【チェンジザドンジャングル】 [編集]【チェンジザダンテ】の派生形で、デッキ自体は《ドンジャングルS7》が登場したあたりから既に存在していたが、《時の法皇 ミラダンテXII》の殿堂入り後本格的に組まれるようになった。《時の法皇 ミラダンテXII》をカットした構築もある。《龍装艦 チェンジザ》による呪文コスト踏み倒しからなるリソースの確保、《ドンジャングルS7》による展開、ロックを活かしたコントロールで粘ってから《時の法皇 ミラダンテXII》でフィニッシュする構成。
概要 [編集]大まかな構築、プレイングは【チェンジザダンテ】と同じだが、超次元呪文への依存度は元の【チェンジザダンテ】よりも低く、初期型はむしろマッハファイターでの干渉がメインであった。《龍装艦 チェンジザ》は主にマナブーストやドローの手段の踏み倒し、終盤のロック呪文の詠唱でデッキに貢献する。 主要カード [編集]
《ドンジャングルS7》の周辺カード [編集]
その他候補カード [編集]
超次元呪文 [編集]
サイキック・クリーチャー [編集]
このデッキの回し方 [編集]序盤はマナブースト、ドロー、サーチで体勢を整え、1ターンでも早く《龍装艦 チェンジザ》に繋げる。さらにリソースを稼いでから《ドンジャングルS7》に繋げ、盤面が整って手札に《時の法皇 ミラダンテXII》と《ジャミング・チャフ》を用意したらそれらを活かした1ショットキルで詰める。 必ずしも《時の法皇 ミラダンテXII》と《ジャミング・チャフ》のセットにこだわる必要はなく、適当な打点を並べてから《龍装艦 チェンジザ》のアタックトリガーでロック呪文を踏み倒しで唱えてカウンターを封じつつ殴り切るプラン、《ドンジャングルS7》による攻撃対象固定に任せてひたすらビートダウンするプラン、《黒豆だんしゃく》でロックするプランなど、勝ち筋は枚挙に暇がない。 長所 [編集]上述の通り勝ち筋が多く《時の法皇 ミラダンテXII》と《ジャミング・チャフ》のセットへの依存度が低いため、デッキの汎用性が高い。 着地を妨害するカードへの対処に優れており、コスト踏み倒しを多く行うからといってコスト踏み倒しメタに脆いという弱点が目立たない。 個々のカードパワーが高いため、環境外の正体不明なデッキはデッキパワーで圧殺することができる。 短所 [編集]当然だが呪文メタには弱く、《バングリッドX7》や《Dの牢閣 メメント守神宮》を絡めた処理ができるかどうかにゲーム運びが左右される。特に【サッヴァーク】に《偽りの王 ナンバーナイン》を出されるとほぼ負ける。 ハンデスは《ドンジャングルS7》からリソースを引き出せるかどうかで決まるが、今引きができないとそのまま押し切られることがしばしば。《斬隠蒼頭龍バイケン》も純粋にハンデスに反応したところでフィニッシュパーツが揃わない内に出た場合テンポ良く反撃することがしづらい。 ランデスにも弱く、特に《ジョット・ガン・ジョラゴン》のジョラゴン・ビッグ1で《燃えるデット・ソード》のcipを毎ターン連打される展開は最悪。最低でも《龍装艦 チェンジザ》を召喚できる6マナに達しないと話にならない。 【チェンジザドンジャングル】の変遷 [編集]DMEX-04期の初期型はマッハファイターに寄せたものが一般的であった。 DMEX-05期になると《ディメンジョン・ゲート》と《神秘の宝箱》を合計5枚以上投入した型が多くなった。その代わり、《ドンジャングルS7》で詰む相手が多いことが判明したため、同じくクリーチャーによるカウンターケアであり役割が被る《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》をカットする型も多くなった。また、《超次元ボルシャック・ホール》や《ジ・エンド・オブ・エックス》を投入して火を加えた【赤チェンジザ】という派生形も普及した。 DMSD-10期には《時空の英雄アンタッチャブル》と《時空の探検家ジョン》を5コスト超次元呪文で呼び出してそのまま覚醒させてから攻め込む型が流行。《異端流し オニカマス》が減少して《奇石 ミクセル》が増えた環境において覚醒前が低コストのサイキック・クリーチャーが重用されているということである。 DMRP-14期になると《リツイーギョ #桜 #満開》と《奇石 ミクセル》を計6枚採用したり、《得波!ウェイブMAX》を2枚ほど挿したりと、構築をメタ張りに寄せるケースが目立って行った。 環境において [編集]デュエル・マスターズ全国大会2018予選4回戦から6回戦、決勝ラウンドは殿堂レギュレーションで行われたが、大会出場40人中5人(使用率3位)使用、決勝進出者8人中2人(使用率2位)が使用と使用率が伸びた。【クラッシュ“覇道”】に有利が取れるのが使用率が伸びた要因であった。 「DMGP-8th」でDay2(殿堂レギュレーション)で使用者2人がベスト8入賞を果たした。 ただ、DMBD-09・DMBD-10期あたりから【青黒緑デッドダムド】やそれを追う【青魔導具】、【サンマックス】などの高速デッキに手を焼くようになり、このデッキは環境から脱落した。 DMEX-07期になると【赤単ブランド】に有利を取れることから環境に復帰。【赤単ブランド】は【青魔導具】と違って除去に弱く、【サンマックス】と異なりメタ張りが不得意であり、《ドンジャングルS7》や《「本日のラッキーナンバー!」》がそれら以上に劇的に刺さる。だからこそこのデッキが息を吹き返したと言える。 2020年1月1日に《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》、《Dの牢閣 メメント守神宮》が殿堂入り。ただこのデッキの場合は他にもカウンター封じ、防御札が豊富で、《ドンジャングルS7》のような1ショットキル失敗時の保険も存在するため、傷はそこまで深くない。しかし実際は【ドッカンデイヤー】や【バーンメアジョーカーズ】の速度に敵わず、さらに環境的に《奇天烈 シャッフ》と《ジェイ-SHOCKER》が使えればロックは事足りるため《時の法皇 ミラダンテXII》と《ジャミング・チャフ》を使えることが旨味になりづらいという身も蓋も無い状況となった。 2020年7月1日殿堂レギュレーション改訂によって【ドッカンデイヤー】系統が事実上消滅したため、環境におけるライブラリアウト系のデッキの相対数が減り、《ドンジャングルS7》が刺さるようになった。そのため、チャンピオンシップ4位以内入賞報告もポツポツと見られるようになった。 DMEX-17期には同じ頃の【5色コントロール】との折衷型がオリジナルのチャンピオンシップで3位入賞を果たした。なお、《時の法皇 ミラダンテXII》は不採用であった。 その後は除去とパワーラインのインフレによってマッハファイターや攻撃誘導を活かした戦略が安定しづらくなり、苦境に立たされている。 参考 [編集]タグ:
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