実績を残した。相手が【4色ドッカンデイヤー】の場合はハズレがコスト2マナブースト5枚程度しかないため、環境を考えると信頼度が高い。相手が【青赤緑バーンメアジョーカーズ】の場合もハズレが10枚程度で済み、残りの30枚程度がクリーチャーであるため、やはりこのカードが役に立ちやすい。

DMSD-14DMSD-15期には【ヨミジループ】の機構を活かして《怒流牙 サイゾウミスト》《アカカゲ・レッドシャドウ》をループさせ、繰り返しこのカードをS・トリガーで唱えて相手の山札を削る型のフィニッシュ手段を取り入れた【4色ドッカンデイヤー】CSベスト4入賞を果たした。

2020年7月1日付で【ヨミジループ】系統が消滅すると、このカードも採用先を失って環境でほとんど見かけないカードとなった。

バージョン [編集]

DMEX-08版について [編集]

  • 2019〜2020年に放送された女児向け特撮ドラマ『ひみつ×戦士 ファントミラージュ!』とのコラボカードとして登場。
    カードイラストは同ドラマの主役4人と、彼女らのパートナーである「くまちぃ」が並んだスチールとなっている。
    「ファントミラージュ!」は5月に劇場版の公開を予定[1]していたため、番宣の事情があったものと思われる。
  • イラストレーターは存在せず、イラスト右下にはイラストレーターのかわりに4人の役名がリストアップされている。カード枠右側には同ドラマの関係企業や製作委員会がクレジットされている。
  • タカラトミー原作、テレビ東京系列での番組放送がアニメ「デュエル・マスターズ!!」の30分後の枠、ナレーションがキラ役の豊永利行氏と、デュエマとの接点や共通点もなくはない。

DM22-RP1版について [編集]

  • カードイラストはスチール画ではなくなっており、イラストレーターsarmat氏により新たにイラストが描き下ろされている。「ファントミラージュ!」の商標などに関連する図像がなくなったため、カード枠右側からも関連企業などの名前がなくなっている。

その他 [編集]

  • 「フィナーレ」と言いつつ、エクストラウィン追加ブレイクなどの効果は持っていない。むしろ一部のループデッキはこのカードを無限回唱えることを最終目標にしているため、コンボが始動したら何度でも目にすることになる。
    • あくまでたった一度だけ唱えてゲームを終わらせるタイプの呪文ではないというだけで、ループ証明に成功すればフィニッシャーになりうるのは間違いない。
  • 開発部の射場本正巳氏によると、「最初コラボ決まった時は (主演メンバーが4人ではなく、まだ) 三人だったから文明をカラーに合わせてた」とのこと。参考
    • 2019年7月放送のエピソードでメンバーが3人から1人増え、上述の4人になった。

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 2つ目の効果について

Q.《ひみつのフィナーレ!》の能力で墓地に置いたカードがツインパクトカードでした。この場合、処理はどうなりますか?
A.ツインパクトカードはクリーチャーでも呪文でもあるので、「クリーチャーなら」の効果と「呪文なら」の効果を両方使うことが出来ます。
引用元(2020.2.10)


[1] 新型コロナの流行のために7月に延期された