アビスロイヤル [編集]

DM22-SD1で登場した種族
文明以前の時代に超獣世界を支配していた伝説の古代種族で、《アビスベル=ジャシン帝》を絶対君主としている。
アビス種族カテゴリ固有の能力に「アビスラッシュ」を持つ。

アビスベル=ジャシン帝 OR 闇文明 (4)
クリーチャー:アビスロイヤル 7000
ブロッカー
W・ブレイカー
自分の墓地にあるアビス・クリーチャーに「アビスラッシュ」を与える。(「アビスラッシュ」を持つクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。そうしたら、このターン、そのクリーチャーはプレイヤーを攻撃でき、ターンの終わりに山札の下に置かれる)
このクリーチャーが離れる時、かわりに自分の手札を2枚捨ててもよい。
自分の墓地にあるクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
レター=ジェンゲガー UC 闇文明 (3)
クリーチャー:アビスロイヤル 2000
ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
このクリーチャーが攻撃する時、攻撃の後、このクリーチャーを破壊する。
自分のターンの終わりに、自分の山札の上から1枚目を墓地に置く。それがアビスなら、カードを1枚引く。

命名ルールは「◯◯=◇◇」で、基本的には◯には姿形のモチーフが、◇には◯の韻を踏むワードが入る(《深淵の壊炉 マーダン=ロウ(暖炉)》等、一部例外もある)。
ベリーレア以上は、アビスロイヤルの依代となった器具を示す言葉の一文字を「」や「」等のマイナスイメージが強い言葉で置き換えるか、マイナスイメージが強い熟語の一文字を「」や「」などの器具を表す一文字に変えた冠詞を持ち、スーパーレアはそれに加えて冠詞に「深淵の」が追加される。
ルールの優先度は非常に高いようで、《「すべてを見通す眼だ」》《ド:ノラテップ》など、他の命名ルールが適用されうるカードでも全てアビスの命名ルールが優先されている。

  • DM24-RP1から登場したベリーレア以上のものは、全てこれまでのスーパーレアのものの命名ルールに沿うようになった。

DM23-RP3から登場した革命チェンジ持ちは「□□=△=◆◆」で、多くは「□□=ザ=ダーティ」(□は元になったクリーチャーの◇)になる。

カードイラスト《アビスベル=ジャシン帝》の派生カードを除き、アンティーク調のインテリアがモチーフとなっている。背景は全面にステンドグラスが描かれ、フレームはカード上部に髑髏の紋章が描かれたステンドグラス調の特殊フレームが使用される。

  • イラストレーターが自身のアカウントに投稿している原画を見る限り、ステンドグラスの縦横の長さの比や形式はまちまちである。しかし、実際のカードでは必ず全面がステンドグラスになるため、違和感のない範囲で調整されているものと思われる。例えば《カップ=ギャラップ》は背景の小物がわずかに見切れている。
    • 超化獣の、ハイパーモードを示すシークレットレア版のイラストでは、背景ストーリーにてジャシン同様元の肉体の大部分を失ったからなのか、背景のステンドグラスにひび割れが見られる。
  • 背景に関してはDM22-SP1収録カードなど、例外も存在する。
  • 道具モチーフのアビスロイヤル達は「かつての姿で実体化できなかったため、己の性質と似た道具を依代として実体化している」という設定である[1]
    • 依代となる道具はある程度傾向があり、DM24-RP1は庭園に関する設備や道具、DM24-RP3はクラシックコンサートに関する器材、コロコロコミックや関連誌の付録は本や本棚、漫画の画材など、方向性が統一されることがあるようだ。
  • これまで五文明以前の超獣世界の支配者は五龍神(五大龍神)とされてきた。
    ゴッド・オブ・アビスの舞台となる並行世界では五龍神のかわりにこの種族が古代の支配者だったのか、五龍神よりさらに過去の時代の支配者であったのかは登場時点では不明である。
  • 古代の世界を支配していたという設定や邪神という呼び名から、モデルはH.P.ラブクラフトの小説並びにクトゥルフ神話の「旧支配者」の可能性が高い。《不幸のコイン》のイラストやアニメにたびたび登場する触手のモチーフもこれを裏付けている。
    • 《アビスベル=ジャシン帝》が旧支配者クトゥルフに近いモチーフを持つ事を考えると、具体的な由来はラブクラフトの小説「インスマウスを覆う影」などに登場するクトゥルフの眷属、「深きものども」か。
  • アニメ版では不死に近い存在なのか、邪神くんの制裁を食らっても少し経てば再生している。ジョーカーズを彷彿とさせるコミカルな面を見せることが多く、不死というよりもギャグ補正なのかもしれない。

背景ストーリーにおいて [編集]

ゴッド・オブ・アビス背景ストーリーで初登場。

太古の昔、超獣世界を完全に支配していた伝説の種族。
初代「暴竜爵」と光文明が協力して「深淵」に封印した。

光文明では《運搬の守護者 アル・ハコブ》の一族がジャシン封印の物語を伝え、水文明にはアビスロイヤルの恐ろしさを詠んだハイクが1億年前から伝わっている。自然文明で行われる回転競技「剛流振」の起源はアビスロイヤルに対抗するためのトレーニングであったと言われている。

アビスロイヤルが「深淵」に封印されてから長い年月が経ち、誰もが彼らをおとぎ話の中の存在だと思い込んでいた頃、超獣世界を7日間に渡って大異変が襲う。
大異変が収まった後、超獣世界に異空間が現れた。
火文明の放った斥候が異空間で見たものは、おとぎ話の存在と思われていたアビスロイヤルが「深淵」から現れようとしている姿だった……。

参考 [編集]