真のデュエル [編集]
漫画・アニメ「デュエル・マスターズ」シリーズに登場する用語。
概要 [編集]
「真のデュエリスト」と呼ばれる者同士の決闘、またはクリーチャーとの決闘において発生する特殊なデュエル。
主に、実力者同士とのデュエルで発生する現象であり、
通常のデュエル・マスターズとゲーム上のルールは同じだが、真のデュエルでは召喚されたクリーチャーが実体化し、物理的な影響をもたらす事ができる。
また、同様にシールドも実体化し、シールドが破られるとその破片がデュエリストを傷つける。そして、ゲームに敗北したプレイヤーは高確率で死亡する。
運良く生き延びても、後遺症が残ったり、記憶を失ったり、トラウマによって普通にデュエルを行うことすらできなくなったりするなど、心身に悪影響を及ぼすことがほとんどで、真のデュエルで敗北した者が本当に無事で済むことは稀である。
文字通り「命懸け」の危険なデュエルであり、作中でもその危険性を恐れられる描写が度々登場している。
ただし、勝利したデュエリストが望むならば相手の命を奪わないように加減をすることもできる。また、エクストラウィンはダイレクトアタック同様に命を奪う勝利として扱われるが、何らかの外的要因で試合が中断された場合は何も起こらない。
勝太編 [編集]
このシリーズでは「真のデュエル」という用語は後述する1回を除いて登場していないが、酷似したものは登場している。
- アニメ「ビクトリーV3」では、「書」の影響を受けたクリーチャー達が人間や特定の物品を依代に実体化し、様々な事件を引き起こしていた。
それら実体化したクリーチャーとの戦いの場として、エグザイル・クリーチャー達やオラクル教団のクリーチャーは「デュエルゾーン」を展開できる。デュエルゾーンの中では真のデュエル同様にクリーチャーやシールドが実体化するが、デュエルゾーン内で敗北しても直接命に別状はない[1]。
- アニメ「VSR」では第28話でザキラとバサラが《禁断〜封印されしX〜》を賭けて「真のデュエル」を行った。こちらは真のデュエルであると明言されており、クリーチャーが実体化し、破壊されたシールドはデュエリストを傷つけた。最終的に試合は中断されたが、「敗者は命をも失う」と明言されている。
この真のデュエルでは、デュエル台が地面から浮かび上がり、そこに禁断文字でデュエリストの名前(BASARAとZAKIRA)が記される演出があった。
- アニメ「VSRF」42話並びに漫画「VS」では、「真のデュエル」との明言こそされていないが実体化したクリーチャーによるデュエルが行われた。こちらではデュエリストへの直接的なフィードバックこそないが、破壊されたシールドは地球に降り注ぎ、敗北は《終焉の禁断 ドルマゲドンX》の侵攻=地球滅亡を意味するという、実質的に地球を賭けた真のデュエルとなっていた。
ジョー編(新章) [編集]
このシリーズでは、デュエルマスターと共に「真のデュエル」が再び取り上げられるようになった。このシリーズの真のデュエルは、ルールは同じだが過去のシリーズと異なる演出が用いられている。
- 真のデュエルは基本的に、特定のクリーチャーの能力で開かれる、異空間に存在する塔のような専用のデュエルフィールドにて行われる。
- シールドは赤色のオーブを中心に模様入りの盾のような形で展開される。シールドがブレイクされると盾の部分が破片となって降り注いだ後、オーブが降りてきてカードとして手札に加わる。
- 勝者が敗者の殺害を望まない場合、ダイレクトアタックが明確に相手を避けている事が描写されている。逆に勝者が殺害を望まなくとも、何らかの理由でダイレクトアタックを直接受けてしまえば相手は死亡する。
作中ではデュエル・ウォーリアとのデュエル、そしてデュエルマスター同士の(マスターとしての)デュエルは真のデュエルで行われる事になっている。すなわち、デュエル・ウォーリアとは命懸けのデュエルを強制されることになるが、ジョーカーズのマスターである切札 ジョーは殺害を望まなかったため、デュエルで敗者を手にかけた事は不測の事態であった一部を除いてない。
ジョー編(キング) [編集]
アニメ「キング」以降は勝太編のように真のデュエルが行われる事はなくなったが、こちらも酷似したものは登場している。
- アニメ「キング」では、《一王二命三眼槍》が実体化している。また、一部のデュエマで真のデュエルフィールドのCGが流用されている。
ウィン編 [編集]
真のデュエルという名前ではないが、《アビスベル=ジャシン帝》の能力によって同様にクリーチャーが実体化し、敗者には物理的な被害が及ぶ「ジャシンデュエル」(アニメでは「邪神デュエマ」)が行われている。
当初は実際に命に関わる被害をもたらしていたが、斬札 ウィンによって《ジャシン帝》がカードに封印されて以降は物理的な被害は起きなくなり、代わりに恐ろしい夢(邪神タイム)を見せるのみに留まっている。
アニメ・漫画「デュエル・マスターズ WIN」では、《アビスベル=ジャシン帝》(邪神くん)と《轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー》(鉄仮面)は実体化している。また、その力を借りてプリンス・カイザは人知を超えた力を発揮できる。
また、「デュエル・マスターズ WIN 決闘学園編」では上記に加え、《「心」の頂天 プロフェシー》と《DARK MATERIAL COMPLEX》も実体化しており、リッパー教授やウガタに力を与えていた。
クリーチャーの生息する「境界線」を超えた世界でのデュエルではクリーチャーが実体化し、敗北は死を意味する命懸けの物と定義されている。
真のデュエルを行った事があるデュエリスト [編集]
勝舞編 [編集]
勝太編 [編集]
ジョー編 [編集]
実体化したクリーチャーを扱った事がある主なデュエリスト [編集]
- 上記と重複するものは含めない。※は実体化クリーチャーにより死亡した事がある者。×は自身は使用していないが、実体化クリーチャーの被害を受けた者。
勝舞編 [編集]
勝太編 [編集]
ジョー編 [編集]
ウィン編 [編集]
余談 [編集]
- キッズステーションの情報番組「デュエマTV!!」では、禁断の力に乗っ取られたタカが使用する《伝説の禁断 ドキンダムX》のダイレクトアタックを受けると再起不能になる(ただし、誰かがタカに勝利すれば復活できる)という、真のデュエルのような設定が存在している。
こちらは真のデュエルと異なり「ドキンダムXの」攻撃を受けなければいいので、ドキンダム以外のダイレクトアタックを受けた場合や、特殊敗北した場合は封印される事はない。ダイキは前者で、シールじーさんは後者で封印を免れている。
参考 [編集]
あくまで「ルールとして死ぬ」ことはないだけであり、神の封印を受けた《百万超邪 クロスファイア》や勝太とのデュエマ敗北後のヨミのようにデュエマの結果消滅した者自体はいる。
ただし、「キング!」での切札 ジョーVSバサラの試合を除く。本来本編には存在し得ない対戦であったため、タイムパラドックスが起きていたものと思われる
邪神タイムの被害者については数が多すぎるため省略。