水晶(すいしょう)のセレナーデ》 [編集]

水晶のセレナーデ UC 無色 (2)
呪文
このターン、次に召喚する自分のゼニス・クリーチャーのコストを4少なくする。
自分のマナゾーンのカードを1枚、裏向きにしてもよい。

DM24-EX2で登場した無色呪文

ゼニス専用の《戦慄のプレリュード》といった性能。コストと軽減値が1ずつ少なくなり、水晶マナの変換効果も得た。

多くの類似カードと同じく差し引き2コストの軽減になるが、水晶ソウル持ちのゼニス・セレスと組み合わせることにより、一気に4マナ軽減することができるようになった。また2ターン目に唱えて水晶マナを作るだけでも最低限《シャングリラ・クリスタル》水晶武装に繋げられるのも優秀である。
勿論《戦慄のプレリュード》、《妖精のプレリュード》と同じく無色ゼニスの軽減呪文として使える他、有色のゼニスも軽減できるのは独自の強み。

しかし、この呪文を唱えるために水晶マナをタップしては結局水晶ソウルを活かせないため、最大効力を発揮出来るのはこの呪文を唱えるための2マナ+裏返す1マナの3マナ分非水晶マナがある時のみである。有色ゼニスを召喚するなら更に文明支払い用の有色マナも残しておかないといけない。この事が災いして【ゼニス・セレス】における活躍はほとんど無い。
例えば《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》を出したい場合、先述の理由によりこの呪文が有効的に働くには非水晶マナが4つ必要。
しかし、その状態なら水晶マナが3つあれば、このカードに頼る必要もなく4+9で《ベートーベン》を召喚出来る。
水晶マナが1つならこのカードを使っても召喚出来ない。
つまりこのカードが《ベートーベン》の召喚に有効に働くのは非水晶マナを4回以上チャージ出来た≒4ターン目以降にもかかわらず水晶マナが2ブーストしか出来ていないという限定的かつ相当な手札事故の時のみである。一度でも《水晶設計図》《Dの寺院 タブラサ・チャンタラム》等で裏返していれば非水晶マナは更に減る。
このカードがあったおかげで《ベートーベン》が出せた、という場面がほとんど発生しないのである。

《「怪異」の頂天 クリス=ベルゼ》《「使命」の頂天 グレイテスト・グレート》と組む場合は必要な最低マナ数を2減らせるため上の例よりは活かせるだろうが、この2体は環境で見かけないため、必然的にこのカードも活躍の機会に恵まれない。

なお効果対象はクリーチャーのみであるため、《黙示録の水晶》《Dの文殿 アルケミスト・ヒルズ》には対応していない。

《神化のカルマ シフォン》とのシナジーは抜群で、0マナで唱えられてしまう。
2枚唱えれば《シフォン》の能力と合わせて10マナゼニスが0マナ召喚可能となり、《「戦慄」の頂 ベートーベン》召喚すればこの呪文2枚と他の《ベートーベン》を回収しつつ3マナブーストでき、さらに複数体展開できる。

  • 「セレナーデ」とは夜に恋人の為に窓下などで演奏される楽曲、日本では「セレナード」「夜曲」「小夜曲」と呼ぶこともある。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]